ホーム > 産業・ビジネス > 農業 > 農業振興 > 柏崎ブランド米「米山プリンセス」 > 【新春対談】米山プリンセス飛躍の年へ

ここから本文です。

更新日:2019年1月12日

【新春対談】米山プリンセス飛躍の年へ

平成30(2018)年秋に誕生した柏崎産コシヒカリ「米山プリンセス」とは、どんなお米なのか、栽培で苦労したところや、今後の展望など、農業者の皆さんと市長が対談をしました。

以下、対談の全容をお伝えします。

※ダイジェスト版は、広報かしわざき1月号(平成31(2019)年1月4日発行)をご覧ください。

対談者

写真:米山プリンセスのはっぴを来た出演者の集合写真

(写真左から)FMピッカラ:高橋裕美さん、柏崎市認定農業者等連絡協議会会長:中村寛美さん、米山プリンセス認証者:大矢幸司さん、市長、米山プリンセス認証者:上野治さん、重野貴明さん

対談内容

高橋:あけましておめでとうございます。FMピッカラ高橋裕美です。新たなる年、平成31年のテーマは新春対談「米山プリンセス」です。

平成30年秋にデビューした柏崎市認証米「米山プリンセス」。どんなお米なのか、生産者の方をお迎えして、栽培して苦労した点や気になる味、今後の展望などを伺います。

出演者の紹介

上野治さん

高橋:米山プリンセス認定者の上野治さんは、兼業農家で、35歳から農業を始めました。ケイ酸質肥料の生産にも力を入れています。お米を、はさがけで天日干しされていて、米食味分析鑑定コンクールという国内最大級のお米のコンクールの国際総合部門で平成19年の第9回と平成28年の第18回の2回、特別優秀賞を受賞されました。田尻小学校のクラブ活動「たんぼクラブ」で稲作を子どもたちに指導しています。

重野貴明さん

高橋:同じく米山プリンセス認定者、重野貴明さんは、35歳で農家を継ぎ、現在は専業農家として頑張っています。「あなたのおにぎりになりたい」という経営理念の基、無洗米・ペットボトルに入ったお米・分(ぶ)づき米の販売の他、お米のラベル、米袋、ダンボールをおしゃれなデザインに変え、アイデア満載のお米を提供されています。ホームページやフェイスブック、インスタグラムなどで情報を発信されています。

大矢幸司さん

高橋:同じく米山プリンセス認定者、大矢幸司さんは、電気工事関係の仕事と農業の二つの仕事を掛け持ちする兼業農家です。家族で協力し、米作りを手掛けています。米山プリンセスは、基準よりも大粒の米を使っているそうです。酒米も生産しているということです。

中村寛美さん

高橋:柏崎市認定農業者等連絡協議会会長の中村寛美さんは、専門農家で、こしいぶき、ミルキークイーン、ゆうだい21、コシヒカリ、あきだわら、古代米といったさまざまな品種を栽培しています。平成19年第9回米食味分析鑑定コンクール品種部門で金賞を受賞された他、山形県庄内町あなたが選ぶ日本一おいしい米コンテストでは、平成19年の第1回は優秀賞、平成27年の第9回は優良金賞を受賞されました。平成21年の第1回柏崎市専農経営者会議食味コンテストで、第1位になるなど、さまざまな賞を受賞されています。認定農業者等連絡協議会会長であり、協議会の運営の取りまとめ役としてもご活躍されています。

市長

高橋:そして、櫻井雅弘市長です。

米山プリンセスとは

高橋:米山プリンセスがどんなお米なのか紹介してください。

市長:認証制度を作った経過、米山プリンセスの命名、パッケージデザインについてお話しします。

全国各地でいろいろなブランド米があり戦略が展開されています。もともと柏崎もおいしいお米の産地ですが、県内の魚沼、岩船、佐渡などに少し負けているようなイメージがあります。実際は負けていない、おいしいお米なのですが。そんな中で、柏崎のお米がおいしいということを、ブランドをつくり、柏崎のおいしさを引っ張ってもらおうと、この認証制度を作りました。

