柏崎市名所案内「日蓮着岸の地(にちれんちゃくがんのち)」
赦免された日蓮が、佐渡から流れ着いた地
佐渡へ配流(はいる)された日蓮上人は、文永11年(1274年)赦免となりました。
同年3月15日、寺泊へ向かうはずでしたが、暴風のため同17日に十院坊岩のある小澗(こま)に着きました。ここが日蓮着岸の地と云われています。
当時、この着岸の地の近くにあった真言宗大乗寺の住職である慈福法師は、ここで一夜を過ごした日蓮上人の教えにより日蓮宗に改宗し、日心の法号を与えられました。
また、この時日蓮上人は、大乗寺にあった八幡大菩薩に参詣し、法華守護三十番神の分霊を請じ、迎えて祀ったと云われています。
日蓮上人の本土着岸の地となった大乗寺は時代とともに衰微しましたが、後に登場する日敬上人により、妙行寺、そして妙行寺の境外仏堂の番神堂へとなり、日蓮上人の教えを今も受け継いでいます。
日蓮着岸の地
妙行寺境外仏堂の番神堂
番神堂裏の高台に建つ日蓮上人像
市指定文化財(記念物・史跡)
名称
日蓮着岸の地
指定年月日
昭和51(1976)年2月20日
所在地
柏崎市番神2字大磯地内
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更新日:2020年10月21日