高柳中学校区地域懇談会を7月4日に開催しました

高柳地区の皆さんが、高柳コミュニティセンターで市長と語り合いました。

「地域からのテーマ」や「自由懇談」など、さまざま意見や要望について意見交換を行いました。

説明をする櫻井市長
質問する参加者

開催概要

  • 市長の地域に関する施策の説明(市長)
  • 地域からのテーマ
    ・事業峻別の仕方について
    ・中学校の統合とこれからの子育て環境について
  • 自由懇談

市長の地域に関する施策の説明(市長)

「原発避難経路の確認」「事業峻別」「じょんのび村の経営状況・経営改善支援事業」「高柳町事務所機能および証明書お届けサービス」「花火招待事業」「観光事業」について説明しました。

地域からのテーマ

事前に提出されたテーマについて、市長が回答し、その後質疑を行いました。
説明者とは「地域からのテーマ」の趣旨を説明した方です。

事業峻別の仕方について

説明者:事業峻別により、高柳産業福祉会館が令和元(2019)年度で閉所となります。館内にある高柳町商工会では、どこに事務所を移動すべきか検討を行っていますが、適当な物件が見当たらない状況となっています。高柳町事務所の2階への移動も検討していますが、家賃が2倍程度増えることが予想され、財政的に厳しい商工会では負担が大きいです。町事務所にはエレベーターも設置されていますが、大半の方は階段を利用すると思われ、その昇り降りには多大な負担を要しかねないことが考えられることから、ちゅうちょしています。
また、館内にある展示ギャラリー高柳では、年間を通じて市内各団体や個人の方から作品を展示していただき、市内外から多くの来場者があります。昨年は年間1,300人ほどの来場者があり大変好評です。作品展示をしていただいた方々からも、作品を発表する場があり、張り合いになる、などの意見も寄せられています。
さらに、高柳町内集落の住民の利用も多く、地域のコミュニティの場としても重要な役割を果たしている会館です。
市にとってもマイナスになると危惧しており、商工会として指定管理業務を行っていますが、ある程度身を切る覚悟でいますので、再考について検討いただきたいと思います。

市長高柳地域においては、高齢化率が59.8パーセントとなりました。
商工会は、高柳だけでなく、西山、黒姫、北条とありますが、それぞれ難儀をしていて、商工会にお入りいただいている方の数も激減しているのが実情です。
令和元(2019)年度、商工会から産業福祉会館の指定管理をしていただいていますが、指定管理制度を終わりにすることをお伝えしたところです。高柳商工会にとって指定管理料が大事な収入と言われますが、市はそれ以外に昨年度予算で160万円近い補助金を出しています。
決定ではないですが、産業福祉会館の在り方、高柳地域の他の類似施設を含めながら、令和2(2020)年度の1年間くらいは、行政が直営で運営することの検討が必要か考えなければなりません。

中学校の統合とこれからの子育て環境について

説明者:第五中学校との統合について、決まった以上は子どもにとっていい統合となるように保護者、市、地域も手を取り合って進めていかなければいけないと思います。
統合準備委員会が設けられていますが、PTA、地域間の協議が遅れているので、早急に進めていただきたいと思っています。2校区、3コミュニティの持っている個性を生かし、いいものを作り上げていただくよう市としても導いていただきたいと考えています。
コミセン、地区、各団体の代表、子育て世代で構成される「高柳地域を考える会」で、子育て支援と定住促進の二部会で協議を始めたところです。協議の中で出てきたことを、今後、市と話し合う場を設けていただきたいと思います。
高柳小学校の持つ小規模校としてアクティブラーニングとしての実践校として特認校の指定はできませんか。
また、U・Iターンによる生徒数増を期待し、高柳小の良さ、住むところ=下平住宅、高齢住宅となっているひだまりの里、働くところ=じょんのび村、柏柳の里の3つをセットとしパッケージ化した情報を、市のHPや定住移住サイト、にいがた暮らしなどで発信できないでしょうか。
じょんのび村が高柳のコア施設として果たすべき役割があり、銀兵衛が本来のじょんのび構想を具体化するものでした。じょんのび村が持つ本来の機能を求める視点を持っていただき、その上で今後の収支を考えられないでしょうか。
高柳小学校の給食が来年度から配送となる問題について、中学校がなくなるこのタイミングでの閉鎖は、一考をお願いいたします。

