瑞穂中学校区地域懇談会を7月31日に開催しました

西中通地区、中通地区の皆さんが、西中通コミュニティセンターで市長と語り合いました。

「地域からのテーマ」や「自由懇談」など、さまざま意見や要望について意見交換を行いました

説明をする櫻井市長
質問をする参加者

開催概要

  • 市長の地域に関する施策の説明(市長)
  • 地域からのテーマ
    ・高速道路曽地バス停付近にスマートインター設置について
    ・中通小学校の大規模改修について
    ・市道12-5号線(旧国道8号線)と県道鯨波―宮川線との交差点にカーブミラーの設置について
    ・市道の舗装補修工事について
    ・倒壊危険家屋の撤去について
    ・国道八号バイパス事業により公会堂が移転新築を求められていることについて
  • 自由懇談

市長の地域に関する施策の説明(市長)

「人口減少」「交通手段」「人口比較による予算と行政サービス」「住みよさランキング」「小中学校へのエアコン設置状況」「災害復旧に関する国庫補助」などについて説明しました。

地域からのテーマ

事前に提出されたテーマについて、市長が回答し、その後質疑を行いました。
説明者とは「地域からのテーマ」の趣旨を説明した方です。

高速道路曽地バス停付近にスマートインター設置について

説明者:中通・西中通地区は、柏崎刈羽原発から5キロメートル圏内にあります。万が一の原発災害の避難道路として、国道8号と北陸自動車道が交わるところにスマートインターを造っていただけないでしょうか。また、柏崎のおいしい農産物、海産物をPRできる場所として、一般道からも利用できるスマートインター道の駅をご検討ください。

市長結論から言いますと、スマートインターは、なかなか難しいと言わざるを得ません。柏崎インターと西山インターの間が10キロメートルしかありません。また、交通量ですが、柏崎インターが月5,200台ちょっと、西山インターがその半分以下の2,300台ちょっとと厳しい状況です。事業費ですが、ちなみに長岡北インターで約60億円かかっています。おおよそその半分くらいが、長岡市の負担なので約30億円となります。スマートインターを造るには、60億円はかからないかもしれませんが、数十億円かかるのは間違いありません。事業費、通行台数を考えると、難しいという答えです。原子力災害については、国が前面に立って避難体制を確立していただきたいと思っていますので、中通・西中通の方々が防災体制に不安を持っているということは、大臣にも必ず伝えていきたいと考えています。

中通小学校の大規模改修について

説明者:中通小学校は築40年になります。40年たつとあちこちに老朽化が見られます。最近になって、雨漏りがしたり、トイレに異臭が発生したりしています。充実した教育環境を維持していくためにも、校舎の早期改修を実施していただきたいと思います。

市長トイレの話は初めて伺ったのですが、先般、来年度予算について文部科学省に要望に行ったときに、トイレの洋式化の予算を重点的に配分するという話をいただきましたので、臭いがする状態であれば洋式化に合わせて工事ができるかもしれません。教育委員会に確認させます。

市道12-5号線(旧国道8号線)と県道鯨波―宮川線との交差点にカーブミラーの設置について

説明者:ラッシュ時になると交差点が渋滞し、大型バスが止まっていると、横断歩道を渡るときに左右を見ても見通しが悪い状況です。最近も、保護者の皆さんから危なかったという報告もありました。カーブミラーが1基設置されていますが、もう1基設置していただければ、横断歩道を渡るときも少しは安全になると思いますので、よろしくお願いします。

市長警察に事故の発生具合を確認しましたが、過去5年間で物損事故などは数件、人身事故は交差点の出会い頭の事故1件でした。そういったことで、今の段階ではカーブミラーの設置は難しい状況です。既に設置のカーブミラーは交通安全協会が設置したものです。もう一回、交通安全協会も含めながら確認します。

