南中学校区地域懇談会を7月19日に開催しました

高田地区、上条地区、野田地区、別俣地区、鵜川地区の皆さんが、上条コミュニティセンターで市長と語り合いました。

「地域からのテーマ」や「自由懇談」など、さまざま意見や要望について意見交換を行いました。

質問をする参加者
説明する櫻井市長

開催概要

  • 市長の地域に関する施策の説明(市長)
  • 地域からのテーマ
    ・イノシシ対策について
    ・鵜川ダムの周辺設備の設置について
    ・過疎地域における空家、空き地対策に関する支援拡充の検討について
  • 自由懇談

市長の地域に関する施策の説明(市長)

「人口減少の現状」「一般会計の予算額と行政サービス」「イトーヨーカドー跡地」「フロンティアパークの現状」「全国住みよさランキング」「新エネルギー産業」「防災ガイドブック:避難場所と避難所の違い」「原子力防災時の避難ルート」について説明しました。

地域からのテーマ

事前に提出されたテーマについて、市長が回答し、その後質疑を行いました。
説明者とは「地域からのテーマ」の趣旨を説明した方です。

イノシシ対策について

説明者:イノシシの出没が非常に多くなり、集落の中心部に7頭も現れました。このままでは、住民が危ないということで、何とか対策をしてほしいという話が多く出ています。そのため7キロメートルほど電気柵を設置するということを、市にお願いしたところ資材の提供をしていただきました。当然、この電気柵については今年度中に設置する予定です。しかし、農作物を守るといった観点から事業を行っているので、住民のための対策については、この事業ではできないという話でした。富山県の例ですが、集落全体を電気柵で囲むということを行っています。地域住民の生活の安定ということを考えていただき、集落全体を電気柵で囲うことはできないでしょうか。

市長ご提案は、田んぼを囲うだけではなく、集落の中に住んでいる人、生活をしている人を守るために、集落ごと電気柵で囲ったらどうかということでした。富山県の事例を含めて紹介いただきました。車が通るたびに電気柵を外さなければならないという不便さも出てくるので、集落ごと電気柵で囲うことが有効なのか。また、国などの補助があるのかなども含めて、勉強させていただきたいと思います。
県が本年度、西山町二田地域で集落の環境診断を行い、集落における鳥獣被害防止対策の検討を行う予定です。集落全体で、どうしたらイノシシ被害を防げるかということをモデル地域として行う事業です。9月26日に予防診断、10月3日に集落の環境診断を行って、どうしたら効果があるのかの検証に基づいて、集落として電気柵がいいのか、狩猟がいいのか、わながいいのかということを含めた取り組みをするということを聞いています。
今のところ抜本的な解決策はない状況ですが、電気柵の補助については皆さんの申請があれば現地を確認して、できる限り対応していきたいと考えています。

鵜川ダムの周辺設備の設置について

説明者:鵜川ダムの周辺整備について、地域との話し合いの場が今までなかったので、地域の要望も含めた話し合いの場を設けていただきたいと思います。

市長鵜川ダムは、令和7(2026)年に完成予定となっています。周辺整備については、平成3(1991)年11月に、ダム建設に伴う要望書を市にいただいています。道路関係が19項目、水路関係が5項目、周辺の整備項目が13項目ありました。平成4(1992)年から平成7(1995)年にかけては、計画が進む中で地元から上がってきた要望を入れた基本計画が作られました。要望について具体的に、できているものとできていないものをお話しいたします。キャンプ場やテニスコートは、残念ながら難しいということで実施されていません。集会所などや周辺の道路整備については、ほぼ要望どおり対応できていると思っています。トイレについては、見学にいらっしゃった方に、管理棟のトイレを開放できるようにしたいと考えています。
令和7(2026)年まで時間がありますので、現実的なご要望があったらお聞かせいただきたいと思います。

過疎地域における空家、空き地対策に関する支援拡充の検討について

説明者:空き地、空家で相続放棄したものについては、国に移管されると聞いていますが、草ぼうぼうになっていたり、家屋が崩壊していたりという現実であり、地域では難儀をしています。行政として一歩踏み込んだ施策ができないでしょうか。