市長第五中学校との統合に関しては、校長を含めて、準備委員会、これからの高柳を考える会と共に、もう少しペースアップをしながら話し合いをしていただければと思います。
高柳中学校と第五中学校の交流会が5月31日と7月2日の2回行われました。高柳小学校と鯖石小学校の統合を現段階で決定したわけではありません。交流会は今年度3回計画し、6月26日に1回目が終わったところです。中学校は、一定程度規模があった方が子どもたちにはよい。小学校は、できる限り地元に残しておくべきだと思っています。
特認校については、かつて上米山小学校が特認校としての魅力、理想を掲げて行っていましたが残念ながら10年たたずに閉校となり、鯨波小学校と統合しました。現実は厳しい。今は、高柳小学校と鯖石小学校の統合は考えていませんが、児童が一桁となったら考えなくてはいけないと思っています。
じょんのび村は、職員を募集している状況です。御提案いただいた特認校と働く場、定住人口増加のアイデアは理想的でありますが、現実は厳しいです。
銀兵衛が閉鎖していることは、もったいないと同じように思っています。まずは、収益を改善しなければなりません。
給食は、児童数が現在の9人では、市が提案している配送方式について御理解をいただきたいと思います。

自由懇談

高柳小学校の来年度からの給食について

参加者:4月19日のPTA総会で、市から高柳小学校の給食について、来年度から北条からの配送にしたいと話がありました。保護者として子どもたちに、おいしくて、温かい給食を食べさせてあげたいと思っています。冬場の道路のことを考えてアクシデントが起きたときの対応はどうするのか、保温が保てるのか、保護者として試食してから意見を述べさせていただきたいと考えていたため、返事をできない状況です。今月中に返事を欲しいとの連絡がありましたが、なぜ急がなければいけないのでしょうか。いつまでに返事をしなければいけないのか、具体的に教えていただきたいと思います。

市長7月中にというのは、来年度の委託業者選定のために時間が必要ということです。
保温については、心配がないと思われますが、不安があるのはもっともですので、試食会の日程を聞かせていただければ対応させていただきたいと思います。
トラブルは100パーセントないとは言えませんが、できる限り対応したいと思います。
理想は小学校も自校方式の給食も両方残すことですが、小学校をなるべく長くここに残すことに注力をさせていただきたいと考えています。

食生活改善推進員の活動地域について

参加者:食生活改善推進員の活動地域は中学校区割としていますが、来年度、中学校が統合した場合の区割りについてどのように検討していますか。

市長確認して、お返事します。

クマに関する防災行政無線について

参加者:先日、クマ出没の防災行政無線で高柳松代線の読み間違いがありました。市役所職員は読めないのかと不安になりましたが、せめて訂正放送をしていただきたい。

市長おわび申し上げます。全職員が承知しているわけではないですが、指導していきます。クマ出没の放送だったため訂正放送は混乱すると思い、ホームページだけ訂正させていただきました。

事業峻別、特別豪雪地帯の指定について

参加者:事業峻別のやり方について、あまりにも性急過ぎたのではないかと思っています。
新聞に掲載されていましたが、今年度は指定管理者と第三セクターの聞き取りをしてまとめるとありました。当事者に十分に考え方が行き渡るよう、事前に見直しを進めていると連絡してから峻別をやられたらいいと思います。
高柳町事務所は、職員が半分になってなんとか機能していますが、統計上、利用者が少なくなると削減されると市長が話されていましたが、南鯖石地区が利用できなくなると3分の1の利用者数が減り、利用者数イコール職員数という考えだと、利用者が減ると職員が減らされるので、一考をお願いいたします。
事業峻別は、無駄なところをまだまだ削減できるのではと何人かで話し合っているので、地域としての事業峻別と行政としての事業峻別のすり合わせをできないでしょうか。
合併して15年たつが、エリアの見直しがなされていません。雪の観測地点が3か所から突然2か所になったが、一昨年度は国の豪雪対策の指定になったのではないかと思っています。鯖石地区というように豪雪地域のエリアを広げたらどうかと言っていますが、なぜ見直しをされないのでしょうか。

市長利用者が減れば、職員を減らす可能性はあります。来年度から窓口業務にRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)、機械で窓口業務を対応することを行い、人を制限します。アウトソーシングも考えています。機械で住民サービスを行い、人でなければできないことに職員を配置する考えです。
窓口業務は、中・南鯖石の方が来られても対応しており、その件数は3分の1より少ないですが、全体の件数は昨年度と変わっていません。
石黒で配達サービスを始めましたが、事務所職員に一定程度の余裕があれば配達範囲を広げ、利便性を確保したいと思っています。
高柳、鵜川も特別豪雪地帯になっています。エリア設定について詳しくは承知していませんが、初めて伺った意見なので検討したいと思います。

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更新日:2020年01月31日