「米山プリンセス」という名前は、検討委員会の方が当初、米山の「米」と黒姫の「姫」で「米姫米」と名前が決定されたそうです。残念ながら既に商標登録されていました。私のところにお鉢が回ってきました。私は米姫米をもじって、米山の「米」、黒姫山の「プリンセス」、八石山の「八」を米山の「米」という字の一部分にあて、刈羽三山を入れ込んだ名前にしました。また、プリンセスは、繊細な、気品のあるお米という意味で付けました。

画像:赤・白・金色でデザインされたお米のパッケージパッケージデザインは、県が認証している「新之助」が紅白ですので、それにゴールドを入れました。女子美術大学の講師の下田倫子先生からデザインの監修をいただきました。華やかなおめでたいイメージ、米山プリンセスのおいしさ、品の良さを含めて、このパッケージデザインにしました。米山プリンセスには今後、柏崎のおいしいお米の代表となるよう、期待を込めています。

高橋:パッケージのデザインのマークですが、お米と王冠みたいな感じでとてもかわいらしいですね。

市長:プリンセスが頭につけるティアラをデザインされたということです。

高橋:とてもすてきだなと思います。

市長:ありがとうございます。次に、農政課長がお米の特徴について説明します。

課長:米山プリンセスの認証基準について説明します。4つの柱からなっています。一つ目が安全安心、二つ目が高品質、三つ目が良食味、四つ目が土づくりです。

まず安全安心ですが、これは基本的なことです。アンケートなどの調査では、安全安心でないとお米を買う気になれないという消費者の声があり、安全安心ということをまず基本にしています。環境保全型農業に取り組んで栽培するお米で、新潟県特別栽培農産物または有機JASの認定米ということが条件になっています。この新潟県特別栽培農産物は、5割以上農薬・化学肥料を低減して栽培します。これは、栽培方法と栽培履歴を新潟県がチェックをして認証されます。有機JAS(ジャス)認証米は化学肥料・農薬などを一切使わずに、有機肥料のみで栽培されたお米です。

二つ目の高品質ですが、一等米で1.9ミリ以上の網目を通して米粒を大きくそろえます。

3つ目は、良食味ですが、この米山プリンセスの認証基準の特徴である、おいしさを数字で表すということです。食味値が85点以上、たんぱく含有量が6.0%以下の高基準の設定をしています。食味値85点以上というのは非常に厳しい基準です。85点以上の米は誰が食べてもおいしいといわれています。また、たんぱく含有率ですが、たんぱく含有率が高いと、たんぱく質は固い成分のため、硬いお米になってしまいます。通常約6.5%以下であれば、ふっくらとしたおいしいお米になると言われています。米山プリンセスの基準では、さらに厳しい6.0%以下に設定しています。

三つめの土づくりですが、おいしく品質のいいお米を作るには土づくりが基本であると専門家の方も言われています。有機100%肥料を使い、秋にすき込みをすることが条件です。これは水田の土づくりにこだわって丹念に栽培するというイメージも込めて設定しています。以上の4つが米山プリンセスの基準です。

市長:一言で言えば、本当に安心で、おいしいということを柏崎市が保証します、ということです。

高橋:平成30年産はどこで手に入りますか。

市長:昨年は夏の天候が非常に厳しく、収量が確保できませんでしたので、ふるさと納税の返礼品を中心とした取り扱いになっています。今年が皆さんのもとにお届けできる初年度になるかと思います。

生産を始めたときの意気込み、生産で苦労したこと

高橋:平成30年産米の認定者は3人でした。その3人に取り組みの意気込みや苦労された点を伺っていきたいと思います。上野さん、米山プリンセスに取り組むときの意気込みはいかがでしたか。

