国際原子力事象評価尺度(INES)とは

原子力発電所におけるトラブルは、その内容が技術的、専門的なものとなり、直ちに一般国民の理解を得ることが困難な場合が多いなどの理由から、国際原子力機関(IAEA)及び経済協力開発機構の原子力機関(OECD/NEA)が、原子力発電所等で発生したトラブルが安全上どのような意味をもつのかを簡明に表現する指標としてINESを策定した。
我が国においては、1992年8月1日から運用開始。法律、通達に基づき報告されたトラブルは、「総合資源エネルギー調査会原子力安全・保安部会INES評価小委員」が国際原子力事象評価尺度(INES)に基づき評価していたが、2012年9月18日からは、原子力規制委員会が評価している。

原子力発電所の事象の国際評価尺度INESを表す説明図

(注意1):シーベルトとは、放射線が人体に与える影響を表す単位(1ミリシーベルトは1シーベルトの1000分の1)
(注意2):評価レベルについて、レベル0を0+(安全に影響を与える事象)と0-(安全に影響を与えない事象)に分けて評価していたが、2013年度以降に発生した事故・トラブルについてはレベル0の評価に統一された。
(注意3):中越沖地震による柏崎刈羽原子力発電所のトラブルは、レベル0-(6号機放射性物質漏えい、1~7号機原子炉建屋オペレーティングフロアにおける溢水)、評価対象外(3号機変圧器火災、6号機原子炉建屋天井クレーン損傷)でした。

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更新日:2022年03月31日