市長臨時記者会見での質疑応答（令和2（2020）年11月23日）

令和2（2020）年11月23日（月曜日）の市長臨時記者会見での報道機関の質問と、市長や市担当者の回答です。

記者：11月22日の記者会見で、22日に70名以上がPCR検査を受けたと伺ったが、今回陽性が確認された7名以外は陰性だったのか。また、7名の症状を伺いたい。

市長：7名以外は陰性でした。7名の方は無症状だと聞いています。

記者：児童に感染が広がっている事態をどう受け止めているか。

市長：お子さんの命を預かり、育てるための教育現場で、それを脅かす事態を引き起こしてしまっている状況は非常に遺憾ですし、痛恨の極みです。

記者：先生方と子どもたちの間で感染があったということになると思うが、授業を含めた学校生活全般の感染予防策は万全だったのか。

市長：マスク着用、消毒や換気などを行っていますが、お子さんから先生に寄り添っていくこともあると思いますし、マスクがずれることもあるかもしれません。完璧な感染症対策を目指していますが、現場ではなかなか実現できないだろうと思います。その中でも、できる限りのことは配慮しています。

記者：学校名が公表されたので、あらためて休校する学校数を伺いたい。

市長：2校です。荒浜小学校と松浜中学校です。

記者：その他の学校への対応は何か考えているか。

市長：現在のところ考えていません。保育園などは子ども未来部からお話しします。

子ども未来部長：保育園は現在のところ休園措置などはありません。児童クラブは、荒浜小学校に関係する児童クラブを小学校の休校に合わせて閉鎖します。

市長：議会からも保育園を休園にするべきではないかという声がありました。今回陽性となった児童と保育園児のきょうだいがいないことを確認し、状況が変われば可能性はありますが、現在のところ休園措置は考えていません。事実関係を確認しながら慎重に判断したいと考えています。

記者：今後も感染が広がる可能性があるが、現在の柏崎の医療体制は万全なのか。また、新型コロナウイルス感染症患者が増えたことで、スーパー「GO TOイート」の延期などは考えているか。

市長：今のところ荒浜小学校以外に拡大する兆候は見られませんが、もし明日も本日と同じ程度新たに陽性者が確認されたとしても、柏崎の医療体制が崩壊してしまうという事態にはなりません。市内の医療機関、県が所管する医療機関の連携が非常にうまくとれていますので、ご安心ください。
経済的な部分に関しては、今後考え直さなければならないと思っています。

記者：陽性が確認された7名の児童は同じクラスか。また、この7名は市内14～16例目の濃厚接触者としてPCR検査を受けたとのことだが、明確には何例目の濃厚接触者なのか。

市長：複数のクラスです。何例目の濃厚接触者なのかは個人を特定しかねないので、お答えは控えさせていただきます。

記者：臨時の校長会は何時からどこで行ったのか。

市長：午後1時15分から市民プラザで行いました。

記者：他にもPCR検査を受けている方はいるのか。

市長：荒浜小学校の全児童にPCR検査を受けていただくことになりましたので、明日の午前にも結果が出ます。

記者：荒浜小学校の正確な教職員数と児童数を伺いたい。

市長：教職員が30名、児童数が212名です。

記者：入院するとなると全て市外になるのか。

福祉保健部長：現時点で市外と決まっているわけではありません。県が割り振りをしていますので、今後市内の病院に入院することも考えられます。

記者：他の学校での感染予防対策の強化などに関して、具体的に指示されたことはあるか。

市長：教職員一人一人が、個人の生活も含めてあらためて意識を高めて、より慎重な行動をとっていただきたいと思っています。具体的な指示については教育委員会からお話しします。

学校教育課長：教育長が本日の校長会で、教職員は毎日必ず体温チェックを行うこと、体調に異変があった場合には医療機関に連絡して指示を仰ぐこと、自身の行動履歴を確実に細かく記録すること、管理職は全教職員の健康状態を常に注意し、異変が見られた場合には速やかに連絡をすることという4つの指示を出しました。

記者：今回陽性が確認された児童7名の担任の先生も陽性が確認されているのか。

市長：そこまで限定できません。

記者：全校児童にPCR検査を行うとのことだが、市が民間の医療機関などに依頼しているのか。

市長：県の判断による、行政検査になります。