第二中学校区地域懇談会を8月5日に開催しました

比角地区の皆さんが、比角コミュニティセンターで市長と語り合いました。

「地域からのテーマ」や「自由懇談」など、さまざま意見や要望について意見交換を行いました。

説明をする櫻井市長
質問をする参加者

開催概要

  • 市長の地域に関する施策の説明(市長)
  • 地域からのテーマ
    ・比角コミセンが災害避難所として今以上に役割を果たすために、次のような周辺整備をお願いしたい
    ・予算が削減された放課後クラブに関しての市の見解および今後の子どものための施策を聞かせていただきたい
    ・比角保育園正面玄関前の道路側溝およびブロックの改良をお願いしたい
  • 自由懇談

市長の地域に関する施策の説明(市長)

「柏崎市認証米・米山プリンセスの渇水対応」「防災行政無線のチャイム変更」「ダムの貯水状況」「高齢者の交通手段の確保および路線バスの半額補助制度」「地域の高齢化率」「第二中学校区の市事業」「危険空き家の行政代執行」「比角小学校大規模改修」「小・中学校の無線LAN整備」について説明しました。

地域からのテーマ

事前に提出されたテーマについて、市長が回答し、その後質疑を行いました。
説明者とは「地域からのテーマ」の趣旨を説明した方です。

比角コミセンが災害避難所として今以上に役割を果たすために、次のような周辺整備をお願いしたい

説明者:比角コミセンは災害時の避難所として指定され、比角全体の本部としての役割を担っています。新潟県中越沖地震でも比角コミセンが中心的な役割を果たしていました。コミセン活動でも困っていますが、駐車場が狭いため、新潟県中越沖地震の際は、自衛隊の応援も食事支援のみに終わった苦い経験があります。
都市計画道路の日吉町・桜木町線が狭く、四谷からコミセンの間が特に狭く、すれ違いが困難で、大型車が入って来られない状況です。柏崎警察寮を数年後に取り壊すという話を聞きましたが、撤去した敷地を市から購入していただいて、コミセンの駐車場と道路拡幅をしていただきたい。両方合わせていただければ、コミセンの活動および避難所としての機能が今まで以上に果たせると思います。
市の考えをお聞かせいただくのと、地元としてどのようにしたらよいか、ご示唆いただけたら地元としても考えていきたいと思います。

市長ずっと引き継がれている問題で、道路と駐車場の問題の2点があります。
日吉町・桜木町線の問題ですが、昨年もお話しましたが、都合がついた所から順番に土地を買わせていただいて、部分的に拡幅をしているところです。今後もその方針は継続するつもりです。家屋があるところを一気に拡幅することは、莫大(ばくだい)なお金がかかるために、一気にはできないです。
駐車場の件は、再三のご要請であります。第二駐車場としておととしから11台分を借りていただいていることと承知しています。駐車場台数がこれしかないというご不満があるのは、当たり前ではないかと認識しています。
警察寮について確認しましたら、令和2(2020)年度いっぱいで廃止を予定しているそうです。県の廃止後の方針は決まっていないそうです。駐車場の空いている場所を使わせていただけないか確認しましたが、3分の2の世帯が寮を利用していることから、部分的にお貸しすることは勘弁してほしいというお話でした。寮が廃止されたとき、その土地は魅力的です。
先ほど中越沖地震の自衛隊の話や車両が入れなかった話をお聞きしましたが、この土地を確保すれば解消されるわけです。市が税金を使って土地を買うことは議論がいることですが、お話をお聞きした段階では魅力的だと思っています。第二駐車場については、市が15万円弱を支払い、コミセンが5万円弱をお支払いしているようですが、理不尽ではないかと思っています。31あるコミセンの中で、自分たちの駐車場を確保するために自分たちで払っているところは、ここだけでした。来年度以降は、地元負担がないようにしていきたいと考えています。地元としては、警察寮の方向性を聞いたけれども、令和3(2021)年度以降、県が売却を考えているようであれば、市としてコミセンの駐車場用地として確保していただきたいと、自分がコミセンの会長であれば要望書を書きます。

