米山プリンセス通信(令和6(2024)年産)

日本三大薬師の一つ、米山を主峰とし、黒姫山、八石山から成る刈羽三山に抱かれた柏崎市。山々から流れる清らかな水と豊かな自然が、美しい田園を織りなしています。その地勢的な特徴を活かし、柏崎市では、8月上旬から収穫できる極早生品種や新潟を代表するコシヒカリなど、多様なお米が育まれています。
柏崎市認証米「米山プリンセス」は、柏崎産コシヒカリの中でも、市が定めた味や粒の大きさ、栽培方法などの基準をクリアした希少なお米です。この通信では、生育状況やイベント情報など、作付け7年目を迎えた「米山プリンセス」の生長をお届けします。

12月2日(月曜日)、令和6(2024)年産「米山プリンセス」の認証式を行いました。
今年で7年目を迎えた「米山プリンセス」の認証玄米量は約10.3 トンとなりました。昨年度は猛暑で収量が落ち込みましたが、今年度は渇水対策や土壌管理などに努め、見事、5人の生産者が認証基準を合格しました。
認証式では、櫻井市長が認証状を、アンバサダーを務める越乃さんがメッセージ色紙を手渡しました。
写真前列左から、徳永幸太さん(株式会社徳永農園)、三上雅さん(株式会社田村農産)、上野治さん、越乃リュウさん、櫻井市長、重野貴明さん、上杉英之さん(株式会社アグリスペース)
後列左から、えちご中越農業協同組合 かしわざき営農センター長 佐藤賢一さん、柏崎地域振興局農業振興部副部長 高橋一裕さん、柏崎市林産業振興部長。
令和6(2024)年産米山プリンセス認証者のコメント(認証順)
株式会社 徳永農園 徳永 幸太さん (西山地区)
今年度、認証されたのは、従業員の頑張りだと思っています。来年度も認証されるように社員と力を合わせて頑張っていきたいと思います。
株式会社 田村農産 三上 雅さん (北鯖石地区)
2年前に米山プリンセスに認証されましたが、不作だった昨年は認証されませんでした。そこから私の挑戦が始まり、今年は何としてでも認証してやるという思いでいました。稲刈り後の玄米を見た瞬間、根拠もありませんでしたが「これは絶対、認証する」という感覚がありました。米山プリンセスは、私の人生を変えるほどのブランド米です。
また、数日前に、世界的に活躍されている農家の方と会う機会がありました。お話をする中で私がやりたかった感動をよぶようなお米作りのヒントが徐々に見えてきたような気がしました。米山プリンセスというのはそのための第一ステップだと思っています。これからも探求・追及を続けて、更なる高みへ米山プリンセスを持ちあげていければと思います。
重野 貴明さん(北条地区)
米作りは「米」の字の通り、八十八の作業でできているといわれています。そんな八十八の作業は一つも無駄にできない作業であり、その八十八を実直にやればおいしいお米ができると常に頭の中に置いて作業しています。
昨年も、米山プリンセスに認証されましたが、心の中では偶然だったのではないか、運が良かったのではないかと思っていました。今年認証されれば、この八十八の作業を実直にやってきた成果が出るだろうと思い、頑張ってきました。この認証式に立てて、本当に今までやってきたことが正しかったと感じました。今後も精進して、柏崎の米山プリンセスというブランド米が幅広く皆さんに伝わっていくことを考えながら、頑張っていきたいと思います。
株式会社 アグリスペース 上杉 英之さん (米山地区)
この度認証されたのは、米山地区の上輪新田で作っている米山プリンセスです。上輪新田は、未整備のため作業効率が悪い地域ですが、水がきれいなところなので、認証されたと考えています。これも地元の方々が、この水や田んぼを守ってきてくれたからだと思っています。私も少ない面積ですが、貢献できたことをとても感謝しています。
これからもおいしいお米を届けたいと思いますので、皆さま、米山プリンセスをはじめ、柏崎のお米をよろしくお願いします。
上野 治さん (田尻地区)
例年のように、普及センターの所長さんや農協の指導員さんの助言をいただき、今年もこのような席に出席できたと思っています。来年も助言をいただきながら精進して、またこの席に出席できるように頑張っていきたいと思います。
アンバサダー 越乃リュウさんのお祝いメッセージ
この度は誠におめでとうございます。認証を受けられた皆さまに心よりお祝い申し上げます。弛まぬ努力と深い愛情がこの度の認証につながったことは間違いありません。丹精込めて作られたお米は柏崎の魅力そのものであり、大切な宝物です。
今年の猛暑もとても心配していましたが、それを乗り越え、美しく素晴らしいプリンセスたちがたくさん誕生したことはとても嬉しく思います。私も、オンラインショップで米山プリンセスを販売していますが、全国からたくさんの申し込みがあり、今年も新米を待ち望んでいた方々が大勢いました。引き続き米山プリンセスのPR活動を続けていきたいと思います。
これからも米山プリンセスが多くの方々の食卓を彩り、笑顔になれる存在であり続けられるように願っています。
櫻井市長 挨拶
米山プリンセスの認証を獲得された5人の皆さまに心からお喜び申し上げます。
今年も暑さの厳しい夏であり、水管理など、大変苦労されたと承知しています。柏崎のトップランナーとして米山プリンセスを作っていただいた皆様方の技術や思いも非常にありがたく感じています。この米山プリンセスを市内外、県外、そして世界の皆様に届けたいと考えています。米山プリンセスの素晴らしさ・美味しさを広げていただいているアンバサダーの越乃リュウ様にも大変感謝しています。
今後とも皆さまのご研鑽が重ねられ、おいしい米山プリンセスがより多くの方々に届けられることを願っています。
第7号 東京・御徒町駅前のスーパーで「柏崎フェア」を開催
JR御徒町駅前の「吉池(よしいけ)」で、米山プリンセスの試食販売や、柏崎産野菜の販売を行います。
「吉池」は、旬の魚介類が並び、食のプロにも選ばれる鮮魚コーナーをはじめ、精肉、野菜・果物、惣菜、焼きたてパン、新潟の地酒など、多彩な食品をふんだんに取りそろえた御徒町のランドマークです。
12月9日(月曜日)は、令和6(2024)年度「米山プリンセス」認証者の株式会社アグリスペース 上杉 英之さんが来場し、フェアを盛り上げます。生産者自ら「米山プリンセス」の魅力をお伝えします。
期間
12月8日(日曜日)~10日(火曜日)
会場
吉池 本店(東京都台東区上野3丁目27-12 御徒町吉池本店ビル)
東京都港区の3つの店舗で「米山プリンセス」を含む全国4地域のお米を販売・提供する「新米フェア」が行われます。
この機会に、新米の食べ比べをお楽しみください。
ポンテせとうみ

