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更新日:2015年1月21日

ぎおん柏崎まつり海の大花火大会 ―尺へのこだわり

これは、「広報かしわざき」平成23(2011)年7月5日号の記事です。

このページの目次

  1. 見どころ
  2. 10年の歳月が柏崎の花火を変えてきた
    ―長年、花火大会に携わってきた柳さんに聞く
  3. あれだけのスペースを使った花火大会は日本中どこに行ったってないですよ
    ―片貝煙火工業の本田正憲さんにお話を伺いました
  4. 打ち上げる方々の気持ちを思い浮かべ言葉を大切にアナウンス
    ―遠山亜紀子さん
  5. 観客のコメント

海面に映える夜空を彩る

すっかり、柏崎の夏の観光資源となったぎおん柏崎まつりのフィナーレを飾る「海の大花火大会」。海の柏崎ならではの海中花火など、他では見ることができない花火もありますよね。

海面に映し出される色鮮やかな花火、海中花火って一体どういう仕組みで開いているのか?怒涛(どとう)の尺玉300連発は、どうやって打ち上げているのか?などの疑問を抱いたことはありませんか。

今回は、柏崎の花火について取り上げてみました。今年の花火大会は、ちょっとした花火の知識を持って、いつもとは違った花火観覧をしてみてはいかがでしょうか。

花火・ワイドスターマインの写真(JPG:74KB)

ワイドスターマイン

鵜川から日本海に突き出る600メートルの堤防に仕掛けられるワイドスターマインは、そのスケールの大きさと海面に映し出される美しさがあります

 見どころ1:海中空スターマイン

柏崎だからできる海と空の大舞台柏崎の花火大会は京都の八坂(やさか)神社の流れをくむ柏崎の八坂神社が、祭礼に花火を打ち上げたのが始まりといわれています。

江戸時代末期から明治、大正、昭和、平成と時代は変わっても柏崎の夏の風物詩として市民に親しまれてきました。

近年は、尺玉100発同時打ち上げや尺玉300連発など、新しい見どころもあり、さらに内容が充実し今日に至っています。

中でも海面に広がる海中空スターマインは根強い人気で、海と空の大舞台に豪快に打ち出される光景は、柏崎だからこそできるスケール感の大きな花火になっています。

花火・海中空スターマインの写真(JPG:73KB)

海中空スターマイン

見どころ2:尺玉100発同時打ち

中央埠頭の西防波堤から一斉に打ち上げられる100発の尺玉、その長さは1,500メートル。上空で一斉に花開く100発の花火はまさに感動を呼びます。

花火・尺玉100発一斉打ちの写真(JPG:29KB)

尺玉100発一斉打ち

見どころ3:怒涛の尺玉300連発

広い日本海を背景に、右から左から中央からと、絶え間なく打ち上げられる尺玉の数は300発。大空に咲き乱れる色鮮やかな花火は、時間にして約6分間の怒涛(どとう)の迫力です。

花火・尺玉300連発の写真(JPG:54KB)

尺玉300連発

見どころ4:柏崎市民一同

柏崎市民の心意気を示す大花火「市民一同」。まつりの熱狂と歓喜を尺玉に込めて、海に空に打ち上げられる市民一同は、感動のフィナーレを飾る大花火です。

花火・柏崎市民一同の写真(JPG:63KB)

柏崎市民一同

豆知識

海中花火って本当に海の中で開いているの?

柏崎の花火と言ったら海面で花開く海中花火。

実は、花火の火薬は燃えているのではなく、化学反応で爆発しています。酸素を含んだ薬品と炭素とが結合して燃焼現象を起こします。この化学反応によって、海の中に投げ入れても火が消えないのです。

海に打ち込まれた花火は、海中に沈んだ後、花火の中に入っている空気によって海面に浮かんできます。その海面に浮かんできた時に開かせるように打ち上げからの時間を調整しています。

基本的には、海中に打つものも夜空に打ち上げるものも花火自体に違いはありません。また、花火は紙と炭と糊(のり)と塩でできていますから、自然環境に何ら問題はありません。

