令和6(2024)年度海水浴場水質調査の結果(開設前)

毎年、海水浴シーズンを迎える前と海水浴場開設中に、市内にある15水浴場で水質調査を行っています。

令和6(2024)年度の開設前の結果は、全ての海水浴場が海水浴に支障のない水質でした。

調査項目

ふん便性大腸菌郡数、油膜の有無、化学的酸素要求量(COD)、透明度

(参考項目:水素イオン濃度(pH)、病原性大腸菌O-157)

調査日

開設前調査

令和6(2024)年4月8日・15日

調査結果

海水浴場の水質判定基準に基づき判定したところ、開設前調査はAA判定が11地点、A判定が3地点、B判定が1地点になりました。
今回、米山町水浴場のCOD値が平均2.1(基準値2.0以下)となり、B判定になりました。理由としては、暖冬と小雪の影響により例年になく気温の高い日が続いたこと、雪解け水が少なかったこと、他の水浴場に比べ米山水浴場は海流が停滞しやすい地形にあるためで、一過性の現象と推測されます。
なお、B判定は水浴場としての判定は「可」であり、泳ぐことに支障がある数値ではありません。

(注意)判定は、同一水浴場に関して得た測定値の平均によります。「不検出」とは、平均値が検出下限未満のことをいいます。

判定結果一覧
水浴場名 開設前調査結果(4月8日・4月15日)
石地 水質AA
大崎 水質AA
長浜 水質AA
高浜 水質AA
中央 水質A
番神 水質AA
西番神 水質AA
東の輪 水質AA
鯨波 水質AA
西鯨波 水質AA
薬師堂 水質AA
青海川 水質A
笠島 水質AA
上輪       水質A
米山 水質B

(測定機関:一般財団法人新潟県環境分析センター)

水質判定の基準

環境省が定めたもので、5段階で水質を評価しています。

水質AAと水質Aは「適」、水質Bと水質Cは「可」、それ以外は「不適」に区分します。

水質の判定については、以下のとおりとします。

  1. ふん便性大腸菌郡数、油膜の有無、COD(化学的酸素要求量)または透明度のいずれかの項目が「不適」であるものを、「不適」な水浴場とする
  2. 「不適」でない水浴場について、ふん便性大腸菌郡数、油膜の有無、COD(化学的酸素要求量)と透明度によって、「水質AA」「水質A]「水質B」「水質C」を判定し、「水質AA」と「水質A]であるものを「適」、「水質B」と「水質C」であるものを「可」とする
  • 各項目の全てが、「水質AA」である水浴場を「水質AA」とする
  • 各項目の全てが、「水質A」以上である水浴場を「水質A」とする
  • 各項目の全てが、「水質B」以上である水浴場を「水質B」とする
  • これら以外のものを「水質C」とする

ふん便性大腸菌群数

  • 水質AAの場合:不検出であること(検出の下限値として100ミリリットルのうち、群数が2個)
  • 水質Aの場合:100ミリリットルのうち、群数が100個以下
  • 水質Bの場合:100ミリリットルのうち、群数が400個以下
  • 水質Cの場合:100ミリリットルのうち、群数が1,000個以下
  • 不適の場合:100ミリリットルのうち、群数が1,000個を超えるもの

油膜の有無

  • 水質AA、Aの場合:油膜が認められない
  • 水質B、Cの場合:常時は油膜が認められない
  • 不適の場合:常時油膜が認められる

COD(化学的酸素要求量)

  • 水質AA・Aの場合:1リットルのうち2ミリグラム以下
  • 水質Bの場合:1リットルのうち5ミリグラム以下
  • 水質Cの場合:1リットルのうち8ミリグラム以下
  • 不適の場合:1リットルのうち8ミリグラムを超えるもの

透明度

  • 水質AA、Aの場合:全透(1メートル以上先が見える)
  • 水質B、Cの場合:1メートル未満50センチメートル以上のもの
  • 不適の場合:50センチメートル未満のもの

(注釈)砂の巻き上げによる原因は評価の対象外とすることができる。

この記事に関するお問い合わせ先

市民生活部 環境課 環境保全係

〒945-0011
新潟県柏崎市松波四丁目13番13号(クリーンセンターかしわざき)
電話:0257-23-5170/ファクス:0257-24-4196
お問い合わせフォームはこちら

更新日:2024年06月10日