変わるなら”今”!上り調子の集落の新たな挑戦(矢田地区)
地域おこし協力隊が活動していた矢田地区を紹介します。

矢田地区が協力した「NIIGATA SAKE LOVERS」の皆さんと
矢田地区の概要
- 集落規模:73世帯172人(令和5(2023)年12月末現在)
- 活動受入団体:矢田営農組合、矢田町内会

矢田営農組合の皆さん
日本海に面した新潟県のほぼ中央、柏崎市の中心市街地から東の山間地へと進むと、のどかな田園風景が広がっている矢田集落。
冬には100羽もの白鳥が飛来し、雪解け水は山の栄養をたっぷりと含み、豊富な沢水で育った農産物は多くの方に喜んでもらっています。山間地ですが海や市街地へのアクセスの良さも魅力のひとつです。
空から見た矢田集落
「矢田営農組合」では、米や枝豆、柏崎野菜のマコモダケやオータムポエム、カリフラワーなどいろいろな品種の野菜を季節ごとに栽培しています。
さらに、地元小学校の総合学習や、田植え・稲刈り・カカシづくりなどの農業体験の受け入れ、日本酒文化国際交流プロジェクト「Niigata Sake Lovers」への協力など、「作る」以外の活動にも熱心に取り組んでいます。

住民協力による空き家の片付け
矢田の地域づくりの在り方が魅力的。特定の人が独断で決めるのではなく、話し合い、協力して進めていく姿が見られます。
話し合いの場や空き家の片付けなど、非常に多くの住民が集まり、毎回驚かされます。
交流会や歓迎会を企画する際も、「今回の主役はこういう人だから、こうした方が良いのではないか。」と、より良くする方向で議論が進められていきます。
旧商店「矢田屋」
裏庭に、桜とドングリの木
集落の中心部に位置する、かつての商店「矢田屋」。
このお店は、買い物以上に住民の憩いの場として愛されていました。折り紙や大正琴の教室、小物づくりなどを楽しむ住民の笑顔があふれていました。
「両親が築き上げたこの場所、住民に愛されたお店をただ取り壊すのは悲しい。集落のために活用してもらいたい。」
そんな所有者の想いを受け、矢田集落らしい交流場所を作るために取り組んでいます。
矢田地区が目指す未来
人口が減り、農地集積も大きな局面を迎えている。そんな”今”だからこそ、前に進む挑戦をしたい。”今”がんばることが大事。
そんな思いから矢田は、熱気につつまれ、上り調子で、新たな挑戦を続けています。
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市民生活部 市民活動支援課 活動推進係
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電話:0257-43-9127/ファクス:0257-22-5904
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更新日:2024年02月26日