市長定例記者会見概要(令和2(2020)年1月8日)

市長定例記者会見(令和2(2020)年1月8日)のお知らせ

令和2年1月市長記者会見で潮風マラソンのチラシを見せながら説明している市長の写真
令和2年1月市長記者会見で使用済核燃料の号機別・保管年数別保管量の資料を見せながら説明している市長

以下の「定例記者会見」で、概要をご覧いただけます。

(注意)報道機関との質疑応答を追加しました。

市長記者会見インターネット録画配信

市長記者会見の録画映像を「YouTube柏崎市公式チャンネル」でご覧いただけます。

発表事項

脱炭素のまちづくりを宣言し、ふるさと納税をお願いします

これまでも多くの方々からふるさと納税を通じて、柏崎のまちづくりにお力添えを賜っているところですが、1月から柏崎市の目指すまちづくりの骨子をしっかりと掲げて、ふるさと納税をお願いすることとしました。

平成29年度に柏崎市地域エネルギービジョンを策定し、今年度は地域エネルギー会社の設立可能性調査を実施しています。あらためて脱炭素のまち、つまり当面の間は、原子力発電所を有用なものとして活用し、一方でそこだけに頼るのではなく、風力、太陽光、水力、蓄電池、水素といった新しいエネルギーを柏崎の産業に結び付けていきたい。そのことを、「人と自然にやさしいエネルギーのまちづくりのために」として新たに使途に加え、皆さんからのふるさと納税をお願いするものです。

12月31日現在の柏崎市のふるさと納税の状況は、2億3千万円強です。昨年度は1年間で約1億6千万円でした。今年度は、3カ月ほど残していますので、2億3千万円からもう少し上乗せできるのではないかと期待しているところです。

また、現段階では新之助、おせちセット、越後姫、枝豆、くろ羊かんが返礼品として人気を集めています。

(主管:元気発信課 電話番号:0257-21-2311)

柏崎市公式ホームページをリニューアル

1月31日から柏崎市のホームページをリニューアルします。柏崎の暮らしをイメージしやすい画面構成とし、市民の方へ、柏崎の魅力、事業者の方への3つのカテゴリーを設置しています。それから主に市民の方々を対象に、ごみの出し方の検索機能や出産などライフシーンごとに必要な情報をメニュー化しています。現在は、スマートフォンで柏崎市のホームページをご覧いただく方が多くなってきたのではないかという分析のもと、モバイル端末からの利用しやすさを重視しています。また、海の大花火大会や水球、自治体としては珍しいブログ形式で柏崎の暮らしを発信する柏崎LIFEBLOGなどの特設サイトを新たに開設します。

事務局:トップページは、大きく5つのエリアに分かれています。トップエリアは画像を用いて柏崎での暮らしや働くことなどをイメージしていただける部分としています。

また、防災行政無線での放送内容も表示させます。

2つ目のピックアップでは、海の大花火大会、水球、市民の皆さんからご利用いただきたい施設として図書館、博物館、それから柏崎LIFEBLOGといった特設サイトを設けています。併せて、ふるさと納税やU・Iターン、子育てサイトへの入り口を用意しています。

3つ目は「市民の方へ」ということで、こちらは市民の方を主に対象にしたエリアです。アクセスの多い転入出の際の手続きに関すること、ごみの出し方検索など便利な機能を設けています。

4つ目は「柏崎の魅力」です。主に観光やイベント情報などを、写真を用いながら情報提供をしていくエリアです。この中では柏崎の一押しということで、10本のコンテンツを紹介するエリアです。

5つ目が「事業者の方へ」です。ここでは主に入札やプロポーザル情報、あるいは企業や事業所を対象とした支援制度の紹介を行うエリアです。

このような5つのエリアを設け、市民の皆さんをはじめ市外の方々に柏崎の情報を1月31日の午前9時から公開、提供していきます。今後のホームページの運営を通じて、市民の皆さんからは柏崎の暮らし良さをあらためて感じていただき、市外の方々からは柏崎にあらためて関心を持っていただけるようホームページの運営、情報発信に努めてまいりたいと考えています。

