鏡が沖中学校区地域懇談会を11月2日に開催しました
枇杷島地区と半田地区の皆さんが、地域からのテーマや自由懇談など、さまざまな意見や要望を、市長と語り合いました。
地域懇談会の開催概要「鏡が沖中学校区」 (PDFファイル: 197.4KB)
日時
令和3(2021)年11月2日(火曜日)午後6時30分~8時5分
場所
枇杷島コミュニティセンター
参加者数
29人
市の出席者
市長、総務課(課長、係長)
懇談概要
- 市長の地域に関する施策の説明
- 地域からのテーマ
- 少子高齢化社会の柏崎市の今後の課題と対応方針
- 市道の通行変更または改良工事の要望
- 市道の舗装工事の要望
- 市道の横断歩道の設置要望
- 自由懇談
市長の地域に関する施策の説明(市長)
「新型コロナウイルス感染症の状況」「ワクチン接種の状況」「鏡が沖中学校区の市の事業」「市内の児童生徒数の推移と見込みおよび適正な学校規模の考え方」「国の第6次エネルギー基本計画に関わる柏崎市における事業構想」等について説明しました。
少子高齢化社会の柏崎市の今後の課題と対応方針
説明者:小・中学校やコミュニティセンターの統廃合等で財政縮小の影響が目に見える形で表れてきていると思う。少子高齢化が市民生活にどのような影響を与えていくのか。その対策は、既に検討され実施されていると思うが、市民には具体的に伝わっていないと感じられる。現状の認識と対応方針を伺いたい。
市長:まさに柏崎市が直面している一番大きな課題です。この課題を解決しなければ、教育の問題も高齢化の問題も、経済の問題も全て解決しません。UターンやIターンの政策を進めていますが、なかなか人口減少に歯止めがかからない。柏崎市だけでなく、新潟県全体も、日本全体も人口が減少しています。
さて、その中にあって柏崎市は、まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定し、人口減少対策に取り組んでいます。人口が減っていく中で、ありとあらゆるものを見直していきます。市全体のコミセンや小・中学校、道路の除排雪や上下水道の整備など、市の維持管理に関する経費は、年間約70億円から80億円程度掛かります。柏崎市公共施設等総合管理計画では、人口減少を見据え、平成28年から40年間で公共施設の延床面積を20%削減するとしています。しかし、今から5年前に作られた計画の人口推計よりも人口減少が進んでおり、非常に厳しい実態であるのが、柏崎市の現状です。
この現状の中で、皆さんに安心してなおかつ少しでも豊かな生活をしていただくためには、今まであったものを統廃合したり、合理的に配置をし直したりすることが、必要になってくるだろうと思います。そして、第五次総合計画の後期基本計画の中では、「子どもを取り巻く環境の充実」と「大変革期を乗り越える産業イノベーションの推進」という2つの重点戦略を掲げ、まちづくりに取り組みたいと考えています。
市道の通行変更または改良工事の要望
説明者:半田2・市道7-100号線の通行変更または改良工事の要望ですが、この道路は、傾斜があまりにも急であるため、危険防止対策として一方通行にするか、下水溝にふたをかけてもらいたい。なお、冬期は、凍結のため、前方にあるごみステーションに飛び込むような事故も発生している。
市長:一方通行については、警察の管轄となりますので、柏崎警察署と協議させていただきます。また、ふた掛けについては、広い道路であり基準に該当しないと思われます。10月から四谷通りは一方通行を解除しましたが、地元では長い間、議論されていました。いったん、一方通行にすると、すぐに戻すのは難しくなる可能性がありますので、一方通行にした方がいいかどうかをもう一度議論していただき、その結果、一方通行にしてもらいたいということであれば、警察に伝えたいと思います。
市道の舗装工事の要望
説明者:市道7-9号線は、全般にわたり地盤が悪く、道路の破損や亀裂がひどいので、全面舗装工事を行ってほしい。
市長:市道7-9号線の舗装修繕は、来年度、工事に着手したいと考えています。
市道の横断歩道の設置要望
説明者:城塚のファミリーマート付近の市道において、基本的には道路に面して4カ所に横断歩道が作られるが、この部分には3カ所しかない。以前には、交差点内で死亡事故も発生していることから、横断歩道を設置していただきたい。
市長:横断歩道について、なぜガードレールがあるのかを確認しましたが、分かりませんでした。来年春頃に、市でガードレールを撤去し、撤去後に、警察が横断歩道を設置すると聞いています。
自由懇談
ゆりが丘の盛り土について
参加者:先般、大規模盛土の件で、市から文書が来た。ゆりが丘が盛り土であることは承知しているが、中越沖地震後から年々道路がずれてきて困っている。擁壁が10センチメートルほど離れているところが何カ所もある。
市長:担当に伝えて、確認いたします。今回の調査についても、ご説明させていただきたいと思います。
除雪について
参加者:今年はかなり雪が降ったので、普段除雪していない人が除雪したと思う。除雪していただくことはありがたいが、豪雪地帯で除雪の技術を磨いていただくことはできないのか。
市長:柏崎の除雪業者は、下手ということはないと思います。市としてもオペレーターを増やしたいと思い、助成金を出していますが、人手が足りません。1月は数日間でどっと降ったので、除雪業者が間に合いませんでした。また、気温が低かったことで凍結し、でこぼこな状態がずっと続いてしまいました。業者も丸三日間、家に帰ることもできず、寝ることもできずという状態にある中で、建設業協同組合の会長から、ちょっと休ませてほしいという連絡をいただいたので、防災行政無線で放送させていただきました。ご理解をいただきたいと思います。
地域エネルギー会社について
参加者:市長から「北海道から新潟県までの洋上風力発電を直流で結び、柏崎でくみ上げて東京電力の送電線へつなぐ。また、蓄電池工場を整備する」という話があったが、今考えられている地域エネルギー会社は、どんなことをする会社なのか教えていただきたい。
市長:市外・県外で作られた電力を柏崎に集め、東京電力の送電線を使って流すために蓄電池などで安定化する役割も、将来的には、地域エネルギー会社が担いたいと思っています。地域エネルギー会社は、来年の3月には設立する予定です。学校の跡地や柏崎ぶどう村など市が所有している土地に太陽光パネルを設置して、そこで作られた電力を売っていくというのが初期段階です。ただ、3月に会社を設立しても、すぐに太陽光発電を始められるわけではないので、当面は、卸電力から電力を購入して市内の公共施設に売っていくことにより経営を安定させ、その間に太陽光発電で電力を生み出す。将来的には、県外で作られた再生可能エネルギーを柏崎に集めて東京へ電力を送りながら、再生可能エネルギー100%の電力を買いたいという市内企業に売っていくというのが、設立から10年間の地域エネルギー会社の構想です。
防災士について
参加者:柏崎市で200名の防災士が誕生し活躍されていると思うが、自分の町内の横のつながりが分からない。個人情報の問題もあると思うが、地域で防災・減災に携わる者として、知識を広げ、個人的なつながりもほしいと思う。名前や地域などを公表してほしい。
市長:それぞれの地域でどういう方が防災士として活躍しているのか、連携を取るのはいざというときに非常に大事だろうと思います。今のご提言も含め、交流の機会や横の連携がしっかりと分かるように組み立てていきたいと思います。地域によって災害の種類は違うと思いますので、それぞれの地域にある特徴的な災害に対応する訓練や勉強は大事だと思います。防災士の皆さんの交流の機会を、もう少し充実させていきたいと思います。
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更新日:2021年12月24日