写真:質問に答える上野治さん上野:当初、食味値85点という数字を聞いたとき、そんなにハードルは高くはないと感じました。しかし稲刈りの時は、今年の天候では思ったような点は出ないかもしれないと危惧していました。

高橋:梅雨にあまり雨が降らず、夏は非常に暑く、9月になったら雨続きでした。天候には悩まされましたか。

上野:そうですね。お盆過ぎから曇りと雨ばかりで非常に日照不足でした。その中で、お米の粒としては問題ないと感じていましたが、収穫後の食味検査でどうなるかなと心配でした。いつもは88~90点は出るだろう思っていますが、やはり85点・86点とぎりぎりの結果になりました。

高橋:思ったよりも大変だったということですね。そんな中で、ご自身が特に工夫した点はどういう所ですか。

上野:夏場の暑さを避けるため、田植えを1カ月以上遅らせてスタートするという手法を取っています。

高橋:それが一番功を奏したということですね。土づくりはいかがですか。

上野:土づくりとして、ケイ酸質肥料を大量に使用するということは心がけています。

高橋:肥料も生産されていますよね。

上野:会社で肥料登録を行ったケイ酸質肥料を工場から供給してもらい、県内外の生産者にお届けしています。

高橋:上野さんは、田尻小学校のクラブ活動「たんぼクラブ」でも子どもたちに指導されているそうですが、子どもたちも米山プリンセスづくりに携わっているのですか。

上野:田植え、稲刈り、はさがけ、脱穀をお手伝いしていただきました。

高橋:子どもたちはどんな反応でしたか。

上野:稲作は、初めての子どもばかりだったので、田植えのときは泥んこになりながら、元気に楽しく作業していたと思います。稲刈りの日は天気がよく稲刈りの中、はさがけを行いました。充実した1日を親子で過ごせたのではないかと感じています。

高橋:手で植えて、手で刈ってと、昔ながらの方法ですか。

上野:そうです。半日かけて、手で植えました。稲刈りは、半分は手で刈り、残りは機械で刈りました。それをはさにかけて天日干しをするという作業です。

高橋:子どもたちは体を使って農業体験をした中で、米山プリンセスに関心をもってもらえたでしょうか。

上野:田植え、稲刈りの日は、農政課の方が米山プリンセスの旗を持ってきていただいて、場を盛り上げていただいたと思います。

高橋:大矢さん、昨年の米山プリンセスは、やはり苦労が多かったでしょうか。写真:質問に答える大矢幸司さん

大矢:平成29年の秋、来年から市の認証米を始めると聞いたとき、チャンスだと思い申請しました。苦労した点は土づくりです。秋すき込みですが、トラクターにブロードキャスターという機械を取り付けて、撹拌しながら肥料をまく作業です。柏崎エコクリエイティブさんの元気ゆうき君、発酵鶏糞、米ぬかを撹拌しながら水田に散布するのですが、トラクターの窓を開けて散布していると、オペレーターもトラクターの中も、ものすごくいい匂いになります。

高橋:いい匂いというのは…

大矢:すごい匂いでしたね。家族やトラクターの洗車に丸一日かかりました。その辺りが大変苦労しました。

高橋:いろいろな肥料を使われているのですか。

大矢:そうですね。米ぬかは特にいいなと思っています。元気ゆうき君も間違いないと思っています。

市長:秋すき込みのところをもう少し説明してもらった方がいいですね。

高橋:そうですね。秋すき込みにはどのような効果がありますか。

大矢:稲刈りが終わった後は、コンバインで刈ると水田にわらが浮きます。そのわらをすき込んで腐らせることで、田植えの後に田んぼの中にガスがわきにくくなり、苗が健康に育ちやすく、初期成育がよくなります。