1点補足します。防災行政無線の放送内容をトップページに常時置かせていただきます。市民の皆さんからは、防災行政無線の放送が流れたが聞けなかった、あるいは聞こえなかったという問い合わせが多いです。ホームページを検索される方が多いと聞いていますが、これまでは探すのが大変でした。そのことを踏まえ、トップページに置いて、いつでも防災行政無線の放送内容を確認することができるようにしました。さらに非常時、防災時は、この画面全体が非常時の画面に変わります。少しでもこのホームページを見ていただくことによって、市民の皆さんの心配を解消できるよう工夫しています。

(主管:元気発信課 電話番号:0257-21-2311)

5月17日に柏崎潮風マラソン20回記念大会を開催-10キロメートルの部を追加し、全国の市民ランナー募集中

全国のランナーから人気を博している柏崎潮風マラソンが、20回目の記念大会を迎えます。今回は10キロメートルの部を追加して、全国の市民ランナーを募集中です。沿道の心温まる応援、ユーモラスな応援などに魅力を感じて、お越しいただく方も多いと承知しています。より多くの方々から参加いただきたいと思っています。

(主管:スポーツ振興課 電話番号:0257-20-7010)

使用済核燃料税経年累進課税化の協議中間報告と再稼働問題との関連について

使用済核燃料税の経年累進課税化は私自身の公約でもあり、そして市議会議員時代からの長年の私の政治的な課題と捉えているところです。東京電力とは、平成30年4月から令和元年12月まで、計9回にわたり、使用済核燃料税の経年累進課税化について、再稼働の議論も含めながら協議を進めてきたところです。正直なところ今の私の感覚では胸突き八丁に差し掛かっているというところです。そういったところを報道を通して多くの市民の皆さん、また国民の皆さんから意見を賜りたいということで中間報告をさせていただくものです。

現在の1号機から7号機までの全体の使用済核燃料の保管状況は13,734体、総管理容量が16,915体ですので貯蔵率にして81パーセントです。このうち、柏崎地内に使用済核燃料プールがあるのが1号機から4号機までで、課税客体としては6,949体です。この6,949体のうち21年以上保管しているものが3,154体です。まずこれが全体像です。

この使用済核燃料税の歴史的な部分に触れます。まず1985年に1号機の営業運転が始まりました。その3年後の1988年に1号機の使用済核燃料388体が出ています。この31年前に排出された1号機の使用済核燃料が、いまだ柏崎刈羽原子力発電所のサイト内に留まっています。そして2号機、3号機、4号機、5号機、7号機も資料のとおりです。このような中で1997年から、プルサーマル計画が国からもたらされました。核燃料サイクルです。本来ならば敦賀の高速増殖炉が核燃料サイクルのメインであったのはご承知のとおりですが、高速増殖炉が残念ながらということとなり、核燃料サイクルのメインストリームがプルサーマルへと移り変わってきたわけです。このプルサーマル計画という問題が東京電力ならびに国からもたらされたのが1997年です。このような中でさまざまなことがあり、2003年に使用済核燃料税が柏崎市でできました。

私がこの7年ほど前に議会で経年累進課税を議場で発言していましたが、この時は経年累進課税はなされませんでした。そして、2003年から全国で初めて柏崎市で使用済核燃料税が課税されて、昨年ベースですと5億7千万円の税収が使用済核燃料税として柏崎市にもたらされています。1キログラム当たり480円という課税率です。これは2003年から現在に至るまで変わっていません。

しかし、2012年、つまり東日本大震災の翌年から原発も止まっていますので使用済核燃料も増えてないわけです。2012年から全体貯蔵で81パーセント使用済核燃料をどこにも持ち出されることなく8年近くたまり続けているわけです。はっきり申し上げれば、核燃料サイクルが進んでいないということです。部分的に六ヶ所に運び出されたことはあります。しかしほとんどが残念ながら30年を経ってもなお使用済核燃料がこのサイト内に留まっているということから、私は経年累進課税化をもって核燃料サイクルを進めようということを申し上げてきたわけです。

このような中で新潟県の核燃料税は、昨年6月13日に議会に提出、認められ、核燃料税の税率が改訂されました。核燃料税は1984年にできた税率です。2000年の税率は7パーセントでした。約21億円の税収があったと思います。2014年には17パーセントに税率は上がっています。価額割で8.5パーセント、出力割で8.5パーセント、合わせて17パーセント、税額にして32億円を新潟県は東京電力に課してきたわけです。