予算が削減された放課後クラブに関しての市の見解および今後の子どものための施策を聞かせていただきたい

説明者:放課後クラブについて、比角地区では放課後のコミセン開放を子ども育成会の方が始め、その後に、よろんごの木の皆さんが続けてくださって、未就学児から高校生、中学生が集う場所となり、ボランティアの方が見守っています。そこで遊ぶ遊具などの予算は、放課後クラブから出していただいていました。比角小学校で地域のボランティアに頼りながら子どもたちの創作教室をやってきましたが、放課後クラブから経費を出していたので、その予算が今年度からなくなり、今なんとかやっていますが、今後どのようにしていけばよいのか。放課後子ども教室は、異年齢、地域の交流の場であり、異年齢集団での活動や多くの方との交流を通して、心豊かでたくましい人間に成長させたいとの目的で作られたものであると思います。
市長から子どもの育成に対していろいろやっていきたいとのお話がありましたが、これからの子どもの成長に対する施策をどのように考えていらっしゃるかお聞かせいただきたいと思います。

市長昨年、事業峻別で放課後子ども教室の予算を削減させていただきましたが、全体で300万円ほどだったと思います。
事業峻別では約2億円を生み出させていただき、3分の1ずつ7,000万円を介護人材の手当てに、学校の指導補助員・介助員の拡充とした子どもの教育環境の整備に、再生可能エネルギーである洋上風力発電、太陽光、蓄電池や水素などの活用を目指した地域エネルギー会社の設立に使わせていただきます。
介護に関しては、特別養護老人ホームに入れない待機者が千人弱いらっしゃいます。そのうち要介護4・5の方が411人いらっしゃいますが、残念ながら年間100人くらいしか新たに入れない状態です。私の父も申し込みをしましたが、入る前に他界しました。そういったご家庭がたくさんあります。市職員も親の介護をするために退職をしています。そういう状況をなんとかしたいが、残念ながら介護に携わる人がいない、足りない、仕事がきつい、給料が安いということから、事業峻別で得られたお金の一部を、夜勤をしていただいた方に1カ月1万円を給料として上乗せすることに使わせていただきました。
子どもの教育環境の整備では、教育活動を充実させるために指導補助員を入れることに使わせていただきました。今年度、中学校における指導補助員の充実度は県内一番になりました。また、特別支援学校に在籍する児童生徒を介助するための人を増やさせていただきました。
よろんごの木の活動を含めて、比角の放課後クラブの活動の実績は圧倒的です。月20回も開催いただき、よろんごの木の皆さんからお力添えをいただいていることは承知しています。心からの敬意を表するところです。放課後クラブの予算削減にはご理解を賜りたいと思っています。

参加者:児童クラブの指導員と懇談した際、資格を取るのが大変で、取ってもそれだけの魅力がない。給料が安い。指導員の手だてができれば、受け入れ人数を増やせたり、夏休みも受け入れられると思うので、併せて、考慮いただきたい。

市長比角第1・第2も利用者がいっぱいというのは聞いていますので、児童クラブを拡張してもらいたいと要望を出してもらえればと思います。待遇の部分は、どこも人材不足、人手不足で、待遇が良いから人が集まることでもないようです。教育予算は今までに比べて上がったと思いますが、青天井とはいかないと議場でもお話をしたところです。知恵は絞らさせていただきますが、この場で待遇アップはお約束できません。

比角保育園正面玄関前の道路側溝およびブロックの改良をお願いしたい

説明者:保育園の正面はU字溝のふたのないところがあり、応急処置をしてありますが段差があり、園児がつまずいてケガをしたら危ないので、改良をお願いしたい。

市長正面の側溝の段差については、遅くとも今年度中には改修します。全般の側溝は、比角保育園の全体の課題とともにきれいにさせてもらいます。

自由懇談

投票所の変更について

参加者:選挙の投票所ですが、中学校で投票所になっているのは第二中学校だけです。第二中学校をやめて、コミュニティセンターに変更をお願いします。投票のたびに土日の部活動がつぶれて、学生にとって不都合が生じています。

