鏡が沖中学校区地域懇談会を8月28日に開催しました

半田地区と枇杷島地区の皆さんが、枇杷島コミュニティセンターで市長と語り合いました。

「地域からのテーマ」や「自由懇談」など、さまざま意見や要望について意見交換を行いました。

質問をする参加者
説明する櫻井市長

開催概要

  • 市長の施政方針の補足・追加説明(市長)
  • 地域からのテーマ
    ・防犯カメラ設置の計画並び方針について
    ・市街地循環バスの現状とルートの変更について
    ・半田小学校校地内児童通学路の整備について
  • 自由懇談

市長の施政方針の補足・追加説明(市長)

「高齢者の交通確保」「特定空家の対応」「人口比較による予算と行政サービス」「事業峻別によって生み出された財源の使途」「移動投票所や住民票宅配サービス」などについての説明を行いました。

地域からのテーマ

事前に提出されたテーマについて、市長が回答し、その後質疑を行いました。
説明者とは「地域からのテーマ」の趣旨を説明した方です。

防犯カメラ設置の計画並び方針について

説明者:昨年4月に新潟市で起きた事件後、市、警察から防犯カメラをどこに設置したら良いかとの問い合わせがありましたが、その結果はどうなったのでしょうか。住民に対して問い合わせた件については、積極的に市から説明をしていただきたいと思います。

市長:新潟市西区の痛ましい事件後、県の教育庁から「登下校時における児童生徒などの安全確保について」という依頼があり、市では昨年の7月24日付けで、学校教育課長から全小学校に、「通学路の危険個所安全点検および改善要望の提出」という文書を出して、それぞれ確認をさせていただきました。
また同じように、学校から町内会長の皆さんに合同点検への参加をお願いし、点検を実施したところです。町内会の皆さんには、安全点検を実施した際に国や県警に報告していくことや、今後については、予算などの状況もあるので国や警察からの取りまとめ結果などの通達、動向を見ながら対応していくことを口頭で伝えたところです。
今後の防犯カメラの設置などについては、町内会長、小学校、柏崎警察署、学校教育課、市民活動支援課、維持管理課による合同点検結果で、20か所の設置要望があったことを踏まえて、地域の方と相談しながら、見守りの空白地帯に設置を進めたいと考えています。

市街地循環バスの現状とルートの変更について

説明者:市街地循環バスの利用状況は、当初の計画で想定されたとおりでしょうか。現在の「ひまわり」のルートに追加して枇杷島コミセンに停留所を設けてもらうには何が必要でしょうか。

市長市街地循環バスは、中心市街地の公共公益施設を結び、1時間に1本の割合で運行することで、利用者の利便性を確保しています。特に「ひまわり」については、平成20(2008)年に試験運行を開始し、ニーズがあることを確認してから本格運行に移行しました。年々利用者も増加していることから、利便性が高いものと考えています。
市街地循環バスの延伸については、これまでも他の地区からもご要望をいただいていますが、延伸することにより、運行時間が長くなり、定時性を保てなくなることや運転士の負担増の問題もあるため難しい状況です。

半田小学校校地内児童通学路の整備について

説明者:半田小学校の南側の坂道に児童が通学に使っている階段がありますが、木材を杭で止める方式なので長年の間に土が流れ落ちているので改善をお願いします。
また、南広場は雨が降ると泥の中を歩いている状態です。学校で行事があると、先生の車が全部そこに入るのですが、本当にドロドロの状態になるので、砂利を敷いていただいて、子どもたちが通れるようにしていただきたいと思います。

市長半田小学校については、今年度から来年度の2か年の継続工事として校舎および屋内体育館の大規模改修工事を実施し、児童の安全・安心、また、災害時の地域住民の避難所・避難場所としての機能を果たす学校施設とするために取り組んでいます。
半田小学校の児童の通学路からの校地内への登下校については、本来であれば正門からの登下校のみを通学路とすべきですが、南広場およびグラウンドからの通学路については、地域の皆さん、PTAの皆さんが造られたものと思われます。市が通学路として整備できるのは正門の部分だけと考えています。今後も、限られた予算を有効に活用させていただきながら、児童の安全・安心を確保しつつ、良好な教育環境の整備に努めますので、ご理解いただきたいと思います。

自由懇談

市からの配布物について

参加者:市から文書などが封筒でくるのですが、セロハンテープで封をしてあるものがあります。リサイクルの観点からのりでの封にしていただきたいと思います。

市長環境に配慮しなければならない時代なので、なるべくそのような形で、文書を発送するように指示を出します。

柏崎市消費生活センターのメールアドレスについて

参加者:柏崎市消費生活センターの代表メールアドレスがないので、ご検討いただきたいと思います。

市長メールアドレスを設置できるように対応したいと思います。

洪水時の避難について

参加者:このところ毎週、九州の大雨のニュースが入ってきています。私たちも洪水に対して備えなければならないと考えています。どのように備えたらいいのでしょうか。

市長ご家庭に防災ガイドブックが配布されていますが、その中にハザードマップがあります。ハザードマップを確認していただき、洪水時の避難場所に避難をしていただきたいと思います。

