市内で松くい虫の被害が増えています

大切な松林を守るために、松くい虫被害の拡大防止にご協力ください。

松を枯らす虫たちと仕組み

松枯れは、マツノマダラカミキリという体長2~3センチメートルの虫と、マツノザイセンチュウという体長1ミリメートルにも満たない線虫によって引き起こされるものです。

マツノマダラカミキリは枯れ始めた松の樹皮の中に産卵し、サナギとなって羽化する際にマツノザイセンチュウが入り込み、成虫となったマツノマダラカミキリとともに他の松へと移動します。これを毎年繰り返すため被害が拡大していきます。

マツノザイセンチュウが入り込んだ松は、根からの水を吸い上げる機能が止まり、枯れてしまいます。

松の葉先が急に茶色くなると、マツノマダラカミキリに寄生されており、まもなく枯れてしまいます。現在では、治療する方法はありません。

写真:松の枝にとまったマツノマダラカミキリ

マツノマダラカミキリ(写真撮影:林野庁)

写真:マツノザイセンチュウの拡大画像。体長1ミリメートルほどの線状の虫です

マツノザイセンチュウ(写真提供:一般社団法人全国林業改良普及協会)

松の木を所有する方へ(お願い)

  • 枯木が道路や隣接地などへ倒れた場合、当該樹木の所有者が損害賠償を問われる場合があります。
  • 葉の変色など異変を見つけた場合は、専門家に相談するなど、所有者の管理・責任で早めの処理をお願いします。また、枯れた松だけでなく、所有するその他の樹木も適正な管理をお願いします。
  • 葉の変色がなく健康に見える松も、松くい虫被害を受けている可能性があるため注意が必要です。被害木を敷地の外に持ち出すことは避けるようお願いします。

松枯れ・松くい虫被害の相談は専門家へ

被害木の処理は、専門的な知識が必要です。造園業者または柏崎地域森林組合にご相談することを勧めます。

相談先

柏崎刈羽造園緑営協会

柏崎地域森林組合

電話番号:0257-22-6212

この記事に関するお問い合わせ先

産業振興部 農林水産課 林業水産係

〒945-8511
新潟県柏崎市日石町2番1号 市役所 本館3階
電話:0257-43-9131/ファクス:0257-22-5904
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更新日:2025年02月28日