市長地域にとっても大きい課題でありますので、町内会長会の皆さんのご意見などをお聞かせいただきながら、見極めていきたいと考えます。ご意見があったことを選挙管理委員会に伝え、町内会とコミュニティの方々と話をするよう指示は出させていただきます。

比角保育園の建て替えについて

参加者:先ほど市長から、比角保育園の大きな問題があるとお聞きしましたが、聞くところによると、古くなってきたので建て替え時期が来ていることと、民営化の問題もあると。建て替えをする場合、仮設で建てて今の場所を生かすのか、別の場所で建てるのか、今の検討状況をお聞かせください。

市長検討しています。地域の方々のご要望を含め、ご利用されている園児、保護者の方々のお気持ちも十分承知しています。保育園で何が一番困っているかというのは、駐車場です。なるべく国道の外側にいってもらいたくないというご意見が多いことも知っています。いろいろなご意見を頂戴しています。場所、運営を含めて精力的に検討しています。なるべく早い段階で、多くの方々からご理解をいただけるような保育園にさせていただきたいと思っています。

洪水ハザードマップについて

参加者:比角地区の防災懇談会で、1000年に一度の大雨に対する新しいハザードマップを作って、来年2月に全家庭に配るとの話がありました。明日にも1000年に一度の大雨が降るといけないから、できるだけ早く作って配布してほしいと意見があり、配布が来年2月となる理由をお聞かせください。

市長洪水などのハザードマップが県から新しいものが出てきました。それは、100年に一回程度起こる確率から、より厳しく1000年に一回起こる洪水にも耐えうるようなものとなり、新たに作成するものです。なるべく早く各町内会長にはお示しできるようにしたいと思っています。皆さんがより早く確認できるよう方法は少し考えさせていただきたいと思います。

コミセンの講堂の整備について

参加者:コミセンの講堂は、西日が当たって暑く、遮光カーテンをつけていただきましたが、閉めると暑い状態です。上部にスモークなどを貼っていただければ、西日を防ぐことができ、下からも風が入ってくるのではないでしょうか。昨日、コミセン全館を利用して地域食堂を開催しましたが、調理室が暑く熱中症になりそうでした。果たしてこれで地震があったときに避難所として機能するのかと考えます。防災機能としてのコミセンを考えるなら、講堂の工夫をしていだくか、予算をつけていただけるとありがたいです。

市長財源に限りがあることから、講堂にエアコンは難しいが、上部のスモークを貼ってはどうかという提案は、担当に経費の見積もりをさせたいと思います。

コミセン調理室の整備について

参加者:調理室は建設から40年もたち、施設が古く、シンクなどの使い勝手が悪いです。今日、調理室を見ていただきたいと思います。

市長平成26(2014)年に耐震補強工事を大規模に実施したことから、施設の改修は、一番早くても令和7(2025)年度以降でないと理屈が合わないという話です。調理室を見させていただきますが、シンク程度であればいつ購入したか確認させていただきますが、あくまでも部分的な更新程度となるのではないでしょうか。

四谷の一方通行の解消について

参加者:比角地区の高齢化は他の地域に比べて低い方だという話でしたが、自分の町内では75歳以上の方の割合が60パーセントで高齢化が進んでいます。四谷の通りは交互通行ではないから、病院に行くにも循環バスが通らない状況です。

市長地域の方々から同意が得られれば、交互通行にすべく県と折衝させていただくことは問題ないと思っています。一方通行のままにしてほしいというご意見も強いです。地域の意見をまとめていただければ、いかようにも行動させていただきます。

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更新日:2020年01月31日