柏崎市名所案内「荻ノ島環状集落」

日本昔ばなしに出てくるような村の風景がここに

 

青い空の下に青々育った田んぼが広がり、遠くには茅葺き屋根の家が建つ夏の荻ノ島環状集落の写真

荻ノ島集落の起因は、1908年の大火で史実を記録した古文書のほとんどが焼失しているため不明瞭な部分が多いとされていますが、集落東端の松尾神社境内から縄文時代中期のものと推定される貝塚やつぶて石、矢尻、砂岩の器などが発掘されています。

また、今から820年前に、木曽義仲に従う残党が住みついたと古文書に伝えられ、この時既に集落に人々が住んでいたものと推定されます。

荻ノ島集落の地形は、西側には背後に続く上り斜面と沢があり、東南に開けた日当たりの良い扇状地に集落が展開しています。

南・東・北の三方に外敵の侵入を阻む谷があり、万一侵入された場合に逃れる背後の山々、暮らしに欠くことのできない沢の水源、日当たりの良い扇状地など集落の源とも言える地形を有しています。

この台地に周辺の素材を活かし、豪雪を克服すると共に、「農」を営む機能を備えた茅葺中門造りの民家が環状に立ち並んでいます。

背後の近山、林、茅葺の家並、これらに囲まれた田んぼは、まさに日本昔ばなしに出てくるような情景で、日本を代表する原風景の一つとされています。

窓から家のあかりが漏れている雪に埋もれた萱葺き屋根の集落の写真

冬の荻ノ島環状集落

黄金色の田んぼと、はさがけした稲が写る萱葺き民家が並んでいる写真

秋の荻ノ島環状集落

地図情報

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更新日:2020年10月20日