日本海側初の海水浴場

番神海水浴場のモノクロ写真

写真:柏崎市立博物館提供

鯨波海水浴場のモノクロ写真

写真:柏崎市立博物館提供

柏崎の海水浴場の発祥は、日本海側では最も早い1888(明治21)年5月とされています。

時の陸軍軍医総監の松本順が、柏崎島町の布施静雅堂という病院に滞在中、海水浴の保健効果について盛んに唱道したのがその始まりといわれています。

当時、住民は海水浴など知りませんでしたが、偉い軍医総監が健康に良いというのだから本当なのだろうと、夏の暑い日など海へ入って泳いだりしたところ、冬に風邪をひかなくなったそうです。こうした話が口コミで広がり「潮(塩)湯治(しおとうじ)」と称して海水浴をする住民が急増したそうです。

1898(明治31)年に北越鉄道が長岡まで開通すると、遠方から汽車で海水浴に訪れる人が増加しました。

世界的には、1750年にイギリス人医師ラッセルにより、ブライトン(イギリス)で世界初の海水浴場が開設され、健康増進の動機づけからヨーロッパ中に広がりました。国内では、1885(明治18)年、同じく松本順によって、神奈川県大磯町に海水浴場が開設されています。

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更新日:2020年01月31日