原発再稼働について(市長への手紙、令和元(2019)年11月公開)

手紙と回答の概要

お寄せいただいた内容の概要

議会傍聴者の話や各種報道を見ると、原発再稼働に関しての市長の考え方は再稼働有りきが前提になっているように感じる。

これは選挙前の公約に反すると思う。

⇒手紙の全文は以下の「お寄せいただいた内容の全文」をご覧ください。

回答の概要

私は市長選において、原子力発電所は、安全の確保を前提に当面の間は必要であるが、同時に徐々に確実に廃炉も行われるべきと申し上げました。

また、柏崎刈羽原子力発電所については、条件を付した上で6、7号機の再稼働を容認する考えを表明するとともに、これから確実に訪れる廃炉の時代に備えた技術者の養成や廃炉技術の産業化、そして新たな発電施設の検討を促すことを公約に掲げました。

現在においても、その考えは変わっていません。

⇒回答の全文は以下の「回答の全文」をご覧ください。

手紙と回答の全文

お寄せいただいた手紙の内容と市からの回答を、個人が特定されないように編集した上で掲載しています。

お寄せいただいた内容の全文

議会傍聴者の話や各種報道を見ると、原発再稼働に関しての市長の考え方は再稼働有りきが前提になっているように感じる。

これは選挙前の公約に反すると思う。

これでは次回は支持できない。

回答の全文

お手紙拝見しました。

このたび〇〇様から原発再稼働についてご意見をいただきました。

私は市長選において、原子力発電所は、安全の確保を前提に当面の間は必要であるが、同時に徐々に確実に廃炉も行われるべきと申し上げました。

また、柏崎刈羽原子力発電所については、条件を付した上で6、7号機の再稼働を容認する考えを表明するとともに、これから確実に訪れる廃炉の時代に備えた技術者の養成や廃炉技術の産業化、そして新たな発電施設の検討を促すことを公約に掲げました。

現在においても、その考えは変わっていません。

先般、私が東京電力ホールディングス株式会社に対して求めていた1~5号機の廃炉計画について、同社から回答が提出されたところです。

これについて、私は、議会の一般質問などにおいて申し上げましたが、当初求めていたものからすれば、平均点にも至っていませんが、少なくともゼロ回答ではないと考えています。

東京電力として現段階で考え得る、できる限りの案を提示していただいたもので、その姿勢は評価したいと考えています。

また、私はこれまでさまざまな場面で、何度も「私の頭の中で7基全てが動くことは想定していない」と申し上げてまいりました。

この考えは、東京電力も十分承知していると思いますし、そのことを全く無視した回答が出されたとは思いません。

むしろ今回初めて、東京電力が廃炉という言葉や柏崎市地域エネルギービジョンへの協力を回答文書の中に盛り込み、言及したことは、本市にとって大きな前進であると思っています。

その道筋が途絶えないよう、これを確実なものとしていくことこそが、柏崎市の未来のために、今取り組むべきことなのではないかと考えます。

今回の東京電力からの回答については、市民の皆さんから寄せられたご意見などを踏まえ、新たな条件を付けるかどうかも含め検討し、10月に東京電力に対し、私自身の評価、考えを伝える予定としています。

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更新日:2020年01月31日