アラ ―幻の高級魚、刺身やお寿司に

アラってどんな魚??

スズキ目スズキ科アラ属に属する肉食魚で、北海道南部以南から九州南部にかけての水深200メートル程度の岩礁域に生息しています。

アラという名前は、背びれのトげとエラぶた後端の長く突出したトゲが「荒々しい」風貌だということから名付けられたと言われています。九州地方では「クエ」のことを「アラ」と呼ぶので、混同しないように注意が必要です。

北海道から九州までの広範囲に生息していますが、漁獲量は少なく、市場価格で1キログラム当たり5,000円を超える超高級魚として扱われています。

釣り上げた直後のアラ

釣り上げた直後のアラ

アラの鮮魚

アラの鮮魚

柏崎独特の漁法「樽流し一本釣り」

柏崎では、5月~9月にかけて「樽流し一本釣り」という方法でアラを漁獲します。

この漁法は、3~4本の針が付いた仕掛けを海底付近まで降ろし、その仕掛けに大きな樽を括り付けて潮流に乗せながら釣る柏崎独特の漁法です。

この樽流し一本釣りで漁獲されるアラは2~5キログラム程度のものが多いのですが、稀に8キログラムを超える大物が漁獲されることもあります。

アラは個体数が少なく、釣りによる丁寧な漁獲を行っているため、大量に漁獲されることは滅多にありません。

海に浮かんだ黄色の樽。この下に3~4本の仕掛けがついています

樽流し一本釣りの様子

釣りあげられる1匹のアラ

アラを釣り上げている様子

神経締めで鮮度保持

漁獲したアラは、鮮度を長く保持できるよう神経締めという処理を行っています。

神経締めとは、ワイヤーを使って魚の脳と脊髄を破壊し、脳からの死亡信号を遮断することで、死後硬直を遅らせて鮮度を長持ちさせる方法です。

出荷をする際は、アラに直接氷が当たらないようにクッションシートを敷き、1尾1尾、丁寧に箱詰めしています。

アラの脳に細長いワイヤーを入れているところ

神経締めをしている様子

発泡スチロールに箱詰めされたアラ。氷の上にクッションシートが敷かれ、アラに直接氷が当たらないようにしています。

箱詰めされたアラ

アラのブランド化

新潟県では、新潟越後広域水産業再生委員会を設立し、水産物の高品質化のために新潟越後神経締めに取り組んでいます。新潟越後神経締めの統一基準に従って神経締め処理を行った魚には、シールが貼られます。

また、県の取り組みとは別に、新潟漁業協同組合柏崎支所では、樽流し一本釣りによって漁獲され、神経締め処理を施した2キログラム以上のアラを柏崎のアラとして認定し、ブランド化を目指して取り組んでいます。

要件を満たすアラには、柏崎のアラであることを証明する証明書を封入して出荷しています。

神経締めシール

新潟越後神経締めのシール

柏崎のアラの証明書

柏崎のアラの証明書

この記事に関するお問い合わせ先

産業振興部 農林水産課 林業水産係

〒945-8511
新潟県柏崎市日石町2番1号 市役所 本館3階
電話:0257-21-2300/ファクス:0257-22-5904
お問い合わせフォームはこちら

更新日:2020年09月28日