市長臨時記者会見での質疑応答(令和2(2020)年2月14日)

令和2年2月市長臨時記者会見で市長が柏崎市地域エネルギービジョンの資料を手にして説明している様子

令和2(2020)年2月14日(金曜日)の市長臨時記者会見での報道機関の質問と、市長や市担当者の回答です。

主な内容

  • 予算編成の自己評価に関する質問
  • 新年度予算案における最重要事項に関する質問
  • 人材育成への市長の考えに関する質問
  • 使用済み核燃料税の増額に関する質問
  • 原発避難時の予算に関する質問
  • 地域エネルギー会社の設立に向けた研究事業に関する質問
  • エネルギー政策に関する市民意識調査に関する質問

 

 

予算編成の自己評価に関する質問

記者:昨年度の予算編成に対する自己評価は80点だったが、今回の予算編成に対する自己評価は。それから最小化、最強化ということで、どのようなものに重点を置いていくのか。

市長:前市長から引き継いだ、具体的には第五中学校や新庁舎の建設を来年度予算案も含め任期4年の中で目途を付けることができる見込みということで、85点とさせていただきます。最小化、最強化の部分ですけども、芽出しになりますが、一昨年から事業峻別の中で体制の見直しは行ってきました。そして来年度は、公務員でなければいけない仕事はどこなのか。公務員でなくてもできる仕事はどこなのかということをパブリックサービスというかたちで研究を進めさせていただきたいと思っています。IoT、ICT、AI、またRPAなども使いながら、機械でできる部分は機械にと今考えています。行政の仕事全体を来年度の中で、しっかりと精査していきたいということが、最小化、最強化というところです。

新年度予算案における最重要事項に関する質問

記者:新規、継続、拡充事業ありますが、市長の中で最重要事業として挙げたい事業は何か。

市長:柏崎の新しい産業を組み立てていくという、改めて強い意志を表明するものとして、具体的なステップを踏み出していく地域エネルギービジョンに基づく地域エネルギー会社の設立に向けた取り組みです。

人材育成への市長の考えに関する質問

記者:重点施策の中で、新規事業として人材育成を何点か挙げているが、人口減少と少子高齢化の中で、人材育成にかける市長の思いは。

市長:柏崎の基幹産業は工業です。商業等もあるわけですが、第一次産業に関しては、さまざまな切迫した声を伺ってきたところであり、農林水産業に関わる新たな人材の確保を支援する。そして今携わっている人材をさらに支援するという部分が、新年度予算案の特徴的ではないかと考えています。

使用済み核燃料税の増額に関する質問

記者:使用済み核燃料税の増額分を補正予算案として提案するということだが、どの程度の増額を見込んでいるのか。

市長:現状が5億7千万円です。それを倍にと言いたいところですが、財政需要もあることからも、そこまでのものではないと申し上げておきます。

記者:増額分は、どのような分野の財源に充てていく考えか。

市長:さまざまな分野の人材の確保、育成に充てていきたいと考えています。

記者:増額分は補正予算で提案するとのことだが、仮に年度内に協議が調わなかった場合、何か支障が出るということはあるのか。

市長:増額分がないからといって、市民の皆さんの生活に著しく支障をきたすことはありません。

原発避難時の予算に関する質問

記者:原発の避難訓練の予算が来年度予算案に計上されていないようだが、その理由は。

市長:広域避難対策事業ということで、原子力災害時の避難計画の検証のため、住民参加による避難訓練を県と合同で実施する予算を計上しています。

地域エネルギー会社の設立に向けた研究事業に関する質問

記者:最重要施策である地域エネルギー会社の設立に向けた研究事業は、全体の中で今年度がどのような段階で、具体的にどのように取り組んでいく考えか。

市長:今年度は地域エネルギー会社の設立に向け、出資を募る対象、事業規模、電力需要など具体的な検討のための施策と理解いただければと思っています。

エネルギー政策に関する市民意識調査に関する質問

記者:市民意識調査の設問の中で、1から7号機までが今後どうあるべきかを問う設問があるが、その中で全号機再稼働が必要、徐々に減らしていく、直ちに全号機廃炉といった再稼働への考え方を問う設問があるが、この集計結果から傾向が出た時に、その結果を市長が再稼働の判断をする上で、どのように活用するのか、あるいはしないのか。

市長:基本的に私の再稼働に対する考え方は変わりません。なぜならば3年前に市長選挙に立候補させていただく段階で6号機、7号機の再稼働の価値はある。

しかし、徐々に確実に原子力発電所は日本においては減らすべきであると申し上げて当選をさせていただいているわけですし、今現在もそのつもりでやらせていただいているわけですので、いかなる結果が出たとしても、私の考え方は変わりません。少なくとも市民の皆さんが、再稼働だけでなく、地域エネルギービジョンに対してどのようにお考えかを率直に聞かせていただくことが最大の目的です。

記者:市長の考えと著しく違うような結果が仮に出た場合、どう受け止めるのか。

市長:それはその時に、私が考えなければいけないことだと思っています。

 

以上

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更新日:2020年02月22日