原子力災害について

参加者:福島の原子力発電所で、あれだけの事故が起きていても責任が取れていません。責任を取れていない中で、東京電力は柏崎刈羽原子力発電所の再稼働をという姿勢が理解できません。絶対ということはあり得ないので、万が一の場合に誰も責任が取れません。そういった中で、原子力発電所を再稼働するのは非常に怖いです。本当に原子力発電所を稼働させなければならないのでしょうか。

市長国も東京電力も責任を取ろうとしているわけです。福島の事故に対する賠償の金額、復興の金額、廃炉をする金額を全部含めると、今、予想されるだけで21兆5千億円です。多分これからどんどん増えていくと思います。この21兆5千億円ですが、一義的には東京電力の責任なので、東京電力が稼ぎ出す。東京電力が稼ぎ出すというのは、残念ながら原子力発電所を再稼働するのが一番です。本当に矛盾している話です。原子力発電所で、これだけ大きい被害をもたらしているのに、それを賄うためにもうける手段として、原子力発電所を動かさざるを得ないという本当に矛盾している話です。もし21兆5千億円を国民の1億2千万人が負担すると、1人平均10万円から20万円となり、負担するということなら、原子力発電所を動かさなくてもいいのではないか。
また、電気料金をさらに上げて賄うということであれば、電気を使う産業が日本から撤退せざるを得ないということになります。原子力発電所が止まっているので、火力発電が代わりに動いています。これは、パリ協定でCO2を減らさなければならないという世界の国々との約束ですが、CO2を出して電気を作っているのが現状です。
私は、限定的ながら安全を確保しながら原子力発電所を動かすが、いつまでも原子力発電所だけに依存するのはおかしいということで、徐々に確実に減らしていこうと考えています。

鵜川ダムについて

参加者:鵜川ダムができるという話ですが、いつ頃からどのようになるのでしょうか。大雨になった場合、心配なのでお聞きします。

市長鵜川ダムは、来年春に定礎式です。鵜川流域の洪水を防ぐための治水ダムです。鵜川の上流には、もう一つ市野新田ダムを造っています。これは農業用のダムですが、洪水調整機能も必然的に備えています。

来年の民謡流しについて

参加者:来年は東京オリンピックです。来年の民謡流しで、東京五輪を踊るようにしたらどうでしょうか。新潟福祉大学のホームページに踊り方などが出ています。東京の方では小中学生が、今から練習し来年、踊れるようにしているようです。結構、良いのではないかと思い、提案しました。

市長提案があったことを、実行委員会に伝えます。

オンデマンドタクシーについて

参加者:米山町のオンデマンドタクシーは、一便で足りずに増便したという話を聞いたのですが、どのようになっていますか。

市長市が補助しているのですが、米山町の方々は、自分たちもかなり負担をしています。自分たちもお金を出して、オンデマンドタクシーを非常にうまく利用しています。

柳橋の雨水調整池について

参加者:柳橋のポンプ場ができて本当に助かっています。ただ、調整池と一緒になって本当の実力を発揮するとのことですが、調整池はどのようになっていますか。

市長測量に入っていますが、詳細は後日お答えします。

人口減少の歯止め策について

参加者:企業誘致も思うようにいかないようですし、人口減少の歯止めについての今後の方針をお聞きしたいと思います。

市長企業誘致はうまくいっています。フロンティアアパークは31区画ありますが、売約済、仮予約を含めて30区画となり、何も動きのないのが1区画となりました。東芝のリチウム電池の工場は非常に順調で、買い増しをし、従業員も増やしていただきました。第三セクターのカシックスは、今年だけでも8人足りない、信金も人が足りないという状況ですので、若い人のお知り合いがいましたら、働く場はたくさんあるということを、皆さんからもお口添えいただきたいと思います。
柏崎に、U・Iターンしてくださる人を増やしたいということで、いろんな制度などを作って頑張っていますので、皆さんからもご紹介いただきたいと思います。

冬のアクセス問題について

参加者:冬、田尻工業団地でトレーラーがすごく苦労していました。アクセスの問題を解決しないとならないと思います。

市長交通アクセスは良いのですが、確かに昨年の大雪のときに、道路を登りきれないという大変なことがありました。あれは午前2時ごろに除雪が終わり、業者が帰った後の午前5時頃に降ったので間に合わなかったことによるものでした。今後、このようなことがないように、担当の業者に連絡をしたところです。

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更新日:2020年01月31日