全国で林野火災が多発しています
空気が乾燥し強風が吹く春にかけて、林野火災や枯草火災が多く発生しています。
法律で禁止されている野焼きの延焼、たばこのポイ捨て、たき火や火入れの不始末など不注意で発生することが多いです。
発生すると早期に拡大し消火まで時間がかかるため、貴重な森林や住宅などが失われてしまいます。
岩手県大船渡市で火災が長期化

令和7(2025)年2月26日に岩手県大船渡市で発生した林野火災は、鎮圧まで11日かかりました。
3月17日現在で大船渡市の面積の9パーセントに当たる約2,900ヘクタールが焼失し、210棟の建物に被害をもたらしました。
野焼きは法律で禁止されています
野焼きによる廃棄物の焼却は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律によって禁止されています。(廃棄物の処理及び清掃に関する法律第十六条の二)
罰則(廃棄物の処理及び清掃に関する法律第二十五条)
- 違法に野外焼却した者(未遂行為を含む)
- 5年以下の懲役又は1千万円以下の罰金、またはその併科
ただし、公益上若しくは社会の習慣上やむを得ない廃棄物の焼却又は周辺地域の生活環境に与える影響が軽微である廃棄物の焼却として政令で定めるものは、例外行為として扱われる場合もあります。 野焼きに関するお問い合わせは、環境課(電話番号:0257-23-5170)へご連絡ください。
火災原因はたき火が最多(令和元(2019)年~令和5(2023)年の5年間)
柏崎市消防本部管内では、令和元(2019)年から令和5(2023)年までの5年間で、127件の火災が発生しました。原因別では、たき火が17件と最も多いです。
過去には、たき火の火が住宅へ燃え移り、死者が発生した火災もあります。
火の管理を徹底しましょう
入山者や森林所有者、農作業などの従事者、地域住民の方は火気管理の徹底をお願いします。
- 強風時や乾燥した日は特に危険。枯草の近くなど、延焼しやすい場所では火を使わない
- やむを得ずたき火や火入れをする場合は、周囲に燃えやすいものがない場所で行う。消火器や水バケツなどの消火準備を必ず行い、その場を離れない
- やむを得ずたき火など火を使用した後は、確実に火の始末を行う。炎が見えなくなっても火種が残っている場合がある
- たばこのポイ捨ては絶対にしない
- 火遊びは絶対にしない。させない

この記事に関するお問い合わせ先
消防本部 予防課 予防指導係
〒945-0034
新潟県柏崎市三和町8番51号
電話:0257-24-1382/ファクス:0257-22-1409
お問い合わせフォームはこちら
更新日:2025年03月25日