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更新日:2019年1月4日

市長随想(広報かしわざき平成31(2019)年1月号)

このページは、「広報かしわざき」に掲載した記事をもとに作成しています。

元日の夕日

一九九一年十二月三十一日の夕日

一九九二年一月一日の朝日になって

東の空に昇ったとき

その朝日を

私たちは「初日」と呼びました しかし

今、目の前で赤々と西の山に入りかける

元日の夕日を、どう呼んだらいいか

私はわからずにいます

この詩は吉野弘氏の「元日の夕日に」の一部です。多くの人が「美しいもの」に気付かず、見過ごすことを氏は「迂闊」と呼び、自ら恥じていらっしゃるのです。

 

まもなく母になりそうな若いひとが

膝の上で

白い小さな毛糸の靴下を編んでいる

まるで

彼女自身の繭の一部でも作っているように。

 

彼女にまだ残っている

少し甘やかな「娘」を

思い切りよく

きっぱりと

繭の内部に封じこめなければ

急いで自分を「母」へと完成させることが

できない

とでもいうように 無心に。

(吉野弘「早春のバスの中で」)

さて、「祝婚歌」や「夕焼け」で有名な吉野氏は数カ月柏崎の住人でいらっしゃったことはあまり知られておりません。やさしさは強さから生まれるのではないか。このように柔らかな視点をお持ちの詩人がかつ
て柏崎にお住まいであったことを私は誇りに思います。

私たちは見過ごしていることがたくさんあると思います。見て見ぬふりをしてきたこともたくさんあると思います。決別いたします。

私は先人、諸先輩の智慧、伝統、歴史を大切なものとしながらも、そこにしがみつかず、とどまらず「強く、優しい柏崎」を作ってまいりたいと思います。今年も何卒よろしくお願いいたします。

 

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