市長:米山プリンセスは、秋の段階で有機肥料をすき込んでいくといことが認証の条件です。

高橋:大粒のお米を使っていらっしゃるというのはこだわりがあるのですか。

大矢:出荷が始まり、等級検査で一等米にはなるのですが、たんぱく含有率や食味値が規定値をクリアできず、どうしたらいいのかと思っていたところ、柏崎専農経営者会議会長の布施学さんに、基準の1.9ミリではなく、酒米に使う2.0ミリの網目を使ってみてはとアドバイスを頂きました。最後の出荷のときにダメもとでやってみたところ、合格の連絡を受け、涙が出るほどうれしかったのを覚えています。

高橋:基準よりも大粒のお米にそろえたことが勝因のひとつだったのですね。

大矢:そうだと思います。

高橋:重野さんは、取り組みにあたってどのような思いでしたか。

写真:質問に答える重野貴明さん重野:食味値はいつも85点くらいあったので、基準的には、そんなに難しくないのかなと思っていました。ただ、昨年は天候が厳しく、水田によっては稲が枯れている場所もありました。水がないということが非常に稲に影響しました。水の管理は苦労しました。

高橋:そんな中、どんな所がよかったと思いますか。

重野:柏崎専農経営者会議という団体に入っていて、そこで農協さんとのタイアップで専農スペシャルという肥料を使っています。稲が一番栄養を欲する時にちゃんと効いてくれるような肥料設計になっているので、それが米山プリンセスに認証された要因の一つかなと感じています。

高橋:仲間同士で肥料について、相談をするのですか。

重野:そうですね。大農ですと、肥料をひとつずつまくのはすごく苦労するので、できれば一発肥料がいいのですが、やはり水田によって合う合わないがあります。会議をしてよりいい肥料を作ろうとみんなで考えています。

高橋:ちなみに、米山プリンセス以外のお米の出来はいかがでしたか。

重野:収量が一俵くらい下がるような感じでした。

高橋:それだけ昨年は大変だったのですね。

重野:何十年に一度の干ばつでした。経験したことがないくらい稲が枯れていて、勉強になった年だったと思います。

高橋:そんな中で認定されたときはどんなお気持ちでしたか。

重野:3人しかいないうちの一人になったときにはすごくうれしくて、これを糧に来年以降も米山プリンセスを作れるように頑張ろうと思いました。

高橋:上野さんは第一号の認定者ですが、認定されたと聞いたときはいかがでしたか。

上野:正直言って「えっ」というのが感想でした。

高橋:「えっ」というのは。

上野:今まで認定者がいなかったのかという気持ちでした。私の場合は田植えが遅いので、他の皆さんの稲刈りが相当進んでいる段階で、ようやく稲刈りを始めます。検査をし、合格の知らせを聞いて驚きました。

高橋:市長さんは、米山プリンセスの第一号の認定者が出たと聞いたときはどんな思いでしたか。

市長:ほっとしました。

高橋:本当によかったですよね。

試食会の反応

高橋:市長はいろいろな所に試食会やPRに行かれたそうですが、その時のお話を聞かせてください。

市長:まず市内で試食会を行いました。市内のお米屋さんの十一屋さんや、市外からは五つ星のお米マイスターである渋谷さんにお越しいただきました。それから、東京の銀座シックスなどで行いました。

高橋:市内の試食会は、中村さんも出席しましたよね、反応はいかがでしたか。写真:市内の試食会で、お米とおかずを食べるゲストの皆さん

中村:よかったですよ。

市長:試食会は、作る専門家、食べる専門家、売る専門家から見た米山プリンセスの感想を率直にいただけたので良かったと思います

高橋:東京での試食会での皆さんの反応はどうでしたか。

市長:一様においしいというのはもちろん、率直なご意見もいただきました。お寿司屋さんには、天候のせいか、香りが少し薄いのではないのかというお話をいただきました。これは米山プリンセスのみならず、今年は天候が悪かったので全国的に香りが少し薄いということでした。

