02_地域の特色を生かした活動を展開
地域力の維持・向上にむけて
コミセンでは、各地区の特色を踏まえた「地域コミュニティ計画」を策定して、より良い地域づくりのための活動を行っています。
各地区で地域の資源を最大限生かしながら、住民主体のコミュニティづくりが行われ、親睦が図られています。
(市には27のコミセンがあります。誌面の都合上、一部の紹介になりますことをご了承ください。)
世代間交流で地域を活性化したい —ハッピーハロウィン in 松波
酒井美代子さん(左)と関矢真諭美さん(右)
コミュニティ計画策定時に「老若男女問わず楽しく交流し、地域を活性化するハロウィーンをしたい!」という意見が子ども会から出され、平成17(2005)年にハッピーハロウィーンin まつなみが始まりました。
当初はハロウィーンの認知度が低く、本当に楽しんでもらえるのか不安な面もありました。
日本でのハロウィーンイベント先進地である長野県塩尻市への視察や指導をいただくなど交流も長く続き、広い世代が楽しめるように工夫をしています。
お菓子をもらいに仮装して地域の各家庭を回ったり、スタッフも仮装をして子どもも大人も本気で楽しんでいます。
スタッフは多い時で150 人以上。
これまで関わってきた多くのスタッフの熱意と、地域の各家庭の理解・協力により、今では地域外からも遊びに来てくれるようになりました。
これからも内容を見直しながら、長く続けていきたいと思います。
「トリックオアトリートスタート」の合図で、子どもたちが目を輝かせて走り出す。
本当に楽しみにしてくれている事が伝わるその姿を見られる事が一番うれしいです。
商店街の活性化と地域のにぎわいを作りたい! —比角ストリートフェスティバル
田村光一さん(左)と後藤真人さん(右)
平成15(2003)年、コミセン祭り25 周年の節目に比角ストリートフェスティバルは始まりました。
商店街の空洞化が進む中で地域のつながりが希薄にならないように、商店街との連携や、地域外のお客さんにも来てもらい、地域ににぎわいの場を作りたいという思いがきっかけでした。
四谷通りを車両通行止めにする大規模なイベントを、地域住民が知恵と力を出し合って作り上げています。
地域には、熱い想いを持った人たちがいて「やるならとことん楽しくやろうよ!」という空気に満ちています。
アイデアを出して実行できる人がい
て、それを面白がって関わってくれる人がたくさんいたからこそ長く続けられていると思います。
大人たちの心からの笑顔を見られるのはうれしいですね。ストリートフェスティバルをきっかけに、知らない者同士の繋がりができています。
子どもからお年寄りまでさまざまな声が飛び交う中で、みんな一緒に楽しめる。
和と輪が広がる、比角ストリートフェスティバルです。
他にもいろいろな活動が行われています
花いっぱい運動(田尻コミセン)
子どもの見守り(枇杷島コミセン)
いわしまつり(荒浜コミセン)
災害時にもコミュニティは力を発揮
自らの地域は自らが守る
コミュニティの行事や活動を通して育まれた地域のつながりは、災害時の活動でも生かされています。
平成19(2007)年に発生した中越沖地震では、地域住民の安否確認、避難所運営、乳幼児や高齢者などの要配慮者支援でコミュニティは大きな力を発揮しました。
日頃の活動で顔の見える関係ができていることが、安全・安心な地域づくりにつながっています。
北鯖石コミセンの防災訓練の様子を紹介
北鯖石コミセンでは、中越沖地震が発生した7 月16日を忘れないため、毎年同日に防災訓練を行っています。
毎年趣向を凝らした訓練を実施していて、今年は初めての夜間訓練を予定しています。
避難したことを表す黄色の布を玄関に掲げる
要配慮者をリアカーに乗せて避難
応急手当の訓練
消防団と子どもたちで消火訓練
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更新日:2022年07月05日