2014年は、32億円のうちの20パーセントが柏崎市と刈羽村に配分していただいています。私自身は以前から県が50パーセント、柏崎刈羽が50パーセントと申し上げているわけです。花角知事や米山前知事にも申し上げてきていますが、残念ながら変わっていません。昨年まで32億円、17パーセントの税率でした。それが昨年の6月以降、「税率の改訂で価額割は8.5パーセントで変わりませんが、出力割を4パーセントアップして12.5パーセント、つまり合わせて21パーセントでした。税率は先ほど申し上げたように2000年が7パーセントですので、3倍にしているわけです。」(「 」内の価額割4.5%、出力割12.5%、合計17%で訂正済み。)金額も税額も倍以上になっている。もちろんこの税率の改訂によって柏崎市に配分される金額も2億3千万から2億4千万ぐらい増えることになります。それはありがたいことです。

しかし、ご承知のように、新潟県は米山前知事から花角知事になられても、3つの検証が終わるまでは原子力発電所の再稼働議論はしないというところです。私が何度も申し上げていますが、再稼働をするかしないかの議論はしないというスタンスであるにもかかわらず、税金だけは、動かなければ出力のない出力割を上げているという部分は釈然としないところもあります。翻って柏崎市の使用済核燃料税の経年累進課税化というのは理があると考えています。核燃料サイクルを進めてもらいたい。進まなければ再稼働したとしてもすぐに止まらざるを得ないのではないかということを含めて、12月下旬に青森県むつ市の宮下市長と意見交換を行いました。基本的に柏崎市の使用済核燃料は、むつ市の一時保管施設に移ることになります。

しかし、宮下市長は、本当に国は、東京電力は、核燃料サイクルを進めるつもりがあるのだろうかという非常に強い懸念を持っていました。これは本人の言葉からではなく私の判断です。実は今日このことを記者の皆さんの前で発表させていただくことについて、宮下市長と電話でやり取りをさせていただき了解をいただいたところです。むつ市も柏崎市も、使用済核燃料を含めて核燃料サイクルを進めるという強い姿勢が国や東京電力になかったとするならば、「私たちは一体何をしているのだろうか」という思いを、むつ市とも共有をしているところです。

そういった意味でこの経年累進課税化というのは、私自身の個人的な政治的課題であるかもしれませんが、柏崎市やむつ市、国全体にとっても、核燃料サイクルを進めるか否か、その意思があるか否か、そして再稼働を求められている段階で6号機は93パーセント、7号機に至っては97パーセントが使用済核燃料で埋まっている状況で、私は6号機、7号機の再稼働の価値は認めると申し上げているところですが、しかし認めて、例え3つの検証が終わり、新潟県の合意が得られたとしても6号機、7号機の現状を見た時に果たして再稼働できるのだろうかと思うところです。

そういった意味で私たちは正直なところ、もちろん税収もいただきたい。しかしもう1つ大きな目的としては核燃料サイクルを進めていただきたい。核燃料税を創設した当時の西川市長の、10年、20年と置くことを前提としないという認識が議事録に残っています。

しかしながら、一番古い1号機の使用済核燃料がまだ柏崎刈羽原子力発電所サイト内に残っている。なおかつ1号機の使用済核燃料が、もし号機間移動しなかったならば、今どのぐらいになっているのかを申し上げれば、管理容量の130パーセントになっているわけです。ですから号機間移動をしているわけです。もちろん6号機は刈羽村地内に原子炉がある部分ですので、この部分に私共の使用済核燃料税は課税されていないわけです。

同じように7号機には2号機から移ってきているもの、5号機から移ってきているものがあります。もちろんさまざまな理由はあるのでしょうが、単純に見るならば課税逃れを指摘されても、もちろん時期はずれていますから課税逃れのためではないと信じていますが、結果としてそう指摘される可能性もある。ということも含めて今現在こういう状況に柏崎市、刈羽村にある。6号機、7号機、サイト内にある使用済核燃料の保管状況はあるということです。