高橋:味としては、皆さんおいしいと。

市長:本当においしいという感想でした。おかずと一緒に食べることでおいしさが強調されたというコメントもありました。

高橋:柏崎はタイの産地であり、おかずもおいしいところですものね。

市長:そうですよね。招待者の中に、首相官邸に詰めている記者の方がいて、後日記事を書いてもらいました。柏崎のお米のおいしさをいろいろな立場の方に味わっていただきました。米山プリンセスの名前を頭に刻み込んでいただき、非常によかったと思います。

高橋:上野さんも東京の試食会に参加されましたが、いかがでしたか。

上野:雑味がなく、冷めてもおいしいという感想をいただきました。また、米山プリンセスの名前にふさわしい優しい味のお米だというコメントをいただき、非常にうれしく感じました。

高橋:直接お声を聞くのは緊張しますよね。

上野:ずっと緊張していました。

米山プリンセスを出演者で試食

写真:茶わんにもられたお米と漬け物高橋:ご飯茶わんに米山プリンセスが盛られています。そして、にしなか菜々彩(なないろ)工房さんのからし漬け、たまり漬け、印籠漬けを一緒にいただきます。

噛んだときにすごく甘みを感じます。お味は、いかがですか。

市長:おいしいです。しっかりした香りがあります。

上野:口に入れたときに、すぐにほんのり甘みが上がってきて、やっぱり米山プリンセスの名前にふさわしいお米だなと感じます。

重野:粒も大きいですし、コシヒカリの甘さも伝わってきて、非常においしいです。

高橋:ちなみに自分が作ったお米かどうか見分けはできるものですか。

重野:昔はどれもご飯がおいしかったので分かりませんでしたが、ここ最近は見分けがつくようになりました。

写真:出演者全員でお米と漬け物を食べている様子高橋:米山プリンセスを召し上がるのは今日が初めてですか。

重野:初めてです。やはりおいしいですね。

大矢:私も米山プリンセスを食べたのは今日が初めてです。やはりおいしいですね。私の家は、コシヒカリを5月になってから食べ始めます。それまでは、こしいぶきなどを食べています。

中村:コシヒカリ特有の甘い香りがしました。お米がピカピカと輝いて、いかにも新米という感じがします。かむうちに、コシヒカリ特有の甘さ・うまさがわいてきます。これが本来のコシヒカリだなと感じます。

高橋:私も柏崎のコシヒカリは今までも食べていましたが、その中でも甘味があるなと感じました。炊き方のコツはありますか。

中村:炊飯器の目盛りの水量でおいしく炊けると思います。誰が炊いてもおいしさが引き出せます。これを大いにアピールしていろいろな方に食べてもらいたいです。

高橋:高級なお米なので、ガスで炊いた方がおいしいのかなと思いましたが、普通に炊いていいのですね。

中村:土鍋でもガス窯でも、どんな窯でもおいしさが引き出せます。そういうお米でないと皆さんに広く食べていただけるお米にはならないのではないかと思います。

高橋:お漬物と非常によく合いますね。

写真:東京の試食会でゲストの皆さんがお米とおかずを食べている市長:市内や銀座シックスでの試食会でも、おかずを引き立てるおいしいお米だなという感想をいただきました。お米がおかずを引き立てるのか、その逆なのか分かりませんが、和食ならではの素材のおいしさを繊細に引き出す力を持ったお米だと思います。

今年の取り組み計画

市の取り組み計画

市長:昨年度は、16人の方に米山プリンセスに取り組んでいただき、3人の方が認証を受けました。今年は27人の方が取り組み、耕作面積を94ヘクタールに拡大します。今年は、いいお天気になるだろうと期待しています。質も期待できると思います。

高橋:PRはどうお考えですか。

市長:昨年は、全国に米山プリンセスという名前を認知していただくところから始めました。今年は流通の初年度として、より多くの方に米山プリンセスのおいしさを広めるよう戦略を打ちたいと考えています。

