柏崎市名所案内「立地蔵(たちじぞう)」

北国街道の真ん中に立っていたお地蔵さま

立地蔵は、向かって左に日光菩薩、右に月光(がっこう)菩薩を脇侍(わきじ)とする薬師三尊石像です。

堅くて、細工のしにくい安山岩質角礫岩(かくれきがん)に彫られた薬師如来像は、厚さ44センチメートルの浮き彫りとされ、像高は162センチメートルあります。

力感のある腕で胸元高く抱えているのは薬壺(やっこ)と思われ、肩は厚く、衣文(えもん)は長く流れて、裳(も)は足先を包んでおり、半丈六仏の作りとなっています。

脇侍の日光・月光菩薩もそれぞれ9センチメートル、12センチメートルの厚みを持つ高肉彫りで直立し、味わい深い表情となっています。

三尊が一石に彫られた薬師は類が少なく、作風も古様となっています。

以前は、北国街道の道の真ん中に立っていましたが、明治11年(1878)9月、明治天皇北陸御巡幸の際、現在地に遷座(せんざ)されました。

道路の脇に石碑があり、その奥には立地蔵の覆い屋が建つ本町から見た様子の写真

本町通りから見た様子

敷地内にたくさんの葉っぱを付けた植え込みの中に立てられている立地蔵に関する案内看板の写真

立地蔵案内看板

小路の脇に建つ覆い屋の立地蔵の前には花が供えられ、きれいに保たれている様子の写真

小路の脇に建つ覆い屋の中にあります

柏崎市指定文化財(民俗文化財・有形民俗)

名称

立地蔵

指定年月日

昭和48(1973)年4月1日

所在地

柏崎市西本町2丁目10-1

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更新日:2020年10月21日