柏崎の海中花火とよく比較されるのが、諏訪湖の花火です。諏訪湖の花火は、湖底からポールを立ててそこに花火を仕掛けてあるので、開いた時に完全な半円になります。

柏崎の場合は、水の中で開いているため、水の抵抗を受けて蓮の花のような形になるんです。

豆知識

尺玉は、直径が約30cm、開いた時の花火の大きさ(直径)は、250~300メートルになります。

この開いた時の直径と同じだけ上空に打ち上げられています。そして、お客さんにはこれと同じ距離だけ離れて見てもらっています。

こうしたルールは、楽しい花火大会が、事故などで悲惨な催しとならないように、安全空域といって、花火による危険をさけるために定められているものです。

海上で大輪を咲かせる三尺玉は、600メートル打ち上げて直径600メートルに開くことから、600メートル離れて見てもらうために、西防波堤で打ち上げているんですよ。

ちなみに花火の内容によっても違いますが、三尺玉の重さは約200キログラム、打ち上げに使う筒の長さは4メートルにもなるんです。(写真中央が三尺玉用の筒)

世界一の四尺玉、日本一の三尺玉と二尺玉の煙火筒の写真。四尺玉は人の約3倍もの高さがあります。(JPG:39KB)

四尺玉と三尺玉、二尺玉の煙火筒

 【10年の歳月が柏崎の花火を変えてきた】長年、花火大会に携わってきた柳さんに聞く

柏崎商工会議所・柳清岳さんの顔写真(JPG:11KB)

柏崎商工会議所

柳清岳さん

柏崎の花火大会が、現在のように市内外に誇れるようになるまでには、10年の歳月といろいろな経過がありました。

最初のきっかけは、平成10年から柏崎の花火を打ち上げている片貝煙火さんとの出会いでした。社長さんから「柏崎には海がある。海の花火は色がきれいに出るので、とにかく色を強調したい」と言われ、鵜川から日本海に突き出る600メートルの堤防を生かして打ち上げたのがワイドスターマインでした。そして、打ち上げ会場の広さと海といった柏崎の特徴が生かされ、柏崎花火を象徴するものとなったのが、海中空スターマインだったんです。

平成12年、柏崎市が市制施行60周年を迎えた年には、尺玉600連発の打ち上げを行いました。とにかく、上げっぱなしのド迫力を見せたかったんですが、これが全国の花火マニアに広がり、少しずつ柏崎の花火大会が注目されるきっかけになったと思います。
この花火が今日の300連発として、柏崎の花火大会の名物になっています。

皆さんは、記憶にあるでしょうか。平成14年に海中花火の100連発をやったんです。しかし、煙にまかれてせっかくの花火が見られなくて、評判が悪かったんですね。この試みは1年でやめました。

でも、この失敗から生まれたのが、2年後の平成16年に初挑戦した尺玉100発一斉打ちだったわけです。西防波堤に15メートル間隔で設置した100個の花火が、一斉に夜空に向かって放たれ、開くというわずか十数秒の光景ですが、見る人を驚かせる花火だと思っています。
正直、あれだけうまくいくとは私自身も思っていなかったので、ビックリしたことを思い出しますね。

そして、平成18年からは、全国初の三尺玉2発同時打ち上げが始まりました。

近年は、毎年多くの方から柏崎に来てもらっています。柏崎出身者の中にも帰省の時期をお盆から花火大会に合わせてという方もいらっしゃると聞いています。
花火大会に関わる者の一人として、何といっても安全面とおもてなしに気を使っています。市民のみなさんも規制エリアを守り、楽しく花火観覧をしていただきたいと思います。

 【あれだけのスペースを使った花火大会は日本中どこに行ったってないですよ】片貝煙火工業の本田正憲さんにお話を伺いました

片貝煙火工業の本田正憲さんの写真(JPG:19KB)

片貝煙火工業の本田正憲さん

本田さんにとって柏崎の花火とは?

私が柏崎の花火を任されたころから変わらないことがあるんです。

一つは、花火というアートを見てもらうお客さんを一番のメインに置くということ。もう一つは、海というロケーションを最大限に利用して生かすということです。柏崎の花火大会のプログラムは、この二つのことを基本にして、私が当初からイメージしていた花火になっています。

だから、若干アレンジすることはあっても、基本的な部分を変えようという考えはないですね。片貝で柏崎と同じ花火を上げろって言われてもできないですよ。柏崎の花火は、柏崎だからできるんですよ。

尺玉の600連発にはビックリさせられました!

