第1回柏崎スポーツ意見交換会が開催されました
2018年7月14日(土曜日)に、柏崎市市民プラザ波のホールで第1回柏崎スポーツ意見交換会が開催されました。
スポーツに関係する32団体が参加し、新潟大学人文社会・教育科学系准教授・博士(工学)村山敏夫様と新潟大学村山研究室の学生の皆さんの協力のもと、総勢47名が活発な意見交換会を行いました。
意見交換会の様子
【第1部】コーディネーター(村山敏夫様)からの助言
コーディネーターの村山敏夫様から、意見交換会に向けた「目標設定」に対する「具体的な方法」、「目標達成のためのルール」、「あらゆる場面の想定と解決法」、「実現可能性」に関する重要な点・考え方など、さまざまな助言をいただきました。

コーディネーター(村山敏夫様)からの助言の様子

プロジェクタースクリーンを使用しながら行われました
【第2部】意見交換会(グループワーク)
意見交換会は、1班4人または5人で、9つのグループに分かれて行いました。第1部の助言を踏まえ、各班で話し合いながら、内容をまとめ、順に発表を行いました。

活発に意見を出し合う様子

話し合いの内容をまとめる様子

発表の様子

意見交換会に参加された皆さん
意見交換会の内容
目標設定を「スポーツでまちづくり」として、1班から9班までの各グループごとに目標設定に対するテーマを定めて話し合いました。
1班
テーマ
参加型だけでなく、サポーターを増やし、スポーツに関するかかわりを広げる
意見内容
行う
- 楽しむ人、チャンピオンシップ、健康維持、仲間づくり
- スポーツ行事に参加することで関わりができ、同じ地区でも知らなかった人と出会うことができる
- スポーツ行事等への参加者の固定化→スポーツは行うだけではない
支える
- スポンサー、経費、競技役員
観る
- 孫の姿
- スポーツへの関わりは、行うことだけではない
応援しやすい施設
- 新しいコミュニティをつくるためには、地域住民が関わる場となる施設の工夫が必要
- 人口が減り、高齢者の方が増えていく中でのバリアフリーの重要性
2班
テーマ
スポーツリーダーがいるまち柏崎
意見内容
指導者の育成
- 生涯スポーツ:コツコツ貯筋体操は健康維持・寿命向上につながる
- 競技スポーツ:指導やレフリーのライセンス、子どもに教えることで競技力が向上
これらが、柏崎のスポーツ活性化につながる
- 重要となるもの…企業協力、助成金、コーチ登録制度、PR活動、大会ボランティア、いろいろな競技の経験(問題点として子どものとり合いが挙げられる)
スポーツ活性化の取組み
- スポーツによる外部との交流を図る
- スポーツ大会を観戦する文化をつくるために各種大会のアナウンス
- 子どもたちが夢を持つためにトッププレーヤーをみる(スポーツのまちとして注目される)
- スポーツを通してコミュニケーションを図る
3班
テーマ
水球・ウオーキングを通じたまちづくり
意見内容
水球
柏崎独自の得意種目として水球を通したまちづくりに力を入れる
これについては、市民一体でサポートしている感じがあり、すでに軌道にのっている
- 誰もが気軽に水球に関われるようにする
- サポーターズクラブ以外のファンクラブの充実を図る
- 幼児、小学生、もちろん一般の方にも、まずは水球の魅力を知ってもらうために、最大限のPR活動をする
ウオーキング
誰もが気軽に行うことができるウオーキングで市民全体の健康増進を図る
これについては、地区ごとに、ウオーキングコースを作成
- 季節に応じたコースを作る(山菜コース、夕日コースなど)
- ポイント制を取り入れる
4班
テーマ
楽しみながら健康づくりを行い、経済効果につなげる
意見内容
課題
- 少子化
- スポーツの多様性による選択肢の多さは、選手(子ども)のとりあい
- 健康な人とそうでない人の二極化
- 指導者不足
- 施設整備
方策
- ビッグイベントの開催の課題:指導者不足、施設整備
- 合宿誘致の課題:施設整備
- 生涯スポーツの推進…取り組みやすい生涯スポーツを推進する
例) 誰でも参加しやすいウオーキングで健康づくりを行い、健康な人とそうでない人の二極化を防ぐ
- スポーツ交流を図る
例) 生涯スポーツ団体の交流会、各競技団体同士の交流会は、選手のとり合いの解消につながる
- 柏崎版「観る」スポーツの確立
5班
テーマ
市民全員がスポーツに関わる
意見内容
観る
- 市民スポーツ大会、スポーツイベントの観戦・応援
支える