そして何が東京電力と胸突き八丁を迎えているのかということは2つあります。1つはまず経年累進課税化をするということの是非です。東京電力がおっしゃるには「運び出すことができない」、つまり、むつ市や六ケ所村の一時保管施設が完成していない。運び出そうにも運び出せないものに、さらに年を重ねるごとに税金を高くしていくというのはおかしいのではないかという部分が東京電力の法律的な解釈とのことですが、私は、核燃料サイクルが進んでいないのは、運び出せないことへの責任は柏崎市にあるのではなくて、東京電力や国にあると理解しています。ご自分たちにその理由があるにもかかわらず、私たちの経年累進課税化が認められないという部分はおかしいのではないかと申し上げているところです。

あと2つ目は税率です。今ほど申し上げたように、1キログラムあたり480円課税しているところですが、税率は申し上げられませんが、私は現状を見た時に、かなり税率を上げざるを得ないだろうと提案しています。この税率の部分で東京電力からは、その税率はなかなか受け入れられないというお話をいただいています。大枠、筋はここまできましたが、胸突き八丁で今留まっているというところです。私としては早いうちに合意をして条例提案をさせていただきたい。そして総務省の理解を得て、この条例を施行させたいと考えているところです。

(主管:税務課 電話番号:0257-21-2250)

行事予定

イベント

  • 医科歯科連携市民講演会「人生100年時代は歯医者さんへの定期通院から」
    (主管:健康推進課 電話番号:0257-20-4213)
  • 上越・北陸新幹線直行特急実現期成同盟会事業 特急列車と北陸新幹線で行く富山『アートのまちめぐり日帰りの旅』
    (主管:企画政策課 電話番号:0257-21-2321)
  • 文化財消防訓練
    (主管:博物館 電話番号:0257-22-0567)

アルフォーレ柏崎市民文化祭

  • 第2回アルフォーレピアノリレーコンサート
    (主管:文化・生涯学習課 電話番号:0257-20-7500)
  • アルフォーレ子どもステージフェスティバル
    (主管:文化・生涯学習課 電話番号:0257-20-7500)
  • 冬の音市場2020
    (主管:文化・生涯学習課 電話番号:0257-20-7500)
  • ピティナ・ピアノステップ柏崎地区
    (主管:文化・生涯学習課 電話番号:0257-20-7500)
  • 日本海太鼓 新春公演
    (主管:文化・生涯学習課 電話番号:0257-20-7500)
  • La☆ Beautiful Harmony ―春を呼ぶ
    (主管:文化・生涯学習課 電話番号:0257-20-7500)
  • DUOの調べ-ヴァイオリン&ピアノ
    (主管:文化・生涯学習課 電話番号:0257-20-7500)
  • 田部京子ピアノ・リサイタルinアルフォーレ
    (主管:文化・生涯学習課 電話番号:0257-20-7500)
  • 市民のための柏崎文化祭2020
    (主管:文化・生涯学習課 電話番号:0257-20-7500)

文化

新潟県ジュニア美術展覧会柏崎展
(主管:文化・生涯学習課 電話番号:0257-20-7500)

スポーツ

  • 令和2(2020)年初春(一財)柏崎市スポーツ協会「表彰式・新春体育懇親会」
    (主管:スポーツ振興課 電話番号:0257-20-7010)
  • アイスリンク感謝デー
    (主管:スポーツ振興課 電話番号:0257-20-7010)
  • 市民ラケットテニス大会
    (主管:スポーツ振興課 電話番号:0257-20-7010)
  • 市民ラージボール卓球大会
    (主管:スポーツ振興課 電話番号:0257-20-7010)

定例記者会見の質疑応答

  • 使用済核燃料税経年累進課税化の協議中間報告と再稼働問題との関連に関する質問
  • 新年度予算編成に関する質問
  • 次期市長選に関する質問
  • 市役所の窓口サービスに関する質問

 

 

定例記者会見の概要と質疑応答(印刷用)

この記事に関するお問い合わせ先

総合企画部 元気発信課 情報発信係

〒945-8511
新潟県柏崎市日石町2番1号 市役所 本館2階
電話:0257-21-2311/ファクス:0257-23-5112
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更新日:2020年02月06日