【2021年7月号】水球のまち柏崎から世界へ
東京2020オリンピックへの出場を決めた4選手と日本人女性初のオリンピック水球審判員を務める津崎明日美さん。
今月に迫った大会開幕を前に、市民の皆さんに向けてメッセージをいただきました。
―このページは、広報かしわざき2021年7月号の特集を基に作成しました―
頼れるベテラン 志水 祐介 選手
MESSAGE
水球人生集大成の五輪に挑む
コロナ禍で大変な状況ですが、選手としてオリンピックに向けてしっかりと準備をしてきました。
このオリンピックは、私の水球人生における集大成と考えています。
選手を続けてこられたのは、たくさんの応援、サポートをしてくださった方々のおかげです。
何度も挫折し、選手生命に関わる大けがも負いましたが、市民の皆さんが私の復帰を信じ、支えてくださったからこそ乗り越えられました。
次は私がオリンピックで活躍し、皆さんに恩返しをします。
プレーで少しでも熱くなる、元気になるものを感じてもらえるように頑張ります。
PROFILE
- 昭和63(1988)年生まれ、熊本県出身。
- 平成28(2016)年のリオデジャネイロオリンピックでは主将を務めた。
- 平成29(2017)年に左肩腱板断裂の大けがを負うも、厳しいリハビリの末、日本代表への復帰を果たす。
- 今年の5月までセルビア共和国の強豪チーム「レッドスター」にレンタル移籍。主力として活躍した。
- ウォーターポロクラブ柏崎所属
日本の守護神 棚村 克行 選手
MESSAGE
柏崎代表としてもプレー
コロナ禍で多くの方が不自由な生活を強いられている中、競技に打ち込める環境への感謝を忘れずに日々の練習に取り組んでいます。
オリンピックでは、今まで練習してきた成果を出せるようにしっかり準備をして臨みます。
そして、多くの方に柏崎を知ってもらい、来ていただけるように日本代表としてだけでなく、柏崎代表として精一杯プレーします。
今までサポートしていただいた市民の皆さん、特に子どもたちに喜んでもらえるように頑張ります。
PROFILE
- 平成元(1989)年生まれ、沖縄県出身。
- 筑波大学在学中に日本代表に初選出。日本代表チームの守護神として平成30(2018)年のアジア大会準優勝をはじめ、多くの国際大会で正ゴールキーパーとして活躍。
- リオデジャネイロオリンピックでは、全試合に出場し、世界の強豪相手に戦った。
- ウォーターポロクラブ柏崎所属
日本の若きエース 稲場 悠介 選手
MESSAGE
目標はメダルと個人賞の獲得
オリンピックが延期となった1年は、選手にとってモチベーション・コンディションの調整など簡単なものではありませんでした。
待ちに待ったからこそ、さらに楽しみな気持ちが強まっています。
1年前の自分と今の自分を比べると、確実に成長していることが実感できています。
自身の課題や磨きをかけないといけないことなどを改善できました。
さらに成長した姿をプレーと結果で残し、メダルと個人賞の獲得を目標に頑張ります。
PROFILE
- 平成12(2000)年生まれ、富山県出身。新潟産業大学に在学中。
- 高校生の時からプロ契約を結ぶな
- ど、日本水球界では100年に1人の逸材と呼ばれている。
- FINA水球ワールドリーグスーパーファイナルでは、2年連続で大会得点王に輝いた。
- 現在は、世界最高峰のプロリーグと名高いイタリア・セリエA の「SCクイント」で活躍。
- 新潟産業大学、ウォーターポロクラブ柏崎所属
攻撃の要 小出 未来 選手
MESSAGE
五輪出場は柏崎と一緒に歩んだ結果
日本代表女子は、今回がオリンピック初出場となります。
その舞台に自身が選ばれたことを誇りに思います。
大学進学を機に柏崎に来てから10年以上が経ちますが、市民の皆さんからずっと応援していただきました。
ここまで来られたことは、このまちと一緒に歩んできた結果であると胸を張って言えます。
コロナ禍ではありますが、これまで皆さんにいただいた元気をお返しできるよう、精一杯戦い抜いていきたいと思っています。
PROFILE
- 平成4(1992)年生まれ、千葉県出身。
- 高校1年生から水球を始め、新潟産業大学進学を機に柏崎へ移住。
- 平成24(2012)年にウォーターポロクラブ柏崎の女子選手として初めて日本代表に選出された。
- 平成28(2016)年からの3年間は、イタリア・セリエAの「コゼンツァ」と契約し、水球強豪国での経験を積んだ。
- ウォーターポロクラブ柏崎所属
日本人女性初のオリンピック審判員 津崎 明日美 審判員
MESSAGE
選手が輝ける舞台にしたい
オリンピックが、目前に迫りました。
延期になったこの1年、選手たちは限られた環境の中で精一杯努力を積み重ねてきたと思います。
私は、審判という立場でオリンピックに関わることができ、とても光栄です。
同時に、この大変な世界情勢の中で開催することができるのは、たくさんの方々のお力添えがあったからこそだと心から感じています。
そのことを忘れずに、オリンピックという舞台に審判として立ち、選手が輝ける舞台にできるよう精一杯頑張ります。
PROFILE
- 平成元(1989)年生まれ、熊本県出身。
- 中学生から大学生までは選手として、大学卒業後は横浜市でジュニア選手の指導者として水球に関わる。その後、周りの勧めもあり、審判に転身。
- 現在は、ウォーターポロクラブ柏崎U- 15女子チームを指導する傍ら、国際水泳連盟(FINA)登録審判として世界で活躍中。
- ウォーターポロクラブ柏崎所属
水球ってどんな競技
ルール
水深2メートル以上のプール内につくられたコートの中で、7人で構成された2つのチームが、ゴールにボールを入れあい、点を競う競技です。
1ピリオド8分を、計4ピリオド行います。
見どころ
攻撃のチャンスはボールを持ってから30秒!
華麗なパスワークとスピーディーな試合展開が魅力です。
また、男子で時速70キロメートル、女子で時速50キロメートルを超えるシュートは、必見です。
競技日程
予選ラウンド
7月24日(土曜日)~8月2日(月曜日)
日本代表 試合日程(予定)
女子 |
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男子 |
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決勝トーナメント
8月3日(火曜日)~8月8日(日曜日・祝日)
関連リンク
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更新日:2021年07月05日