安定ヨウ素剤の配布Q&A

安定ヨウ素剤とは何ですか?

放射性ヨウ素による甲状腺の内部被ばくを抑える効果がある薬です。

安定ヨウ素剤を前もって服用することで、放射性ヨウ素が甲状腺にたまることを防ぎます。

安定ヨウ素剤を服用しない場合と服用した場合の、甲状腺にたまる放射性ヨウ素の状況を示しているイラスト

放射性ヨウ素とは

原子力発電所で事故が起きたとき、周辺に放出される放射性物質の一つです。

人間の喉元にある甲状腺にたまる性質があります。

内部被ばくとは

体の内部から放射線が出ているイラスト体内に放射性物質が入ることで、体の中から放射線を浴びる状態です。

放射性物質が長期間体内にとどまることで、さまざまな放射線障害を引き起こします。

いつ服用するのですか?

市が服用のお知らせをしてからです。

原子力災害時に国の指示を受け、防災行政無線などでお知らせしますので、それまでは服用しないでください。

安定ヨウ素剤の効果は、服用後24時間とされています。

用が早すぎると十分な効果が得られない場合があります。

副作用はどのようなものですか?

一般的に、副作用の心配はありませんが、人によってはヨウ素に対するアレルギー反応が起こる場合があります。

例えば、発熱や関節痛、じんましんなどのほか、重篤なショック症状を起こす方がまれにいます。

事前配布の対象はどのような人ですか?

事前配布の対象者は次のとおりです。

  • 40歳未満の方
  • 40歳以上の妊婦・授乳婦・妊娠を希望する女性

なお、40歳以上でも希望する方には事前配布します。 

服用できない人は災害時にどうすれば良いですか?

原子力発電所からおおむね5キロメートル以内にいる場合は、早期に避難していただきます。

服用する量はどれくれいですか?

3歳未満の乳幼児はゼリー状剤を1本服用します。そのまま服用しますが、お湯やミルクなどに溶かして飲んでも問題ありません。

3歳以上の方は丸剤を服用します。13歳未満は1錠、13歳以上は2錠です。水などと一緒に飲んでください。

この記事に関するお問い合わせ先

危機管理部 防災・原子力課 原子力安全係

〒945-8511
新潟県柏崎市日石町2番1号 市役所 本館3階
電話:0257-21-2323/ファクス:0257-21-5980
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更新日:2023年11月30日