「瀬戸内の恵みで、笑顔を作りたい」をコンセプトに、小豆島をはじめとする瀬戸内の食を中心に展開するお店です。
店名の「ポンテ」はイタリア語で「橋・架け橋」という意味で、瀬戸内と港区をつなぐ「架け橋」という意味が込められています。
柏崎市を含む4地域が参加する新米販売企画で「米山プリンセス」を販売しています。
販売期間
11月1日(金曜日)~12月28日(土曜日)
(注意)日曜・祝日を除く。
場所
鉄板焼seto


オリーブ牛・真鯛をはじめとする瀬戸内の味覚を、贅沢な鉄板焼きで堪能できる「鉄板焼seto」で、「米山プリンセス」が提供されます。
提供期間
- 11月25日(月曜日)~11月29日(金曜日)
- 12月23日(月曜日)~12月27日(金曜日)
(注意)米山プリンセスの提供は、昼食のみです。
場所
夕陽ヶ丘食堂


瀬戸内・小豆島の食と空間にこだわり、都心と郷土を結ぶ、「和むのに、新しい。」をコンセプトとする「夕陽ヶ丘食堂」で、「米山プリンセス」が提供されます。
提供期間
- 11月23日(土曜日・祝日)~11月30日(土曜日)
- 12月22日(日曜日) ~12月28日(土曜日)
(注意)米山プリンセスの提供は、朝食・昼食のみです。
場所
紅葉の名所「松雲山荘」の正面にある特設テントに赤坂山紅葉ダイニングカフェがオープンしました(11月24日まで)。
ここで提供される「柏崎おむすび」には、米山プリンセスの新米が使用されています。
美しい紅葉とあわせて、新米おにぎりなどの食事もぜひご堪能ください。
また、カフェ横の松雲山荘臨時観光案内所では、米山プリンセスの販売も行っています。
柏崎おむすび 400円(高菜と梅干しの2個セット、刈羽節成きゅうりのたまり漬け付き)
(注意)具は変更する場合があります。
米山プリンセスも販売中!お土産にいかが?
カフェの営業日時
11月1日(金曜日)~24日(日曜日)の午前11時~午後8時
(ラストオーダー午後7時30分、土曜・日曜は午前10時オープン)
詳細は、柏崎観光協会ホームページをご覧ください。
赤坂山紅葉ダイニングカフェ(松雲山荘前特設店舗)|柏崎観光協会公式サイト「うわっと!柏崎」
関連イベント

