柏崎市名所案内「胞姫(よなひめ)神社」
源義経の嫡男出産伝承の社
安産・子授けの神として知られる胞姫(よなひめ)神社は、各地から大勢の参拝者が訪れます。産院での出産が普及する以前、「胞姫さん」に献灯された短いロウソクを貰い受け、出産の際に点せば「お産が軽い」とされていました。時代は変わっても、安産を祈る切実な思いは胞姫神社への篤い信仰として今も受け継がれています。
胞姫神社の「胞」とは、胞衣(えな:胎児を包む膜や胎盤のこと)を意味します。近世紀には「胞衣姫大明神」とも記されました。縁起(天保3年、1832)には、その名の由来を源義経の嫡男出産伝承との関連で説明されています。
文治2年(1186)、義経一行は直江津から海路奥州へ下向の折、嵐にあってやむなく当地へ上陸しました。この時、急に北の方(正室)が産気づき、仮の産所を設けて嫡男亀若丸を出産しました。同行の弁慶は無事出産の礼に当地鎮守境内に亀若丸の胞衣を納め、あわせて源氏の氏神である諏訪・八幡の両神を祀ったと云われています。これが縁起の語る胞姫神社の起こりとなっています。
付近には、産所跡の「亀割坂」や弁慶が金剛杖を突いて湧出させた「弁慶の産清水(うぶしみず)」などの地名・遺跡も残っています。

鳥居と胞姫(よなひめ)神社の参道

胞姫(よなひめ)神社

神社入り口の道の脇に案内看板
所在地
柏崎市大字上輪329-1
安産・子授け祈願ができます
【令和6(2024)年の安産・子授け祈願のお祓いは終了しました】
胞姫神社では、「月次祭(つきなみさい)」「戌の日(いぬのひ)」「春祭り・夏祭り」に、安産安産・子授け祈願のお祓いを行っています。予約は不要です。
お祓い日時
令和6(2024)年12月24日を以て、令和6(2024)年度は終了しました。
再開は3月以降で、参道の安全確保と管理者(上輪町内会・圓田神社)の調整ができ次第、ご案内します。
お問い合わせ
圓田(えんた)神社
- 電話番号:025-536-5459
この記事に関するお問い合わせ先
産業振興部 商業観光課 観光振興係
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更新日:2024年12月25日