柏崎刈羽原子力発電所の再稼動について(市長への手紙、令和元(2019)年11月公開)

手紙と回答の概要

お寄せいただいた内容の概要

市長は再稼動の条件として、1~5号機の具体的数字が入った廃炉計画と明言していました。

しかし東京電力が示した回答は再稼動有りきに基づいたがんじがらめのものでした。

原発から脱却するのが世界の主流です。

賢明な判断と対応を切に願います!

⇒手紙の全文は以下の「お寄せいただいた内容の全文」をご覧ください。

回答の概要

東京電力ホールディングス株式会社からの回答は、私が求めていたものからすれば、平均点にもまだ至りませんが、少なくともゼロ回答ではありません。

東京電力ホールディングス株式会社が、現段階で考え得る、できる限りの案を提示していただいたものと考えており、その姿勢は評価したいと考えています。

私は、さまざまな声に耳を傾けながらも、市長として市民の皆さんや柏崎市のこれからを考えて、より良い道を選択していかなければなりません。

皆さまから寄せられた声も踏まえ、さらなる条件の付与も考慮しつつ、私の評価・判断を見定めてまいります。

⇒回答の全文は以下の「回答の全文」をご覧ください。

手紙と回答の全文

お寄せいただいた手紙の内容と市からの回答を、個人が特定されないように編集した上で掲載しています。

お寄せいただいた内容の全文

兼ねてより、市長は再稼動の条件として、1~5号機の具体的数字が入った廃炉計画と明言していました。

しかし東京電力が示した回答は再稼動有りきに基づいたがんじがらめのものでした。

再稼働されて5年以内に廃炉が可能か検討する。

青森に新設する原発と銚子沖の海洋風力発電所が順調に稼動する事が条件である事、最も古い号機も40年の許容期間を過ぎても延長させる意向である事など、市長の意に反する意向ばかりです。

東京電力の言い分を要約すれば、再稼働され青森の新規原発と銚子沖の海洋風力発電所が順調に稼動されれば、廃炉を考える余地も有ります。

しかし基本的には1~5号機も大切な資産だから簡単に廃炉計画すら立てられませんと、解き明かしました。

具体的数字は夢のまた夢、東京電力の譲歩は皆無に等しいと思います!

少なくとも7割が反対する再稼働を容認すれば、民主主義はありません。

原発から脱却するのが世界の主流です。

賢明な判断と対応を切に願います!

回答の全文

お手紙拝見しました。

このたび〇〇様から柏崎刈羽原子力発電所の再稼働についてご意見をいただきました。

東京電力ホールディングス株式会社からの回答は、私が求めていたものからすれば、平均点にもまだ至りませんが、少なくともゼロ回答ではありません。

東京電力ホールディングス株式会社が、現段階で考え得る、できる限りの案を提示していただいたものと考えており、その姿勢は評価したいと考えています。
提出されたものが「6、7号機の再稼働有りき」ということですが、もともと柏崎刈羽原子力発電所6、7号機の再稼働を容認する条件の一つとして、1号機から5号機までの廃炉計画の提出を求めていた訳です。

しかし、廃炉の時期については再稼働前とも再稼働後とも限定をしていたわけではないので、6、7号機が再稼働した後としたことは、理解できるところです。

ただし、私はこれまでさまざまな場面において、何度も「私の頭の中に7基全てが動くことは想定していない」と申し上げてまいりました。

私のこの考え方は、東京電力ホールディングス株式会社も十分承知しているものと思いますので、6、7号機の再稼働後には、1基以上の廃炉は必ず行われるものと信じています。

廃炉に向かう時期については、当初、私が思い描いていた時期よりも遅くなったという感は否めませんが、確実に廃炉への道筋が開かれたものと考えています。

また、6、7号機の再稼働に向けては、東京電力ホールディングス株式会社には、まだいくつかのステップを踏んでいただかなければならないと考えています。

私は、さまざまな声に耳を傾けながらも、市長として市民の皆さんや柏崎市のこれからを考えて、より良い道を選択していかなければなりません。

皆さまから寄せられた声も踏まえ、さらなる条件の付与も考慮しつつ、私の評価・判断を見定めてまいります。

この記事に関するお問い合わせ先

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更新日:2020年01月31日