生産者の取り組み計画

写真:青空と稲穂高橋:続いて、生産者の皆さんに伺います。

上野:昨年の取り組み面積は約4反でした。今年は3倍の12反ほどの面積を予定しています。生産方法は変えずに行います。

大矢:昨年同様、田んぼに足を運び、稲の姿を見ながら作っていきたいと思います。面積はあまり増やせないので、去年と同様、4町歩くらいだと思います。

高橋:大矢さんは、家族で生産されている兼業農家ということで、家族でそのようなお話はされるのですか。

大矢:春の作業である筋蒔きは、私の家の設備では最低4人必要です。2回行うので、日を決めて「この日手伝ってくれよ」と妻や息子たちに言い、それに合わせて作業を進めます。

高橋:皆さんで協力して作り上げているのですね。生産方法は昨年と同じですか。

大矢:同じです。

重野:昨年は6反取り組みました。今年は4町歩6反くらいです。コシヒカリは全ての水田を申請して取り組みたいと思っています。

高橋:通販やSNSでの戦略はいかがですか。

重野:ふるさと納税やネット販売に力を入れて、どんどん押し出していきたいです。

高橋:SNSをされている中で、米山プリンセスの問い合わせはどうですか。

重野:米山プリンセスのネット販売は、行いませんでした。今年は、一つ一つの作業をしっかり行い、良いお米を作りたいです。

高橋:作り方は昨年と同じですか。

重野:そうですね。秋のすき込みも順調に終わりました。

中村:昨年は、水不足だったので、田んぼが干からびてどうにもならない状態でした。結果的に基準には程遠いお米になりました。今年も基本的に、同じ場所で取り組み、15反くらいを予定しています。秋すき込みも終わり、肥料設計をどうするのか計算します。あとは天気次第です。野菜も天候の影響で価格が上下します。毎年その繰り返しです。米に関しても、また昨年のような天候が来るかもしれませんが、水不足はどうしようもないので、覚悟しておかなければならないと思います。もう一つは、肥料成分が米粒にしっかりとたまり、基準を上回ることです。肥料設計を緻密に考えて取り組みます。

高橋:天候との闘いですね。

米山プリンセスの位置づけ

高橋:柏崎では、コシヒカリ、こしいぶきなどいろいろな品種が栽培されていますが、米山プリンセスはどのような位置づけですか。

市長:早生のこしいぶきや、昨年デビューした葉月みのりがあります。また、県の認証米の新之助や、従来のコシヒカリも生産されています。いずれも柏崎のお米はおいしいです。柏崎の土はお米作りに一番適していると聞いたことがあります。先般、ノーベル医学生理賞を受賞された女子美術大学の名誉学長の大村智先生に、米山プリンセスをお送りしました。感想が届くのを楽しみにしています。柏崎の米のおいしさをひっぱってくれるリーダー役として米山プリンセスに期待しています。

高橋:全国でもおいしい米が多く、産地間の競争が激しくなっていますが。

市長:全国的にいろいろなお米が出ていますが、米作りといえば新潟県が一番、特に柏崎だと思います。産地間競争には負けられません。米山プリンセスに頑張ってもらいたいです。

農家の皆さんが注目するお米の銘柄

高橋:皆さんに全国のお米の銘柄で気になるものをお聞きしたいと思います。

上野:おいしさでいえば、山形の「いのちの壱」です。コシヒカリの変種ですが、コシヒカリとは全く味が違い、とてもおいしいです。

大矢:私は365日のうち、他者が作ったお米を食べるのは、1食か2食くらいです。今年はどこの米がこうだと言えるように勉強したいです。もちろんそれに負けないように頑張って取り組みたいです。

高橋:それだけご自身のお米がおいしいという自信があるのだと思います。

重野:秋田の尊敬する農家仲間にあきたこまちを食べさせてもらいました。粒が大きくておいしいお米でした。冷めてもおいしいのが、本当においしいお米だと感じています。コシヒカリ・米山プリンセスも冷めてもおいしいです。今のところ、コシヒカリに勝てるものはないと思っています。

