ドクガに注意しましょう
6月~8月は、ドクガの成虫が発生しやすい時期です。
ドクガは、幼虫・卵・サナギ・脱皮殻・成虫全ての段階で、0.1ミリメートルほどの細かい毒針毛(どくしんもう)を持っています。
この毒針毛が皮膚に刺さると、かゆみや炎症を引き起こします。
直接触れるだけでなく、風に乗って飛散した毒針毛で被害にあうことがあります。
特に、夜間の街灯周辺を通行する際は、十分に注意しましょう!
「ドクガに注意してください」回覧用チラシ (PDFファイル: 316.8KB)
(2014年7月20日発行)
ドクガの生態
成虫が発生する時期は年1回、6月~8月頃です。
幼虫の状態で越冬し、4月頃から活動を始めます。
ドクガに刺されたら
患部を掻(か)きむしると刺さった毒針毛が折れて広がり、被害が拡大します。
掻いたりこすったりせず、セロテープなどで患部をそっと押さえてはがし、毒針毛を除去します。
泡立てた石けんで洗って毒針毛を浮かせ、強い流水やシャワーで洗い流しましょう。
症状がひどい場合は、医療機関で受診してください。
駆除方法
ドクガは、幼虫・卵・サナギ・脱皮殻・成虫全ての段階で、毒針毛(どくしんもう)を持っています。
駆除する場合には、毒針毛が刺さらないよう、レインコートなどを着用し、可能な限り肌の露出を減らしてください。
成虫
- 成虫の効果的駆除方法はありません。飛んできた場合は、毒針毛が刺さらないよう肌の露出を減らし、壁などにとまったところを、濡らした新聞紙や雑巾などで取り押さえ、押しつぶして捨ててください
- 夜間、成虫は照明に集まるため、窓には網戸を設置しましょう。建物に飛んでくる場合は殺虫剤を外壁や窓枠などに塗布して忌避させてください
- 市販の殺虫剤などでも駆除できますが、暴れて毒針毛をまき散らさないように注意してください。また、殺虫剤を使用する場合は、周辺の住民などに必ず周知を行ってください
卵・幼虫
- ドクガは、卵や幼虫のうちに駆除すると効果的です。サクラ、クヌギ、ウメ、バラなどに好んで産卵するので、発見したら、葉ごと切り落として駆除してください
- 建物の壁面に産卵している場合は、ヘラなどでこそげ落とし、ビニール袋に入れて処分してください
- 卵が孵化(ふか)したあと、幼虫は一カ所に固まって行動しますが、しばらくして樹木全体に広がるようになると駆除が難しくなります。樹木を剪定(せんてい)し、風通しをよくしておくことも効果的です
- チャドクガも毒針毛をもち、かゆみや炎症を起こします。ツバキやサザンカに多く発生し、年に2回、6月~7月と9月~10月に発生するので、同様に駆除してください
ドクガの卵
ドクガ幼虫
ドクガ幼虫
関連リンク
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更新日:2020年01月31日