柏崎刈羽原子力発電所から発表された事項に対する柏崎市長の見解・感想(令和4(2022)年4月14日報道発表)

本日(4月14日(木曜日))、東京電力ホールディングス株式会社柏崎刈羽原子力発電所から発表された事項を受けての柏崎市長の見解・感想を、次のとおりお知らせします。

市長の見解・感想

  1. 感覚的な受け止めでしかないが、今回公表された事案、当該箇所の写真などを見ていると施設、部品が「古く」なっているように感じる。安全確保のためのコストは正に必要であり、重要である。
  2. 施工不良、不完全事案は素人が見ても「基本的作業」が、さらに言葉を重ねるならば極めて単純な、初歩的作業が的確に行われていない、確認されていないものであり、「東京電力、本当に大丈夫か」という不安を抱く。
  3. フィルタベントフランジの不適合については竣工前、稼働前に確認できたから良かったという見方もあるのかもしれないが、フィルタベントという、事態がひっ迫した場面において使用される施設であることに鑑みれば、他の事案とは違うレベルで重く捉えている。
    工事はプラントメーカーではなく、東京電力が担ったもの(施工は子会社)であったと聞いている。事実だとすれば、更に重い案件である。「どうして不適合部品が使われたのか」「なぜ、チェックできなかったのか」、さらに、「水平展開した調査がなされ、燃料貯蔵プール外部注水配管フランジにおいても『相違』が確認された、としているが、他に同様な事案は無かったのか」などの疑問も残る。
    総括的に言えば「自社グループ外に発注せず、フィルタベントの開発元たる東京電力が自らのグループ会社にわざわざ発注した案件にもかかわらず、なぜ、このような事態が引き起こされたのか」最終的な分析と、説明、報告を求める。
  4. 柏崎刈羽原子力発電所関連の新型コロナウイルス感染者数118名(4月1日~4月13日)は柏崎市内553名(同期間)の約2割を超える。感染拡大防止について最大限の努力をして頂きたい。むろんこのことは東京電力のみならず柏崎市民一人一人が意識しなければならないことである。

 

令和4(2022)年4月14日

 

柏崎市長 櫻井 雅浩

情報発信元

柏崎市危機管理部(電話番号:0257-21-2323)

この記事に関するお問い合わせ先

総合企画部 元気発信課 情報発信係

〒945-8511
新潟県柏崎市日石町2番1号 市役所 本館2階
電話:0257-21-2311/ファクス:0257-23-5112
お問い合わせフォームはこちら

更新日:2022年04月14日