健口のために考えること(令和4(2022)年6月)
このページは「広報かしわざき」に掲載した記事をもとに作成しています。
健口のために考えること
世の中にcovid-19と名付けられた新たなウイルスがまん延し、かなりの時間が経ちました。その間、そのウイルスは変異を繰り返し、流行が始まった頃に比べると、感染症への対処法は、予防のためのワクチン接種や治療薬の登場により少し変化してきました。社会生活においては感染予防を第一に考えた新しい生活様式が定着しつつあります。
その中で「健口」と大きく関わっているのがマスクの着用です。通常マスクを着用すると、呼吸の際のガスの交換効率が低下し、息苦しく感じられます。スポーツ選手が心肺機能を高めるためにトレーニング時にマスクを着用するのはこのためです。正しい着用をすると鼻まで覆うので、交換効率を上げようとして、口呼吸を頻繁にするようになります。普段、鼻呼吸をしている人が口呼吸になると、唾液で潤っていた口の中が、乾燥します。そうすると、口腔内に多数生息する常在菌にとって居心地の良い環境になり、どんどん増えてしまいます。
常在菌が増えても健康な人にとっては問題ないのですが、呼吸機能が成熟していない低年齢児や、体の防御機能が低下している高齢者などは、特に注意が必要です。マスク着用中でも、口呼吸にならないよう、鼻呼吸を心掛けましょう。
新しい生活様式の中で生まれてくるこのような影響に、どう対応するのかを考えて行動していきたいものですね。
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更新日:2022年06月05日