市道の舗装補修工事について

説明者:市道11-150号線、リケンから国道8号のユニクロの信号までの間ですが、藤元町の造成と同時に供用開始されて30年が経過しました。この間、交通量が増加したことと横断するよしやぶ川の横断カ所両側が沈下した関係で、傷みが進んでいますので、舗装工事をお願いします。
市道11-1号線、クリーンセンター手前の開運橋から橋場公会堂の間です。現在、陥没やひび割れ、剥がれが発生しているので、全面的な舗装工事をお願いします。

市長市道11-150号線は、7月9日に、植木組柏崎支店と契約を締結しました。リケンの方から350メートルの区間の舗装改修を全幅で行います。残りの230メートルは令和2(2020)年度に何とか予算を都合したいと考えています。
市道11-1号線は、9月に発注の予定です。ただ、消雪パイプが真ん中にあるので片側ずつ舗装工事を行います。橋場公会堂側から東側215メートルを、今年度行います。西側は来年度行います。

倒壊危険家屋の撤去について

説明者:県道荒浜中田線に接している劔地内の空き家の作業場が倒壊寸前となっています。子どもたちの通学路になっており、瓦などの落下、倒壊の危険性を常に感じていますので、早急に対応をお願いします。下大新田地内の空き家ですが、地主は18年くらい前に亡くなっています。弟がいるのですが連絡が取れなくて困っています。連絡先などを市で調べることができますか。

市長劔地内の空き家は、平成25(2013)年から要望を出していただいています。所有者に毎年、指導書、助言書を送るとともに、訪問も行い所有者と直接話をしていますが、残念ながら対応していただけない状況です。今後も繰り返し話を行います。ネットの掛け替えについては確認させます。下大新田地内の空き家は、特定空家として認識していませんでしたが、今般、特定空家として登録しました。今後は、所有者に対して是正を行うように行政指導を行います。

国道八号バイパス事業により公会堂が移転新築を求められていることについて

説明者:市の補助も入れて概算費用を町内会で算出しましたが、かなりの不足額が生じ、住民の皆さんから負担していただく必要があります。住民負担を限りなくゼロに近づけるための知恵と方法をお願いします。現在の公会堂は8号線の脇にありますが、土地が約58坪、建物が20坪で、昭和51(1976)年に建設された古い建物です。土合町内会は現在130戸ありますが、多く入っても45人くらいしか入れません。新しい公会堂としては、その倍とはならないと思いますが、それに近づけたいと思っています。また、高台に八王子神社があるのですが、そこに建設して一部避難所として大いに活用したいと思っています。現在の考えでは、スムースにいって、これから5年後に完成できるのではないかと思っています。土合町内会として、現在、検討委員会をつくって、2カ月に1回くらい集まって積立方法を討議しているところです。

市長:公会堂の移転に関する支援制度ですが、まずバイパス計画範囲にかかる部分については、国が適正価格により土地買収および建物補償を行います。移転にはその土地買収費や建物補償費を充てていただき、不足する建築費に対して40パーセントの補助制度や低率の融資制度がありますので、市へご相談ください。
次に日程ですが、国の説明では、今年度は測量、来年度は設計、再来年度以降に用地測量と建物調査を実施して、順調に進めば令和4(2022)年度頃から用地や建物補償の交渉へ進めたいとのことです。なお、豊田橋から国道116号の分岐までは、4車線に拡幅する区間となり、車両を通しながらの拡幅工事となることから、少し時間がかかるかなと思いますが、うまくいけば5年の中でめどがつくのかなと思っています。

自由懇談

県道宮川鯨波線と市道11-4号線の交わる交差点について

参加者:5差路になっているところの歩道が、右から左に変わることから、道路を横断しなければなりませんが、子どもが立っていても車が止まってくれません。危険な状態なので、信号機を設置してもらえないでしょうか。

