常盤台雨水調整池について（市長への手紙、令和2（2020）年3月公開）

昨年の台風19号では堤防の131カ所で決壊した。

この土地は田んぼも作れないほどの地盤の弱い土地でした。

川の水圧が増した時、この所は決壊します。

今現在ポンプ2台で水は上がっていません。

幅5メートル道路をはさんで住宅の近くに雨水調整池を造る計画です。

堤防の強化、振動、騒音、土ほこり、地盤沈下、地下水など心配です。

具体的にどのようにされるのか教えてください。

⇒手紙の全文は以下の「お寄せいただいた内容の全文」をご覧ください。

この雨水調整池整備事業は、常盤台地区一帯の浸水被害解消を目的に、強制排水機能を持つポンプ2台と雨水を一時貯留する調整池を組み合わせて所定の降雨強度に対応するように計画したものです。

平成29（2017）年度にポンプを2台に増設しましたが、それ以降、現在まで、その排水能力を上回る降雨が無かったため、当地一帯では、浸水被害が発生していない状況ですが、雨水調整池を整備しなければ、ポンプのみでは対応することができません。

工事に際しては、基礎杭を打ち込まずに地盤に掘った穴にコンクリートを流し込んで設置するなど、極力振動や騒音を生じさせないような工法を計画しています。

また、地盤を掘り下げる際には、その範囲を鉄製の板（「鋼矢板」と言います。）を地中に押し込み、囲った上で、その中だけを掘削することとしています。

鋼矢板で外周地盤の強度を保ちながら掘削するため、周辺地盤が弱くなるということはなく、河川堤防が影響を受けることはありません。

昨年の説明会や回覧にて、事業の概要を町内の皆様に説明させていただきましたが、今年も具体的な工程が決まりましたら、改めて工事説明会を開催することとしています。

⇒回答の全文は以下の「回答の全文」をご覧ください。

お寄せいただいた手紙の内容と市からの回答を、個人が特定されないように編集した上で掲載しています。

昨年の台風19号では堤防の131カ所で決壊した。

この時、堤防の高さより幅の強化が必要と言われた。

しかし今回の調整池では8メートル以上掘り下げようとしている。

この土地は田んぼも作れないほどの地盤の弱い土地でした。

川も蛇行している。

川の水圧が増した時、この所は決壊します。

常盤台だけでなく広範囲にたくさんの犠牲者が出ると考えられます。

特に夜間でしたら非常に危険です。

まだ間に合います。

今現在ポンプ2台で水は上がっていません。

幅5メートル道路をはさんで住宅の近くに雨水調整池を造る計画です。

大きな桜の木を伐り、深く掘って杭を打つなど、かなり大きな衝撃があるでしょう。

堤防の強化、振動、騒音、土ほこり、地盤沈下、地下水など心配です。

具体的にどのようにされるのか教えてください。

余りにも振動がひどい場合には、工事を中止させていただきます。

お手紙拝見しました。

このたびは、常盤台調整池の建設について、〇〇様にご心配をおかけし、申し訳ございません。

この雨水調整池整備事業は、常盤台地区一帯の浸水被害解消を目的に、強制排水機能を持つポンプ2台と雨水を一時貯留する調整池を組み合わせて所定の降雨強度に対応するように計画したものです。

平成29（2017）年度にポンプを2台に増設しましたが、それ以降、現在まで、その排水能力を上回る降雨が無かったため、当地一帯では、浸水被害が発生していない状況です。

しかしながら、異常気象による豪雨に対応するためにも、雨水調整池を整備しなければ、ポンプのみでは対応することができません。

工事に際しては、基礎杭を打ち込まずに地盤に掘った穴にコンクリートを流し込んで設置するなど、極力振動や騒音を生じさせないような工法を計画しています。

また、地盤を掘り下げる際には、その範囲を鉄製の板（「鋼矢板」と言います。）を地中に押し込み、囲った上で、その中だけを掘削することとしています。

鋼矢板で外周地盤の強度を保ちながら掘削するため、周辺地盤が弱くなるということはなく、河川堤防が影響を受けることはありません。

昨年の説明会や回覧にて、事業の概要を町内の皆様に説明させていただきましたが、今年も具体的な工程が決まりましたら、改めて工事説明会を開催することとしています。

また、頂いたご意見を工事業者とも共有し、施工に生かしていきます。

〇〇様を始め、町内の皆様には、ご負担、ご心配をおかけして申し訳ございませんが、近年頻発する降雨災害に対応するため、何卒ご理解、ご了解を賜りますようお願い申し上げます。