市長空家対策措置法や環境推進クリーン条例において、是正を求めることはできますが、代わりに草刈りを行ったり、家屋を直したりはできません。しかし、通学路や日常的に子どもたちが通るところについては、行政がネットを張って対応する場合があります。緊急性、危険度を確認しながら対応しますが、最後の最後には代執行ということもあります。法律上、財産権を侵して行政が力を及ぼすということになると、それなりの覚悟が必要になります。法律的な覚悟、財政的な覚悟をしなければならないので、そうならないようにするために、誰かに貸すといったマッチングができたときは、草刈りの支援を市が行っています。

自由懇談

国道8号バイパスの進捗(しんちょく)状況について

参加者:国道8号バイパスの進捗(しんちょく)状況について、お聞かせいただきたいと思います。

市長西方面は今トンネルを掘っていますが、あと3年で鯨波までは供用開始できるのではないかと思っています。また、東方面は同時進行していますので、4、5年で全線供用開始ができるのではないかと期待しているところです。

避難道路について

参加者:避難道路について大臣を案内するということですが、国道353号から石黒を通って門出に行くとなると、石黒から門出、松代に避難するということを想定しているということでしょうか。この地域は大島村が避難場所になっていますので、国道353号を通るのが一番近いです。門出までとなると鯖石地域と一緒になるし、遠回りになります。

市長大臣を案内するのは、石黒から門出に抜ける県道275号線です。冬場は危ないので、落合、居谷の方々は国道353号を通るのではなく、石黒から県道275号線を通るというルートということで案内をします。案内をするときには、冬場の様子の写真を用意して説明しますが、地図も用意して国道353号を真っすぐ行った方が近いこともお話ししたいと考えています。

空家について

参加者:国道353号沿いで、雪で車庫の屋根が潰れてシャッターが道路に出てきているところがあります。地主が長岡で連絡がとれないので、何とか連絡をしていただきたいという話を、市にしているのですがどのようになっているのでしょうか。できたらネットをかけるなどをお願いしたいと思います。奥の人が土地を買って駐車場にしてもいいと言っているのですが、話をするきっかけがないとのことなので、このような話がある事もお伝え願いたいと思います。また、杉の木が見通しを悪くしていて、子どもたちが渡ろうとしてもバスが見えない状況なので、杉の木についてもお伝え願いたいと思います。

都市整備部長管理している方に助言、指導を行っていますが、勧告までは行っていない状況です。今いただいたことを、管理している方に話をするとともに、ネットも検討します。

コミセンの統合について

参加者:箱物が予算を圧迫しているのは分かるのですが、どのような対応をしていくのかお考えをお聞かせください。

市長コミセンの統合を含めての方向性ということかと思います。鵜川の方に関しては、診療所も含めて難儀をおかけしています。加えて、コミセンも野田へという方向性をお示ししているところです。一気に上条、高田ということもあるかもしれませんが、当面の間は鵜川と野田の統合ということで、段階を追っていかなければならないと思っています。一気にというのは考えていません。過去に造ってきた施設などは、減らしていかなければならないという時代になってきています。そうしないと、市民の生活が一定レベルに保てないということを、ご理解いただきたいと思います。学校の統合も皆さんに難儀をしていただきました。高柳中学校は今度、第五中学校に統合します。
高柳町事務所は4月1日から正職員を10人から5人にしました。その代わり高柳町石黒地域の方々は、電話一本かけていただければ、住民票を配達するといったサービスを試験的に始めました。難儀をかけますが、その分便利なサービスを考えていかなければならないと考えています。

道路拡張について

参加者:高田保育園前の道路拡張は、時間がかかるという話をきいていますが、早い時期にお願いします。

都市整備部長今年、平面測量を行いましたので、皆さんから法線を了承していただければ、順次進めていきますが、2、3年かかると思っています。

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更新日:2020年01月31日