- スポーツイベントの運営協力
- 定期的な体力測定により日々の運動の成果の確認・評価を行う
これらについては、行政が関わる+医療の連携
例) 健康診断の際に運動に関する具体的アドバイスを行う
行う
- 町内会ごとの自主参加型
- 集落のコミュニティセンターや自宅でも行えるスポーツ活動
例) ラジオ体操、通勤・通学、運動教室
- 市民イベントへの参加
これらについては、行うだけでなく、スポーツ仲間の応援や定期的な運動測定に参加することで、さまざまな方面からスポーツに関わることができる。
6班
テーマ
柏崎の魅力を活かし、スポーツでお金を持ってこられるまちづくり
意見内容
柏崎で盛んなスポーツ…水球、野球、マラソン
と言うのも、柏崎には海・山・施設など豊富にある
その結果、スポーツ資源を最大限生かし、スポーツで100億円稼ぐ!
- 水球を中心にどれだけお金を回せるか
そのためには、水球をさらにPRする、特徴をつくる、強い選手を呼ぶ、水球をきっかけに他のスポーツを引き付ける
- (水球など)地域での成功例を全市民に広げる
- 活動への補助(人やお金など)の充実
- 柏崎と東村山の交流のように、他の地域とも交流を増やす
- 特色のあるスポーツイベントの強化(ウオーキングなど)
- 体験の機会をつくる
- 市民が参加しやすいスポーツを充実させる(ウオーキング、マラソン)
- 地域で1つのことを頑張る
これらによって、市民のスポーツへの意識を向上させ、協力体制を作り上げる
7班
テーマ
海の柏崎でウオータースポーツ
意見内容
ウオータースポーツで市内外から2日間で来場者1,000人を目指す
達成方法
- 有資格者を募る
- SNSやホームページで広報
- 「海といえば○○」を売りにする
ルール設定
- 種目は5つ
- 年齢問わず楽しめるスポーツ
想定と解決法
- 海(ビーチ)の整備
- 海が荒れたら延期をする
実現の可能性
- 夜の楽しみとして花火大会とコラボ
- 半年前から準備を進めていく
8班
テーマ
成人のスポーツ人口倍増プラン
意見内容
企業へのアプローチ
- 施設使用料の減額
- 企業と連携した運動啓発運動
- スポーツに前向きに取り組んでいる企業を優良スポーツ企業に認定する
実現性:中
体験
- 市民運動の日を設定する(毎回異なった種目で開催)
- スポーツ体験フェスティバルの設定
- 日付を設定し、○月○日に異なる会場でいろいろなスポーツイベントを同時開催する
- 市民一斉体力測定
実現性:上
情報の集約と発信
- スポーツ団体一覧表の配布(活動場所、時間、内容、連絡先などを記載)
- 市民で行っているスポーツ運動を拾い出す
- システム開発についてはWebで検索
実現性:中の上
ハードの整備
例) ランニングコースなど
実現性:下
運動への動機付け・メリット
- 体験をすることでスポーツ人口を増やす
例) スポーツ体験コースを作り、体験ラリーを行う。スタンプラリー形式で体験していき、全コース体験したら商品券配布など
実現性:上
9班
テーマ
運動に縁がない人でもより多くの市民が参加できるようなスポーツの取組み
意見内容
柏崎のスポーツ…水球、ハンドボール、ビーチサッカー、ライフセービング、サーフィン、マラソン
市民全体の意識を変える
- 競技スポーツはもちろんのこと、生涯スポーツにも力を入れる
- トップアスリートを育てて人を集めることも1つの方法だが、子どもから高齢者までできるような市民全体で行うスポーツを広めていく
- スポーツを行うきっかけを作る
例) 教室・イベントの開催、抵抗の少ないマラソンなどのスポーツレクリエーション
(注意)柏崎では水球や水泳などが盛んだが、水着に抵抗がある人がいるので参加しやすいウオーキング・マラソンなどから行っていく。
- スポーツという言葉にこだわらず、一見するとくだらないような気軽に楽しめるものから行う
と言うのも、面白さがないと人は集まらない
- 子どもにかえるような新しい発想で大々的なイベントを開催する
例) 商店街全体を使用した鬼ごっこ大会、柏崎・夢の森公園全体でかくれんぼなど
この記事に関するお問い合わせ先
教育委員会 スポーツ振興課
〒945-8511
新潟県柏崎市日石町2番1号 市役所 本館2階
電話:0257-20-7010/ファクス:0257-23-0881
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更新日:2020年01月31日