市長定例記者会見での質疑応答(令和2(2020)年9月2日)

令和2(2020)年9月2日(水曜日)の市長定例記者会見での報道機関の質問と、市長の回答です。

主な内容

  • 柏崎の海に関する質問
  • 柏崎市まちづくり市民アンケートに関する質問
  • 柏崎フロンティアパークに関する質問
  • 自民党総裁選に関する質問
  • 次回市長選に関する質問
  • 柏崎刈羽原子力発電所の冷却ポンプトラブルに関する質問

柏崎の海に関する質問

記者:今年は、いろいろな要因が重なって海水浴場の入り込みは残念な結果に終わったと思う。市長は以前から夏だけの海ではないと言っていたが、今後どのような展開を考えているか。

市長:かしわざきセントラルビーチは10月末まで営業します。また、民間の方々もキャンプ場やバーベキュー場を開設しています。私たち公は情報発信局として、民間の方々をお手伝いして、相乗効果を期待しながら、夏以降も多くの情報発信をしていきたいと思っています。元気発信課のSNSや民間の方々のSNSで、柏崎の海の綺麗なところや、春先のアクティビティーなど、夏の海水浴の他にも楽しめることを紹介しています。今年の夏がこういう状況でしたので、今まで以上に海を使った楽しみ方を発信していきたいと考えています。

記者:海水浴場の入り込みが前年比32%で、市長は仕方ないと話されたが、もう少し具体的な受け止めを伺いたい。

市長:結果的に前年対比マイナス67%ほどでした。新型コロナウイルス感染症の経済対策として行った小規模事業者経営支援補助金の申請状況把握の際に算出した数字は全業種平均でマイナス62%でした。これを単純に比べていいかわかりませんが、おおむね6割から7割マイナスになっていることを考えると、ある意味正直な数字が出ているのではないかと思います。

記者:海の楽しみ方を模索、発信していきたいという話だが、今年の結果を踏まえて、来年度以降の海水浴場の在り方のヒントになるようなものはあったか。

市長:例えば、笠島はマイナスでしたが、踏みとどまりました。番神、西番神、東の輪も踏みとどまっているということは何か工夫などがあったのだと思います。昨年頑張った米山こども海水浴場は、今年は海の家を開設できなかったこともあり、マイナスが大きくなっていますが、やはり何かすることの効果は必ずあると思っています。笠島は小さな海水浴場ですが、海の家が開設され、ライフセーバーなどが配置されて安心できることを評価していただいて、お客さんが集まったのだと思います。やはりそれぞれ特徴を出していかなければならないだろうと思っています。

今回マイナスが大きかった石地海水浴場の売りは遠浅ですが、遠浅と言ってもどのぐらい遠浅かわからないということで、職員にどこまで立っていられるかを測らせて、写真を撮らせました。お子さんを連れてここまで歩ける、これぐらい遠浅だということをわかりやすく伝えられるように指示を出しました。石地はお子さんを中心としたファミリー海水浴場ですので、例えば小さな滑り台を設置して、米山こども海水浴場のような設えを考えられないか検討を始めるよう指示を出しました。

まとめて申し上げると、何かしらの工夫、アイデアをそれぞれ地元の方々が考え出していくことが大事だと思っています。SUPやシーカヤックなど、先導的に尽力されている方もいらっしゃいますので、そういった方々とも連携させていただきたいと思っています。

記者:石地海水浴場の遠浅を職員に測らせたということだが、どのぐらいの距離だったのか。

市長:水深50センチで波打ち際から35メートル、水深70センチで50メートルでした。もっと深いところまで行っても立てると思います。

柏崎市まちづくり市民アンケートに関する質問

記者:「柏崎は暮らしやすいまち」や「現在の生活に満足している」というポイントが上がって喜ばしいということだが、ポイントが上がった要因は何だと思うか。

市長:例えば「まちの魅力は何ですか」という問いでは、海の大花火大会が7ポイントほど上がりました。これはテレビ放送などによって多くの国民から自慢の花火を見ていただき、誇りに思うことで上昇したと思っています。どこまで分析できるか分かりませんが、これが「柏崎は暮らしやすいまち」や「現在の生活に満足している」という結果に影響した部分もあるのではないかと思っています。詳しい集計は別紙にありますが、前回と比べて5ポイント以上上向きのもの、5ポイント以上下向きのものを全てチェックしました。詳しい分析は、これから始めます。

柏崎フロンティアパークに関する質問

記者:昨年まで商談していた企業との話がなくなったという話をされたが、新型コロナウイルスの影響なのか。

市長:新型コロナウイルスとは関係ありません。

記者:全体の分譲区画は当初31と聞いていたが、それに変わりはないか。

市長:31で変わりありません。

自民党総裁選に関する質問

記者:自民党総裁選に今3人の名前が出ているが、誰が新しい総裁にふさわしいと思うか。期待する政策なども併せて伺いたい。

市長:菅さんが本命と報じられていると思います。私どもは拉致問題の件で何度か直接話をさせていただいたり、要望活動をさせていただいたりしています。叩き上げという言葉もよく使われますが、地方の出身で苦労して政治家になり、官房長官で今の日本の政治を支えているという意味では、安定感は大きいと思います。個人的には、石破さんは鉄道が好きというところにシンパシーを感じますし、今は目立っていませんが、農業政策にもかなり詳しい見識を持っていると拝察していますので、柏崎を含めて農業県である新潟県は、農業施策という意味に関しては期待するところです。岸田さんは外務大臣の経験もありますので、アメリカや中国との外交に経験が生かされるのではないのかと思っています。

次回市長選に関する質問

記者:間もなく任期が終わり、次の市長選の告示まで2カ月半ほどになったが、市長選に対する対応を改めて伺いたい。

市長:9月議会の一般質問でもそのような質問をいただくことになっていますが、そこで出馬の有無を申し上げることはないと思います。市議会9月定例会議での議会の方々からの意見、後援会の方々の私に対する考えも聞かせいただいて、9月下旬には自分の考えを皆さんにお伝えする機会を作りたいと考えています。本当は8月上旬にと思っていましたが、柏崎においても新型コロナウイルス感染症患者が確認されたので、それを控えさせていただきました。今後また新たな感染症患者が出た場合、私の個人的な政治活動がどこまで許されるか、控えるべきか見極めながら進めたいと考えています。

柏崎刈羽原子力発電所の冷却ポンプトラブルに関する質問

記者:8月13日に柏崎刈羽原発で冷却ポンプが30分ほど止まったということがあったが、市長はいつ、どのようなかたちで東京電力から報告を受けたのか。また、このことについて市長の受け止めを伺いたい。

市長:私どもにはすぐに電話とファクスで報告がありました。大事に至らなかったのでよかったですが、冷却系は非常に重要な部門だと思っています。幸い短い間で済んで安心しましたが、いかなることがあっても万全の態勢で臨めるよう、バックアップも含めて、あらためて東京電力にお願いしているところです。

記者:今回のことはそこまで大きな問題だと捉えていないという認識でよいか。

市長:それほど大きな問題とは捉えていません。しっかりバックアップできたと承知しています。

以上

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更新日:2020年09月15日