3月1日~3月7日は「建築物防災週間」です

建築物防災週間は、建築物に関連する防災知識の普及と意識向上の推進を目的に設けられています。

令和4(2022)年度の春季建築物防災週間は、令和5(2023)年3月1日~3月7日です。

建築物やブロック塀の適正な維持保全で、地震や火災、強風、雪害などの被害を軽減しましょう

火災や天災などによる建築物や人などへの被害を防ぐためには、建築物と建築物内の避難設備の維持管理が重要です。

店舗など多くの人が利用する建築物は、非常用照明や防火扉などの避難設備が適切に動作するように維持管理を行う必要があります。

令和3(2021)年12月に大阪市北区で発生したビル火災では、避難経路の階段が1つしかなく、その階段付近から出火したため逃げ遅れたことが、大きな被害が発生した原因の1つであると考えられます。
このような雑居ビルも、建築基準法や消防法などの基準を守り、防火対策を徹底する必要があります。

また、大規模な工場では、建築基準法の防火区画や排煙設備などの防火避難規定と消防法の基準を守り、火災を想定した全従業員での避難訓練を行うことが重要です。

近年では台風や大雪による空き家の損壊、屋根葺き材の飛散などの被害が発生しています。周囲への被害を未然に防ぐには、定期的な点検が必要です。
瓦は屋根に緊結し、地震や強風などにより飛んだり落下したりしないように、国の基準に適合させる改修を行うことが望ましいです。
また、ブロック塀は、地震で倒壊しないように改修や除去などを行い、歩行者への被害が無いように努める必要があります。

共同住宅の屋外階段に対する安全対策の推進

令和3(2021)年4月、東京都八王子市の木造3階建て共同住宅で、屋外階段の落下による死亡事故が発生しました。

このような事故を未然に防ぐため、共同住宅の屋外階段に劣化があれば修繕する必要があります。

築年数が古い建築物の適切な維持保全

令和4(2022)年9月7日に、3階建て鉄骨造の2階はね出し部分が崩落し、駐車していた車に落下したことで、車内にいた3人が死傷する事故が発生しました。

はね出し部分を支える斜材の接合部等の腐食が、事故の要因の1つと考えられています。

築年数が古い建築物を所有・管理している場合は、構造部材などの劣化について、建築士などによる調査を実施し、必要な対策を行ってください。

「建築物防災相談所」で建築物の耐震などに関する相談ができます

スーツを着た男性が机をはさんで向かい合って座り、話し合っているイラスト

建築物防災週間に合わせ、市庁舎内に「建築物防災相談所」を設置します。

建築物の耐震診断や耐震改修、吹き付けアスベストの補助制度などの相談ができます。

お気軽にご利用ください。

建築物防災相談所の開催概要
設置期間

令和5(2023)年3月1日(水曜日)~3月7日(火曜日)

相談時間

月曜日~金曜日の午前8時30分~午後5時15分

会場

建築住宅課(市役所4階)

費用

無料

申し込み

不要

関連リンク

この記事に関するお問い合わせ先

都市整備部 建築住宅課 指導係

〒945-8511
新潟県柏崎市日石町2番1号 市役所 本館4階
電話:0257-21-2291/ファクス:0257-23-5116
お問い合わせフォームはこちら

更新日:2023年02月17日