11月6日(水曜日)~8日(金曜日)の3日間、新潟工科大学(市内藤橋、田邊 裕治学長)の学食で「新米フェア」が行われました。
このフェアは、新潟工科大学後援会(保護者会)支援のもと、「学生に柏崎のおいしいものを食べてもらいたい」という思いで主催したものです。
期間中、学食のごはんを米山プリンセスにし、米使用メニューは全品100円引きで提供されました。
米山プリンセスを食べた学生は、「ツヤがあり、ふわふわした食感でおいしい」「いつもとお米が違うと聞いて、ごはんものメニューを注文した」「また学食で提供してほしい」などと普段と少し違うごはんを楽しみながら米山プリンセスに興味を示していました。
9月18日(水曜日)、「米山プリンセス」の認証を目指して西山町内方で稲刈りが行われました。
稲刈りを行ったほ場は、米山プリンセスアンバサダーを務める越乃リュウさんが自ら田植えを行った場所です。
実りの秋を迎え、一面黄金色になったほ場を前に、越乃さんは「本当にきれいな色ですね」と笑顔を見せました。
越乃さんは、生産者の有限会社ファーミング・スタッフ安野広明社長に稲の刈り方を教えてもらいながら、丁寧に刈り取りました。
参加者のコメント
アンバサダー越乃リュウさん
今年も楽しみと不安があったので、どのような感じになっているかなという思いで来た。とてもきれいな景色が見れたし、手刈りを体験し、ここから始まるんだなという気持ちになった。
また、田植えのときから知っているので、ふるさとで大事に育てられ、よく大きくなったなという思いがこみ上げた。
SNSでの発信も全力でやっていきたいと思うし、大事なお米なのでこれからも輝き続けてほしいと思う。
生産者 有限会社ファーミング・スタッフ 安野広明社長
久々の手刈りでの作業だった。改めて先人の皆さんは苦労されていたんだなと感じる貴重な経験をした。
とても厳しい環境だった昨年と比べると、今年は天候には恵まれたのではないかと感じている。等級だけでいえば去年とは比べ物にならないくらい。去年は2等級、3等級だったが、今年はほぼ1等級なので見た目は良かったのかなと思う。
今年は、肥料をまく時期を早めにすることを意識した。また、たんぱく質を抑え、食味を良くするために良い結果になることを期待したい。
「米山プリンセス」の取り組みは、令和6(2024)年産米で7年目を迎えました。今年は31の生産者が認証を目指し、栽培に取り組んでいます。
5月21日(火曜日)に西山町内方で行われた田植えには、昨年に引き続き「米山プリンセス」アンバサダーを務める越乃リュウさんと、櫻井市長が参加しました。
自動運転機能付きの田植え機を操作した越乃さんは、ハンドルから手を放しても動く様子に驚かれていました。同乗した櫻井市長は、笑顔で田植えを見守りました。
田植え参加者のコメント
櫻井市長

今年は雪が少なかった影響で代かきの水が不足している田んぼがあり、出だしから心配されるところもある。なんとか水が確保でき、農業者の皆さんのご努力で昨年の不作を挽回し、おいしい米山プリンセスが生まれることを期待している。また、米山プリンセスのおいしさが越乃リュウさんのお力で多くの人に広がることを期待している。
アンバサダー 越乃リュウさん

昨年に引き続きアンバサダーを務めさせていただくことになった。よりパワーアップして全国の皆さんに柏崎のおいしいお米をお届けしたい。
また、昨年、田植えからご一緒させていただき、自分が食べてきたお米に対する思いが大きく変わった1年であった。自分で収穫したお米が米山プリンセスに認証されなかったことは残念だったが、農家さんの思いを肌で感じることができ、自分にとっては大きな宝になった。体験したからこそ、お米に対する思いがより一層強くなった。
生産者 有限会社ファーミング・スタッフ 安野広明社長

今年で4年目の挑戦になる。開始初年度よりは確実にステップアップしているので、認証の有無在りきではなく、良かったこと・悪かったことを洗い出せるような期間にしようと思う。不測の事態が起こることもあると思うが、一喜一憂せず、着実に基礎を固めていくような時間にあてていきたいと思う。
2023年に「柏崎の街をもっと楽しく盛り上げたい!!」とシーズン柏崎編集部が企画した「街ガチャin柏崎市」。第二弾(全10種)の一つに「米山プリンセス」が採用されました!
市内3カ所に設置されているので、ぜひ挑戦してみてください。


設置場所
- 駅前STAY-tion"ぷらっと"(柏崎市駅前1丁目2-24-101)
- MEGA ドン・キホーテ柏崎店2階 ゲームコーナー付近(柏崎市東長浜町5-15)
- 柏崎ショッピングモール フォンジェ キッズマジック前(柏崎市東本町1丁目15-5)
(注意)住所をクリックすると、拡大地図(GoogleMap)が開きます。
この記事に関するお問い合わせ先
産業振興部 農林水産課 農業振興係
〒945-8511
新潟県柏崎市日石町2番1号 市役所 本館3階
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更新日:2024年12月09日