市長今この場で信号機を設置するとは言えませんので、確認させていただきます。

県道宮川鯨波線から吉井総合センターに行く道路について

参加者:吉井の総合センターは原発の災害時の避難所になっていますが、電柱が立っていて大型バスが入っていけません。電柱の移設をお願いします。

市長電柱の持ち主も含めて、現地を確認します。

山本1号線踏切から正明寺に抜ける道路について

参加者:県の事業と思いますが、旧佐藤医院までは拡張されたのですが、途中で工事が止まっていますので、計画通り進めていただきたい。

参加者:県議会議員遺跡が出たことに伴い設計変更を行っているところであると聞いています。地元に説明するように話をします。

バスの運賃割引制度と車の運転に対する安全装置補助について

参加者:10月から越後交通が割引制度を行うという話を聞いたのですが、その内容をお聞かせください。
年寄りの交通事故は、踏み間違い、あるいは急発進などが原因であり、こういったことを防ぐための安全装置があると聞いていますが、取り付けるのに市の補助はありますか。

市長割引制度は、越後交通ではなく市が行う制度です。10月1日から65歳以上の方々に対して、市内全路線バスで半額にします。今年度と来年度1年間は実施しますが、半額にしたのに利用者が伸び悩むということであれば半額にする意味がないので、違う方法を考えなければと思っています。
安全装置については、他の地域でもお話をいただきました。安全に資するものなのかも含めて考えながら、検討したいと考えています。

鯖石川改修について

参加者:改修がされて15年以上経っていますが、JRの鉄橋が旧態依然ということで、そのままになっています。県とJRに言うべきことですが、市も十分認識していただきJRに申し入れていただきたいと思います。

市長近々、夏の内にJR東日本新潟支社に話をする機会があるので話をします。

鯖石川の水門について

参加者:先般、津波警報が出ましたが、防災無線で海や川に近づかないでくださいと放送していました。いったい水門は誰が閉めることになっているのでしょうか。市の職員が来て行うのか、委託業者でしょうか。町内会もカギを預かっているので、町内の役員が行わなければならないのか、その辺が分からないので教えてください。

市長担当課に確認して、正確なところをお伝えしたいと思います。

東部児童クラブについて

参加者:東部児童クラブは、橋場公会堂の狭い中で、75人が利用しているということで、会場が狭く運動もできません。また、トイレも足りないということで、仮設トイレを敷地内に2基設置している状態です。手狭になっているので、考えていただきたいと思います。

市長場所も含めて、早々に考えます。

バスの運行について

参加者:市の補助金が1億5千万円であることや各路線のバスの利用状況など、市民の皆さんがどれほど理解しているのかが疑問です。これだけ税金を使っているが、もっと税金を使うのかなどの議論がなされていないと思います。バスをもっと多く運行し便利になれば、今よりもバスを使うかもしれませんが、車を止めてまで使う必要はないと思います。高齢者のことは別次元で考えればいいと思います。柏崎のバスの運行について、現状をもっと皆さんに理解してもらう工夫があってもいいのではないかというのが意見です。

市長バスの運行状況については、今の事情を機会を見て必ず市民の皆さんにお伝えし、もっと税金を投入してでもバスを充実させるのがいいのか、それとも別の方法を考えなければならないのかということを、市民の皆さんに問いかけさせていただきたいと思います。

よしやぶ川について

参加者:2年前の地域懇談会で、よしやぶ川の春日寄りの橋底が傷んでいることや土手がジャングルみたいになっていて人が入れないということをお話ししましたが、依然変わっていません。改良計画を教えてください。

市長よしやぶ川の改良は順次進めていますが、田塚から東長浜にかけて進めていますので、藤元町までは進んでいませんが、必ず進めていきます。どのくらいかかるかは、確認させてください。

介護施設の事故などについて

参加者:介護施設の事故、転落事故や転倒事故の件数を把握していますか。介護士が不足しているということで、一人で大勢を見ている状況なので、事故が起きるのではないかと思います。

市長市では事故の件数など把握をしています。介護士については、ご心配いただいているように非常に不足しています。特別養護老人ホームは、90床分空いていますが、人が足りないので入所いただけない状況です。90床を機能させるためには、全部の法人合わせて25人必要です。このごろは定年退職をされた方で、まだまだ元気という方が介護に携わっていらっしゃるので、皆さんからお声がけいただけたらと思っています。

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更新日:2020年01月31日