2021年米山の雪形出現レポート

更新日:2021年05月21日

米山の雪形スケッチ

米山の雪形。コイガタと3種類のスジマキ男の図(力石春美氏作画)

2021年の米山は、小雪だった昨年とは異なり、美しい雪化粧が施されました。

4月になると徐々に雪が消え、残雪と地肌が織りなす斑模様の中に、スジマキ男(スジマキじいさん)と呼ばれる3種類の人型や、コイガタ(鯉形)が出現しました。

その誕生の様子を写真で紹介します。

2021年の雪形紹介

2021年2月10日の米山

2021年2月1日
深い雪で覆われています。

2021年4月1日の米山

2021年4月1日
中央付近の尾根にスジマキ男Aが見え始めました。

2021年4月11日の米山

2021年4月11日
スジマキ男Aに続き、スジマキ男Cが見え始めました。

2021年4月22日の米山

2021年4月22日
コイガタの全体像が見えます。

2021年4月27日の米山

2021年4月27日
スジマキ男Bの姿も見えるようになり、雪形が完成しました。

2021年5月4日の米山

2021年5月4日
雪形の輪郭が崩れ始めました。

米山の雪形は、稲作の準備時期を教えてくれるほかに、その年の作物の実りを占う手段として用いられてきました。
くっきりとした雪形が見えた年は豊作と言われています。

ちなみにスジマキ男と呼ばれる人型が3種類あるのは、米山を仰ぎ見る位置で雪形の見え方が変わるため、上図のA・B・Cのどれをスジマキ男とするかは地域によって違いがあります。

博物館2階からも米山を一望することができます。
これからの季節は、夏の濃い緑に覆われた米山を見ることができます。

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