令和7(2025)年度冬季収蔵資料展「むかしのくらしと道具 ―米づくりを支えたモノたち」

更新日:2025年12月03日

日本の農業は戦後、機械化が急速に進みました。耕うん機や農薬噴霧器の普及を皮切りに、動力バインダーや動力田植え機などが導入され、今日では米作りに関わる重労働のほとんどが機械によって行われるようになりました。

本展では当館の収蔵資料から、農業が機械化される以前の昭和前半期を中心に、田起こしから収穫、わら仕事に至るまでの、長く米作りを支えてきた道具を展示します。あわせて、稲作とともに培われてきた人々の知恵と技も紹介します。

写真:水を張った田んぼで田植え枠を転がす人。枠の跡に合わせてその後ろに4人ほどが苗を植えています。写真はモノクロ写真です。

田植え枠を使った田植え

写真:稲刈り作業をする人たち。すげ笠をかぶり、1束ずつ稲を刈っているところ。後ろにははざ掛けした稲が並んでいます。写真はモノクロ写真です。

稲刈りと稲架(はさ)掛け

展示の概要

会期

令和8(2026)年1月4日(日曜日)~令和8(2026)年3月8日(日曜日)

(注意)入館は午後4時30分まで。

休館日

月曜日(月曜日が休日の場合は、その翌日)

会場

  • 特別展示室
  • エントランスホール

入場料

無料

(注意)常設展示やプラネタリウムをご覧になる場合は、入館料が必要です。

おもな展示内容

  • 田起こしから田植えまで
  • 草取りから稲刈りまで
  • 脱穀から出荷まで
  • むかしの道具体験(エントランスホール) 「石臼を使ってみよう・冬の民具を身につけてみよう」

囲炉裏のある暮らしを再現した展示もあります。

唐箕は風の力で籾とごみを選別する道具です。

風の力で籾とごみを選別する「唐箕(とうみ)」

馬鍬は牛や馬にひかせて土をかきならす道具です。

牛や馬にひかせて土をかきならす「馬鍬(まぐわ)」

囲炉裏の様子を再現した展示です。

囲炉裏(いろり)のある展示

関連イベント(要申込・先着順)

1月4日(日曜日)以降、、電話で博物館へお申し込みください(定員になり次第、受け付けを終了します)。

ワークショップ「わらの鍋敷き作り」

ワラで作る鍋敷きです。

わらの鍋敷(なべし)き

  • 講師:鈴木貴良さん(新潟県指導農業士)
  • とき:令和8(2026)年2月7日(土曜日)
    • 午前9時30分~11時30分
    • 午後1時30分~3時30分
  • ところ:博物館 小ホール
  • 定員:各回5人(先着順、小学生は保護者同伴)
  • 参加費:500円
  • 申込期間:1月4日(日曜日)~2月6日(金曜日)

関連リンク

この記事に関するお問い合わせ先

教育委員会 博物館 文化学芸係

〒945-0841
新潟県柏崎市緑町8番35号
電話:0257-22-0567/ファクス:0257-22-0568
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