刈羽三山(かりわさんざん)への登山の注意事項(お願い)

刈羽三山への登山を計画される皆さまへ

刈羽三山の標高はいずれも1000メートル以下ですが、標高だけで簡単に判断し、安易で無謀な計画で登山することは大変危険な行為です。

登山の数日前から天気や残雪の状況など最新の気象情報を確認し、ゆとりある登山計画をたててください。また、残雪やもしもの悪天候を想定した登山用具を携行することが必要です。

さらに、登山中も常に最新の気象情報を利用し、気象の急変などに備えた適切な判断・行動をとってください。

ツキノワグマによる人身事故を防ぐために

クマはエサを求めて山中を動き回ることから、刈羽三山にもたびたび出没しています。

クマによる人身事故は早朝や夕刻に多発している傾向があります。

万が一に備え、クマよけの鈴など音の鳴るものを携行し、クマによる被害に遭わないよう心がけてください。

これまでの事故の共通点

  • 早朝もしくは夕刻に山中・山際で事故が多発
  • 高齢者が1人で農作業、山菜取りや栗拾いなどの作業中に被害
  • 鈴やラジオなどの音の鳴るものを携行していない
  • クマの食べ物や潜める場所が近くにある

クマと遭遇しないために

  1. 頻繁に物音や声を出して歩く!
    • 鈴、笛、ラジオなどを鳴らすか、大きめの声で話しながら歩いてください
    • 山際の畑に近づく時は、爆竹やクラクションなど大きな音を出すことが効果的です
    • 山菜採りやクリ拾いなど木の実採りには注意してください
  2. 早朝や夕方は特に注意!
    • 早朝、夕方、夜間はクマの活動が活発です。外出には注意が必要で、単独での行動はさけてください
    • 犬が隠れていたクマをおびき出したケースもあります。犬を連れて山際での散歩はさけるようにしましょう
  3. 車庫や小屋は戸を閉め、鍵をかける!

クマを里へ寄せ付けないために

クマを寄せ付けないよう生ゴミや廃棄果実などの適正な処理を!

  • 生ゴミ、不要となった農作物や果実は、クマのエサとなります。人家の周りや農地に放置しないで、土に埋めるなどの適切な処理をしましょう
  • 人家周辺のクリや柿の実を狙ってクマがやってきます。収穫の予定のない柿、クリなどの木の実、野菜なども撤去してください
  • キャンプや登山、渓流釣りなどで出たゴミは必ず持ち帰ってください
  • 集落周辺のクマの隠れそうなやぶなどは刈り払いをしましょう

それでも、クマに遭ってしまったら

  1. とにかく落ち着く!
    • 騒がず、走らず、ゆっくり後退
    • クマは逃げるものを追いかける習性があるので、走って逃げてはいけません
  2. 攻撃がよけられないときは急所を守る!
    • 地面に伏せ、両手で首の後ろをガードして頭と首を守ってください

目撃情報などは市役所または警察署へ

目撃した場合や痕跡を見つけた場合は、直ちに市役所または最寄りの警察署に連絡してください

  • 柏崎市商業観光課:0257-21-2334(直通)
  • 柏崎警察署:0257-21-0110

悪天候! 登らぬ勇気、安全な登山

登山は、計画段階から無事に帰宅するまで、自己責任で行わなければなりません。

日ごろから(公社)日本山岳協会および都道府県山岳連盟などが行う冬山登山の研修会や講習会などに参加し、登山に必要な知識や技能を身につけるとともに登山経験が豊かで適切な判断力のあるリーダーのもとで万全の準備を備えて登ることが肝要です。

「山に行ってから考えよう」は絶対に禁物です! 知識や経験、技術の伴わない登山は厳に慎んでください。

登山者の心得を学ぶYouTubeセミナー

新潟、長野、静岡、山梨の4県で、コロナ禍を踏まえた「安全登山セミナー」をオンラインで配信しています。

登山初級者から上級者まで、コロナ感染防止対策を行った上での登山の楽しみ方や安全登山のための注意点を山岳関係の第一線で活躍する方々を講師に招き、解説します。

開催概要
配信期間 令和4(2022)年3月14日(月曜日)配信開始
配信方法 YouTubeでのオンライン配信
テーマ 安全登山セミナー「コロナ禍における登山者の心得」
費用 無料(接続端末利用環境は各自でご用意ください)
視聴方法 山梨県公式YouTubeチャンネル「山梨チャンネル」でのセミナー動画視聴
対象 安全対策に関心のある方ならどなたでも
視聴リンク

登山に関する研修会、講習会などの問い合わせ先

独立行政法人 日本スポーツ振興センター国立登山研修所

  • 電話番号:076-482-1211

公益社団法人 日本山岳協会

  • 電話番号:03-3481-2396

最新の気象状況把握が登山の命綱

最新の気象情報は、以下のリンクから入手できます。

登山計画書はあなたの生命を守るザイルです!

遭難事故防止の第一歩は登山計画書の作成と提出です。

冬山など登山中、遭難したパーティーの8割が、登山計画書の提出を行っていなかったという統計結果も出ています。反対に登山計画書の提出を行っていたことにより命拾いしたという事例も数多くあります。

あなたの生命を守るザイルと考え、必ず提出するとともに、提出先には、下山後の報告も忘れずに行ってください。

登山計画書の提出先

  1. 家庭、クラブ(山岳会)、職場、学校など
  2. 山域の登山指導センターや案内所
  3. 登山地域の都道府県警察本部地域課または山域を管轄する警察署

登山計画書の様式や記入例

この記事に関するお問い合わせ先

産業振興部 商業観光課 観光振興係

〒945-8511
新潟県柏崎市日石町2番1号 市役所 本館3階
電話:0257-21-2334/ファクス:0257-22-5904
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更新日:2022年10月14日