柏崎市名所案内「釈迦堂跡(しゃかどうあと)」
貞心尼が庵主となった釈迦堂
釈迦堂は、天保3年(1832)に創建された浄土寺の末庵ですが、良寛と親交の深かった貞心尼が住んでいたことで知られています。

釈迦堂跡の案内看板
貞心尼は、天保9年(1838)眠龍尼が示寂された後、長岡の閻魔堂からこの庵に移り、専ら心龍尼(眠龍尼の妹)を師事しました。
天保11年(1840)には心龍尼が示寂されたことを受けて住庵し、翌年(1841)洞雲寺二十五世泰禅和尚から得度を受け、正式に釈迦堂の庵主となりました。
しかし、嘉永4年(1851)釈迦堂が類焼したことにより、同年「不求庵(ふぐあん)」に移り住んだと云われています。
その後、再建された釈迦堂は、貞心尼に入門(安政6年(1859))した智譲尼が庵主となりました。
1939年に浄土寺を離れた釈迦堂は、禅宗の庵寺となりましたが、1979年11月に道路拡張のため壊され、現在はその跡を残すのみとなっています。

釈迦堂跡

釈迦堂跡の石仏群
所在地
柏崎市東本町一丁目16
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更新日:2020年10月21日