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更新日:2019年5月8日

3 小さな絵本館サバト

柏崎がたくさんの絵本で包まれるまちになってほしい

小さな絵本館サバト(以下、サバト)は「柏崎がたくさんの絵本で包まれるまちになってほしい」と長年絵本の素晴らしさを広める活動をされています。中越沖地震で当時の建物が全壊しましたが、がれきの中から絵本を救出、跡地に現在の絵本館を再建し、活動を続けています。

サバトとは、イタリア語で安息日のことをいい「魔女の夜会」という意味もあります。まさに、子どもから大人まで、幅広い世代の心を安らかにする絵本の世界への入り口といえるでしょう。

インタビュー

絵本を読んで「知る楽しみ」を

宮川久子さん(小さな絵本館サバト 代表)

写真:宮川久子さん
Q:サバトの大人向け活動にはどんなものがありますか?
A:以前「大人だって絵本の会」というイベントを行っていました。大人だって誰かに絵本を読んでもらうのは楽しい、絵本を囲んで気軽に話せる場があったらというサバト会員の思いから始まりました。平日の夜に行い、20人ほど集まっていました。
また、介護施設での読み聞かせも行いました。初めての試みで皆さんの反応が不安でしたが、絵本を開くことで、目を輝かせながら思い出を語ってくださる方もいらっしゃいました。サバトの会員一同で試行錯誤しながら会を重ねてきましたが、年を重ねても絵本は心を豊かにし、楽しませると実感させていただきました。

Q:サバトのパンフレットには、絵本の魅力として「子どもたちの想像力の翼を広げ、大人の心もなごませます」とあります。大人の心もなごませる、大人ならではの絵本の楽しみ方とはなんですか?
A:作者の思いと共に、その背景を読み取ることができるのが大人ならではの絵本の楽しみ方ではないでしょうか。「よあけ」というポーランドの絵本作家ユリー・シュルヴィッツによる絵本があります。この絵本は唐の詩人柳宗元の漢詩「漁翁」がモチーフで、夜が明けていく様子を美しい絵と言葉で表現しています。もともと中国の歴史に興味があり勉強していた私は、奥付でこのことを知り、いい本に出会えたと思いました。そこに、ポーランド独立という夜明けを見ることができた作者の生きた時代背景が重なり、自分なりの深い意味を見いだすことができ感動しました。

Q:宮川さんの思う絵本の魅力は?
A:同じテーマの絵本でも、作者の視点によって新たな発見があり、それが絵本の魅力の一つかもしれません。
まず大人から率先して絵本を読んでいただき、お子さん方と「知る楽しみ」を共有していただきたいと心より願っています。

写真:絵本「よあけ」の表紙
▲宮川さんの思い入れのある一冊
(ユリー・シュルヴィッツ作・画、瀬田貞二訳「よあけ」、福音館書店)

 

小さな絵本館サバト

平成10(1998)年、絵本と出会うための場所として開館して以来、有志のボランティアの運営によって柏崎に絵本の魅力を広めています。寄付により集まった約8,000冊以上の蔵書は誰でも自由に読むことができます。絵本の貸し出しや絵本の読み聞かせ「絵本ライブ」、原画展の開催協力なども行っています。

写真:小さな絵本館サバトの看板と外観。部屋の中にはたくさんの絵本が詰まった本棚があります

 

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これは、広報かしわざきの特集記事と同内容のものです。
広報かしわざき令和元(2019)年5月号(ナンバー1202)のPDF版でもご覧になれます。

 

特によくある質問

お問い合わせ

総合企画部元気発信課情報発信係

新潟県柏崎市中央町5番50号 市役所 本館1階

電話番号:0257-21-2311

ファクス:0257-23-5112

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