回復体位・やけど・熱中症の応急手当て、倒れている人を運ぶ方法

えちゴンが立っている写真

消防救急フェアで応急手当を体験した、柏崎市のゆるキャラ「えちゴン」が分かりやすく説明するよ。

心肺蘇生法だけではなく、その他の応急手当について説明します。

けがをした方や、具合が悪い方がいたら、声を掛けて、自分ができることをしてあげることが大切です。

以下の対応方法をご覧ください。

回復体位

通常の呼吸があり、嘔吐(おうと)や吐血がみられる場合や、やむをえずその場を離れる場合には、倒れている人を横向きに寝かせます。

これを「回復体位(かいふくたいい)」といいます。

反応はないが普段通りの呼吸あり(YouTube)

回復体位(YouTube)

やけど

やけどをした部分が広く、また深いほど危険です。子どもは、体の表面積の10~15パーセント以上の広さをやけどすると危険です。

  • やけどの応急手当は、衣類を脱がさず、急いで冷たいきれいな水または水道水で、痛みが取れるまで10分以上冷やします(冷却しつづけると体温が極端に下がることがあるので、過度な冷却は避けましょう)
  • 水ぶくれはつぶさないで、清潔な布やガーゼで覆い、その上から冷やします

熱中症

熱中症は重症化すると死に至る緊急事態です。

炎天下での作業やスポーツで発症するだけでなく、高齢者は高温多湿な室内で発症したり、子どもは炎天下の乗用車内に残されて発症したりします。

  • こむらがえり(ふくらはぎのまひ)、大量の発汗といった症状だけなら、涼しい場所で安静にし、水分と塩分を補給しながら体を冷却します
  • 意識がもうろうとしている、体温がとくに高いなどの症状がある場合は、直ちに119番通報し、救急隊が到着するまで冷却を続けてください

ポイント

越後柏崎のPRキャラクターえちゴンが左指をさしているイラスト

冷却するには、衣服を脱がせ体を濡らし、うちわや扇風機で風を当てるのが効果的です。

氷のうなどで首、脇の下、太ももの付け根などに当てて冷やすのも有効です。

自分で水が飲めない場合は、無理に飲ませないようにしましょう。

搬送法(倒れている人を運ぶ)

安全な場所へ緊急に移動させるための搬送手段で、2人で持ち上げて運ぶ方法、比較的軽い人を背負って運ぶ方法、背部から手を回し後方へ引きずりながら運ぶ方法などがあります。

搬送を慎重に行っても、傷病者に与える影響は大きいので、必要最低限にとどめ、最後の手段として考えます。

搬送法の動画(YouTube)

二人で運ぶ方法

背負って運ぶ方法

引きずりながら運ぶ方法

お子さんの急病やけがについては、こどもの救急(公益社団法人日本小児科学会のサイト)も参考にしてください。

こどもの救急(こどもの救急のサイトへリンク)

関連リンク

この記事に関するお問い合わせ先

消防本部 消防署 救急係

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新潟県柏崎市三和町8番51号
電話:0257-24-1500/ファクス:0257-24-1119
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更新日:2020年01月31日