令和2(2020)年度の市長随想

このページは、「広報かしわざき」に掲載した記事をもとに作成しています。

先生からの言葉(2020年5月号)

51年前(自分でも驚くのだが)、私も小学1年生であった。過日、担任をしていただいた恩師からお手紙を頂いた。私のほんの小さな行為を喜んでいただいたのだ。58歳になった今も先生に褒められるのはうれしい。

30年前、勤めていた女子美術大学附属高校を辞め、柏崎に戻る決心を固めた時、喜び、悲しんでくださった上司(その後校長先生)からもいまだにお手紙を頂いている。寛容の精神、という言葉を教えてくださった恩師である。

学生だったころ、俳句の泰斗から「内容はともかく、君、頑張れよ」と激励の言葉を頂いた。無謀にも先生の御説に異論を申し上げた時であった。Aが付けられ、返された一茶のレポートは大切に保管してある。末代までの宝である。

中学陸上部では反乱を起こした。
高校山岳部の部室で寝袋に入ってサボっていたところ見つかり、脇にあったザイルでグルグル巻きにされ、放り出された。しかし、いつも先生方は「おまえなあ!」と仰り、2時間後には赦していただいたように思う。

私は今、市長職を担い、皆さんを励まし、正しく導いているのであろうか。まだまだであろう。これまで頂いてきた先生方の温かな言葉を胸に、また戒めともし、与えられた責任を強い気持ちで果たしていきたい。

新緑のころ、山肌に雪がわずかに残っている写真。

「市長さんですよね、おはようございます。マスク、ありがとうございました。妹が中学校でいただきました」
朝、通勤の途中、声をかけられた。しっかりした女子高校生だった。

さまざまなことが起こる中、街角でお声掛けいただく言葉に人様の情を感じ、教えられている。悪いことばかりではない。初夏、新緑に薫風が吹いている。

卒業式の祝辞に代えて(2020年4月号)

卒業証書の周りに桜の花びらが舞っているイラスト

小学生の皆さん、中学生の皆さん、こんにちは。今回の新型コロナウイルスの問題、大変ですよね。早く学校に行ってお友だちに会いたい、一緒に勉強したい、遊びたい。けれどももう少し待ってください。

さて、小学校6年生、中学校3年生の皆さん卒業おめでとうございます。この原稿が届く頃はきっと入学おめでとうございます、かもしれませんね。今年の卒業式はどこの卒業式にも行けませんでした。申し訳ありません。ここで卒業式でお話ししようとしたことを書きます。

先ほど、皆さんは校長先生から一人一人卒業証書を頂きました。ドキドキしたと思います。お辞儀の仕方大丈夫かな、途中でつまずかないかな。緊張しましたよね。

同じように後ろの方で、ご家族の方もあなたたちを見ていて、ドキドキ、緊張、心配していたと思います。自分のことを心配するだけでなく、子どものこと孫のこと他人のことを心配することができる。これが大人です。あなたたちは小学校を卒業し、中学校を卒業し、少しずつ大人になるのです。人のことを心配できる大人になるのです。思いやりを持つ大人になるのです。

いろいろなことがあります。これからはもっといろいろなことが起こります。私からのお願いです。そのとき、難儀なとき、困ったとき、思い出してください。家族を、友だちを、柏崎の仲間を。将来は柏崎を出ていく人もいるかもしれません。けれどもどこの地にいても柏崎の人を思い出し、柏崎を応援してください。柏崎はいいまちです。素敵なまちです。柏崎も皆さんのことをずうっと応援しています。

おめでとう。皆さんの幸いを心より願っております。

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更新日:2020年05月07日