スペシャルオリンピックス柏崎の選手が初全国大会に初出場! ―市役所を訪問

令和5(2023)年11月18日から令和6(2024)年2月25日まで、長野県と北海道で開催される「第8回スペシャルオリンピックス日本冬季ナショナルゲーム大会」。

令和5(2023)年11月18日(土曜日)・11月19日(日曜日)に、長野県で行われたフロアホッケー競技に、スペシャルオリンピックス柏崎の選手として、県立はまなす特別支援学校高等部に通う遠山美海さん(2年)、配野新大さん(1年)、中村奈央さん(1年)が出場。ゲーム競技・個人スキル競技でそれぞれ3位に入賞し、銅メダルを獲得しました。

また、令和6(2024)2月24日(土曜日)・2月25日(日曜日)に長野県で行われるフィギュアスケート競技には、同じく県立はまなす特別支援学校高等部に通う栗林瑶昌さん(2年)が出場します。

12月5日(火曜日)に選手らが市役所を訪問し、市長へ大会の結果報告と抱負を語りました。

写真:訪問者と市長の記念写真です。皆さん笑顔です

緑のユニフォームを着用し銅メダルをかけているのが左から遠山さん、配野さん、中村さん。衣装を身にまとい、かっこよくポーズを決めているのがフィギュアスケートに出場する栗林さんです。

コメント

選手

遠山 美海(とおやま みう)さん:個人スキル競技 3位

ゴールを見ながらパックをシュートできてよかったです。

配野 新大(はいの あらた)さん:ゲーム競技 3位

相手を止めることをがんばりました。自分で得点を決めた瞬間は、うれしくてポカンとしました。

中村 奈央(なかむら なお)さん:ゲーム競技 3位

ゲームが楽しかったです。

栗林 瑶昌(くりばやし ようすけ)さん

フィギュアスケートで、世界の代表になりたいです。

関係者

スペシャルオリンピックス柏崎事務局 栗林久美子さん

スペシャルオリンピックス柏崎は平成28(2016)年から活動を始めました。中学生から社会人を中心に、小学生のメンバーもいます。

活動する選手たちは、機会があれば運動することが好きな子たちですが、なかなか機会を自分たちで作ることが難しいので、環境を整えてあげたいという気持ちで活動を続けています。

スペシャルオリンピックス柏崎では、フロアホッケーとフィギュアスケートの2種目に取り組み、フロアホッケーは通年で月2回、フィギュアスケートはアイスリンクが開設されている冬期間に月3回ほど練習しています。

平成30(2018)年からは地域貢献の一環として、支援が必要な子たちの活動をサポートしたいとリケン柏崎事業所様からお声がけがあり、年間の活動を支援していただいています。大会会場へのバスの手配やウエア・防具の購入支援など、さまざまなサポートにとても感謝しています。

フロアホッケー 中村麻利コーチ

ゲーム競技では、身体の大きな30歳前後の選手が出場するなかで、高校生の2人が頑張って走り回ってくれました。配野新大(あらた)さんは、スペシャルオリンピックス柏崎としての初得点を決め、中村奈央さんは、小さい身体ながらも相手に立ち向かい、ナイスパスを決めてくれました。2人がハイタッチをして喜びを分かち合っている姿を見てとても感動しました。

個人スキル競技の遠山美海(みう)さんは、大きな会場と大勢の観客に最初はとても緊張していた様子でしたが、決勝では落ち着いて、しっかりと自分の力を発揮できていました。

この大会での経験が自信に繋がり、練習への意欲が上がり、生活面でも成長を感じています。

フィギュアスケート 猪俣由美子コーチ

栗林瑶昌(ようすけ)さんは、令和2(2020)年の前回大会に出場する予定でしたが、コロナ禍の影響で残念ながら直前で中止となってしまいました。中止になってからこれまで練習を続けていて、現在は2月の大会に向け、瑶昌さんが選んだフリープログラムの曲に合わせて、一生懸命練習を重ねています。

櫻井市長

スペシャルオリンピックスの理念や活動についてお話を伺い、選手や携わっている関係者、支援されている企業の皆さんに心から敬意を表します。

美海さん、新大さん、奈央さん、銅メダルおめでとうございます。これからも頑張ってください。

そして、瑶昌さんは2月の大会に向けて引き続き練習を頑張ってください。また報告に来てくれることを楽しみにしています。

スペシャルオリンピックスとは

知的障がいのある人たちにさまざまなスポーツトレーニングとその成果の発表の場である競技会を、年間を通じて提供している国際的なスポーツ組織のことです。

スペシャルオリンピックスの競技会では、性別、年齢、競技能力などによってクラス分け(ディビジョン)を行います。ディビジョン毎に競技を行うことにより、自分の能力を十分に発揮し、一番輝く機会を得られると考えられています。
また、出場した全ての選手にメダルやリボンがかけられることも特徴です。順位だけでなく、競技場に立ち最後まで競技をやり終えた事に対して拍手が送られます。

スペシャルオリンピックスナショナルゲームは、オリンピックと同様に夏季・冬季4年ごとに開催されている全国大会です。第8回大会は、新型コロナウイルスの影響で8年ぶりの開催となりました。

この記事に関するお問い合わせ先

教育委員会 スポーツ振興課

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電話:0257-20-7010/ファクス:0257-23-0881
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更新日:2023年12月12日