北条中学校区地域懇談会を8月3日に開催しました

北条地区の皆さんが、北条コミュニティセンターで地域からのテーマや自由懇談など、さまざま意見や要望を市長と語り合いました。

写真:マイクを持って話す市長
写真:マイクを持ち、立って話す参加者

日時

令和4(2022)年8月3日(水曜日)午後6時30分~7時55分

場所

北条コミュニティセンター

参加者数

30人

市の出席者

市長、総務課(課長、係長、主査)

懇談概要

市長の地域に関する施策の説明(市長)

「地球温暖化について」「新型コロナウイルス感染症の状況」「株式会社リケンと日本ピストンリング株式会社との経営統合」「旧北条北小学校跡地における太陽光発電事業」「北条中学校区の市の事業」等について説明しました。

地域からのテーマ

事前に提出されたテーマについて、市長が回答し、その後質疑を行いました。

説明者とは「地域からのテーマ」の趣旨を説明した方です。

北条地区の交通手段

説明者:北条地区の高齢化率は43.42%となり、免許証を返納する人がますます増えていく中、交通手段に困る人が多くいます。越後交通のバス、信越線の電車、親戚の自家用車、人材バンクの車等があるが、北条地区にはお店が無く、なかなか思うようにならないのが実情です。市でマイクロバスを用意して各集落を小刻みに回る交通手段を考えられないですか。

また、「にしやま号」の新方式が好評との報道がありましたが、運行状況の説明と北条地区にも導入できないか検討をお願いします。

市長:まず、西山町の地域内交通「にしやま号」ですが、今までは路線バスだったところ、利用者の少なさや利用勝手の悪さを踏まえ、家の前まで迎えにいける小さな車両にしました。オンデマンドという予約制のバスです。

すでに始めている米山町をモデルとし、西山地域のコミュニティから数十万円程度のご負担をいただいています。市も負担しながら、オンデマンド型のドアツードアの運行形態を新たに確保しました。利用状況は、今のところ、路線バス形態よりも上がっています。無料ではなく有料ですが、非常に皆さんから喜ばれています。

しかし、北条地区には、杉平線と宮平北線といった越後交通の路線バスがあり、これも大事です。もし、地域内交通のバスの利用勝手がよければ、越後交通から見れば、お客が奪われることになり、路線バスはやめさせてもらうという形になってしまうわけで、それも非常に困ります。なぜなら、北条地域のみならず、市内全域で何とか路線バスを止めないために越後交通に支払う補助金の総額は、年間で1億5千万円です。杉平線、宮平北線もやめないでいただきたいとお願いしているというのが正直なところです。

しかし、路線バスはいいから、とにかく地域の中だけで回るバスを優先してほしいということであれば、皆さんとご相談をさせていただきたいと考えます。

北条地区では、北条の人材バンクの皆さまが、市内で最初の福祉有償運送を難儀されながら運行しています。北条の人材バンクとの関係も含め、コミュニティで経費を負担してもいいということであれば、相談をさせていただきたいと考えています。

交通弱者を考えたバス運行

説明者:路線バスを南条にも走らせていただき、大変ありがたく思っています。先ほどの1億5千万円という数字も相当な努力をされていると推察します。

今、運行状況を見ますと、朝の7時台と夕方の5時台に上りと下りで運行していますが、中間帯の午後1時から3時までに上りと下りが集中しており、これでは市内に向かうこともできません。行きは電車で行って、帰りはバスで帰ってくる運行状況になっていると思いますが、それは小学生たちの送り迎えに関連しているからだと思います。こうなると、いろいろ補助をしても乗る方の人数は増えてこないと思っています。事情もあると思いますが、上りも下りも同じ時間帯にあっては、先細りで、利用者もいないのではないかと思います。その点を何とか、ご協力いただければとお願いします。

市長:バス路線でいうと宮平北線になるわけですが、お話があった昼間の時間帯の乗車状況は、なかなか厳しい数字が出ているところです。路線バスも残したい、地域の中のバス路線も何とか確保したい、人材バンクに頑張ってもらっているところも全部今までどおりということは、なかなか難しいと思っています。

西山も米山町も、路線バスをあきらめて、地域からご負担をいただいて、これまで積み重ねてきた部分があります。繰り返しになりますが、人材バンクの皆さんや路線バスとの兼ね合いも含め、ぜひご相談させていただきたいと思います。

可能性がゼロだと申し上げませんが、バス路線で一定数が乗っている通学バスでもあり、これを何としても確保しなければいけないことも私達の仕事です。子どもたちの登下校に合わせてという部分がベースになることは、ご理解いただきたいと思っています。

説明者:事情は十分承知しますが、今、午後1時、2時に柏崎に行く便があります。帰りも午後1時、2時の便になります。これは、柏崎に行けないということです。利用できないという状況にあります。そこを何とか考えてほしいということです。

市長:運行の時間帯を工夫できないか、越後交通にも検討していただきますが、私が知る限りでは、なかなか難しいというのが正直なところです。申し訳ございません。

地域住民が安全に通行できる道路への歩道設置

説明者:南条を通る県道252号線は県道ですので、市に直接権限がないことは承知していますが、働きかけをお願いしたいと思います。3年前、踏切から南条の半分ぐらいまで歩道ができあがりました。本当にありがとうございます。これで安心して歩けると思っていますが、残りの半分がまだ計画もない状況です。大変好都合なのですが、道が真っ直ぐ伸びており、この時速40キロ制限の住宅地の中を大変危ない走りをされている方も多くいます。何とか歩道を作ってもらえればと地域振興局とも話をしていますが、市からも働きかけをお願いします。

市長:新潟県に確認したところ、地元町内や市から歩道設置の要望があれば、事業化を検討すると返事をいただきました。改めて町内会、コミュニティ、市が一緒になって、県に事業化を要望したいと思いますので、よろしくお願いします。

県外から移住した人の、小中学生に制服等の購入援助について

説明者:柏崎市も移住者の受け入れを進めていますが、柏崎市を選んで来ていただいた方に全額援助できたら、移住の大きなアドバンテージになると思います。ぜひ、移住者に負担軽減になる対応の検討をお願いします。

市長:制服等の経費負担の軽減支援は、市民サービスの公平性の観点からありません。本市の移住者支援では、就職などで県外から移住した方へ5万円を支援する新生活応援補助金があります。さらに賃貸住宅家賃補助では最大で年間6万円、住宅取得補助ではお子さんお一人につき5万円を子育て世帯に加算させていただいています。また、移住者に限りませんが、住まい快適住宅リフォーム補助では、最大で30万円、3世代同居の場合は最大35万円の支援をさせていただいています。この他に、0歳から3歳までのお子さんに、年間一人1万円ずつ柏崎キッズスターチケットをお渡ししています。今回は、物価などが高くなったことを踏まえ、18歳までのお子さんがいるご家庭に、柏崎で登録しているお店で2万円ずつ使えるチケットを、8月下旬から配り始めます。そうしますと、0歳から3歳までのご家庭に関しては、今年度は3万円分のチケットを使っていただけることになります。4歳から18歳までの高校生までの方は、2万円分のチケットとして、子育ての応援をさせていただき、移住・定住のお子さんを抱えているご家庭も応援させていただきます。

自由懇談

「防災ラジオ」「企業誘致」「花火の打ち上げ、太陽光発電、国道8号バイパス」について懇談しました。

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更新日:2022年12月05日