高橋:お米を作るときは、他のお米に負けないようにと考えていらっしゃいますか

重野:そうですね。冷めた時においしいという面で、おにぎりを押していきたいと思っています。米自体の本当のおいしさは冷めた時に感じられると思います。

高橋:それで「あなたのおにぎりになりたい」がキャッチフレーズなのですね。

重野:そうです。そこにつながります。

写真:質問に答える中村寛美さん中村:こしいぶき、ミルキークイーン、ゆうだい21、新之助、あきたこまち、古代米など、いろいろなお米を作っています。コシヒカリもおいしいですが、品種ごとに違うおいしさがあります。私はゆうだい21が日本で一番おいしいと思っています。あきたこまちもこしいぶきに勝るような、食感が素晴らしいお米だと思います。また、農家側から見ると、稲が倒れてしまうとコンバインでの稲刈り作業に大きな支障をきたします。そのため、倒れにくく、味もよいお米を全国の新しい品種が目指していると思います。北海道の「ゆめぴりか」などは、丈が短く倒れにくいです。「銀河のしずく」は名前が良い。宮城は「だて正夢」、山形は「つや姫」「雪若丸」、富山は「富富富(ふふふ)」などがあります。コシヒカリ発祥の地の福井では「いちほまれ」があります。

市長:収穫直後の新米はどんなお米もおいしいと思いますが、コシヒカリ・米山プリンセスは、冷めても時間が経ってもおいしいということが特徴だと思います。

今年の意気込み

生産者の意気込み

上野:私は肥料の販売も行っています。今年は栽培面積を3倍にするので、全量米山プリンセスを目指すには、多めに追肥をしなければならないと思います。

大矢:地域の先輩農家さんや、柏崎専農経営者会議、JA柏崎、市農政課、地域振興局の皆さんのご指導の下、今年もおごることなく精進したいと思います。

重野:毎年ですが、一つ一つの作業を丁寧に行いたいです。柏崎に40年くらい住んでいますが、山があり海があり、本当にいい所です。米もおいしいということをSNSなどで広めていきたいと思います。

中村:昨年認定は逃しましたが、今年はこれまでの経験を生かして取り組んでいきたいです。米山プリンセスに挑戦する27人、同じ気持ちだと思います。期待して待っていただけるといい結果が出ると思います。

高橋:今年は多くの市民の皆さんのお口にも入るといいですね。

市の意気込み

市長:この4人の方を中心に、柏崎の農業者の方が一生懸命作ってくださると思います。

米山プリンセスのパッケージデザインの白はお米、赤は、農業者の方々の情熱の赤だと思います。ゴールドは品・価値です。白・赤・ゴールドの3色に彩られた米山プリンセスをより多くの市民の皆さん、全国、世界にお届けできるよう、一緒に頑張っていきたいと思います。

結び

写真:司会をする高橋裕美さん高橋:今日のお話で米山プリンセスを食べたくなった方も多いと思います。今年はたくさんの米山プリンセスが認証されて、多くの市民の皆さんに召し上がっていただけるよう、生産者の皆さんにご尽力いただければと思います。私たちも秋の実りを楽しみに待ちたいと思います。

FMピッカラで放送

新春対談は、FMピッカラ(76.3メガヘルツ)で、平成31(2019)年1月1日(火曜日・祝日)午後0時~、放送されました。

米山プリンセスのお問い合わせ先

産業振興部農政課農業振興係(電話番号:0257-21-2295、ファクス:0257-24-7714)

特によくある質問

お問い合わせ

産業振興部農政課農業振興係

新潟県柏崎市中央町5番50号 市役所 本館3階

電話番号:0257-21-2295

ファクス:0257-24-7714

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?