共に生き、生きがいの経済を創るむら(高柳町荻ノ島地区)

地域おこし協力隊が活動していた高柳町荻ノ島地区を紹介します。

荻ノ島地区で農作業に取組む方々の集合写真

荻ノ島地区で農作業に取り組む皆さん

荻ノ島地区の概要

  • 集落規模:21世帯43人(令和5(2023)年12月末現在)
  • 活動受入団体:荻ノ島地域協議会

荻ノ島(おぎのしま)は小高い丘の上にあり、とても静かでじょんのびとした小さな集落です。

(語句説明)「じょんのび」とは高柳の方言で、「寿命延び=寿命が延びるほどゆったり・のんびりする」という意味です。

かやぶき屋根が並んでおり手前には青い稲が写っている写真

荻ノ島のかやぶきと田んぼの風景

かやぶき民家が田を囲む環状集落が特徴の荻ノ島では、平成に入る前から都市農村交流などの地域づくりの取り組みをスタートさせました。1994年には「荻ノ島かやぶきの宿」の営業を開始し、その結果多くのメディアや視察が訪れ、観光バスが行き交う場所となりました。

しかし、高齢化が進む荻ノ島にとっては、これまでと同様に不特定多数の人たちを受け入れて交流する観光を続けても、集落の存続にはつながらないと考え、2013年に地域づくりの方向性を大きく転換しました。

「共に支え合う共生・協働」を掲げ、除雪や草刈り、共同作業など、荻ノ島に暮らす人たちが安心して暮らし続けられるための新しい仕組みづくりに取り組むとともに、荻ノ島の暮らしに“共感”する人たちと深く交流し、荻ノ島の一員として一緒に活動する協働の地域づくりを実践しています。

例えば横浜の社会福祉法人と「共に支え合う連携協定」を結び、集落で作る米の約半数の取引をしてもらったり、お互いのイベントに参加し合ったりするなど、さまざまなかたちで“深い交流”が行われています。

また、農村インターンシップなどを通じて、大学生や20代の人たちの受け入れなども積極的に行い、ここ数年で荻ノ島の暮らしや活動・考え方に共感する若者5人が移住しました。彼らはそれぞれの得意分野を生かして、荻ノ島に住み続けるための「仕事づくり」にチャレンジし、「農業プラスα」のライフスタイルを実践しています。

コンバインに乗り、稲を刈っている男性の写真

稲刈の様子

移住者と一緒に作った神社のしめ縄の前で記念撮影している写真

作成したしめ縄の前で記念撮影

荻ノ島地区が目指す未来

荻ノ島では、集落の暮らしを守り続けるための支え合いの仕組みづくりを進め、一定の形ができてきました。“支え合いの経済づくり”の実現に向けて活動を進めています。

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更新日:2024年02月27日