来年が市制60周年に当たるという年に、三尺玉の6連発を含んだ企画を計画しているが、本田さんは何か良い案はあるかと相談されたんですね。そこで、私は60周年ということで尺玉の600連発を提案したんです。

尺玉は完成度も高く種類も多いですし、雄大な海のロケーションも活用できますから、きっと観客が見たくなるでしょう。
せっかくの記念の花火大会ですから、世界中のどこでも実施されていないものをと考えたんです。この企画は機材などからいってもうちにしかできませんからね。

花火大会が終わってから、「本田さんよわったよ。あまりに評判がよくてやめるわけにいかない」と相談されまして、じゃあ観客が認めてくれるのは半分だねってことで、翌年から300という数字になったんですよ。

柏崎の花火にも県外から多くの方が来るようになりました

私は、マスコミを使った客寄せはやめようと言っています。なぜかというと長続きしない、一過性なんですよ。今、片貝の祭りの観客が減らないのはマニアがいるからなんですね。

柏崎も同様で、こうした花火のマニアが柏崎の花火を見て、帰ってから話すわけですよ。すごいって。そうすると、お前だけ行ってんじゃなくて、たまには俺も連れて行けっていうことになるんですね。

だから、私は出し物を180度変えることはしないんです。変えてしまうと、その人が説明する所がなくなっちゃいますから。8割は去年と同じことをやる。あとの2割をその人にもまた違う発見をさせるために変えるんですよ。これをやっていると、ずっとつながって観客が増えていくんですね。マスコミというよりも口コミが大切なんですよ。

最近は、柏崎の方からだんだんと地元の祭りでなくなってきたということを聞かされるんですが、祭りって確かに自分たちが楽しむということですが、一方でにぎやかさがないと祭りじゃないですよね。そういうことから考えると、人がたくさん来るということは、また違う柏崎という一つの未来系のものが生まれてくると思うんです。

だから、来る人たちを毛嫌いしてはだめですよ。その人たちを迎えるという姿勢がないとね。これも祭りが持っている一つの要素なんですよ。

私が自負しているのは、柏崎の規模のあれだけのスペースを使った花火大会は日本中どこに行ったってないですよ。だから、私はいつも言うんですが、あの花火を見たかったら柏崎に来なさい。あれを見たかったら片貝に来なさいと。あなたのところへ行っては上げないよって。

そのくらいの強い信念を持ってないと、その花火大会はだんだん陳腐化するんですよ。

―もっといろんなお話を伺ったのですが、「花火にはマジック的な要素もあり、種明かしをしたら見ている人が面白くない」と本田さん。
豆知識として、本田さんに伺ったことを掲載しました。「花火師はある意味、手品師」と語られた本田さんが、今年の花火大会ではどんなマジックを見せてくれるのか楽しみにしたいですね。

 【打ち上げる方々の気持ちを思い浮かべ言葉を大切にアナウンス】遠山亜紀子さん

花火大会のアナウンス・遠山亜紀子さんの写真(JPG:45KB)

遠山亜紀子さん

花火大会のアナウンスは、もう十数年やっています。ライブではスターマインのみのアナウンスで、単発の花火は事前に収録したものを打ち上げ前に放送しています。

赤ちゃんの成長を願ってという個人の方や、今後ともよろしくといった企業さんなど、皆さんがそれぞれの思いで打ち上げていますので、そうした皆さんの気持ちを思い浮かべながら読み上げています。

ライブでは、ファンファーレが鳴り響き派手なイメージがありますが、盛り上げたいという気持ちが一人だけはしゃいでいるようにならないよう配慮しています。

また、雨の中の花火大会での「傘を閉じて見てください」というアナウンスなどは、会場の空気がダイレクトに伝わってきますから、一言一言を丁寧に緊張感を持っていないといけませんね。

今年の花火大会は、お天気になってほしいですね。そして、東日本大震災の被災者の皆さんも見てくれると思いますから、いつもの年よりデリケートに言葉を大切に伝えていきたいと思っています。

 観客のコメント

  • 尺玉300連発を見ていたら自然と涙があふれてきました(東京都・女性)
  • 尺玉100発一斉打ちの大迫力に驚きました(東京都・男性)
  • やっぱり海で見る柏崎の花火は最高です。来年も必ず見に来ます(埼玉県・女性)

花火を見るために集まった大勢の観客で埋め尽くされた砂浜と日本海に沈む夕日の写真(JPG:30KB)

会場・観客の様子

これは、「広報かしわざき」平成23(2011)年7月5日号の記事です。

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