使用済核燃料税の累進課税化(市長への手紙、令和2(2020)年4月公開)

手紙と回答の概要

お寄せいただいた内容の概要

福島の地震から9年になりますが原発の地震対策は十分だから何時でも再稼働できると東電は自信を持っているようですが、何回も申し上げていますが原発は稼働から40年で廃炉と決めていたのに何故、中古炉を再稼働するのでしょうか?

日本中の原発は廃炉に向かっているのに東電は藁にもすがる!お気持ちなのでしょうか?

柏崎市の財政が苦しいのでとお考えですか?

それとも? 今、柏崎市に大切なことは原発を廃炉にして、雇用を増やして旅館、食堂などを潤い良くしなければおそらく柏崎市は衰退します。

 

⇒手紙の全文は以下の「お寄せいただいた内容の全文」をご覧ください。

回答の概要

使用済核燃料税の経年累進課税化は、「柏崎に使用済核燃料を長くとどめさせない」という本市の意思を示すものです。

これは、東京電力ホールディングス株式会社のみならず、国に対する強いメッセージであります。

使用済核燃料の保管にもリスクが伴うわけで、これに対する市民の不安の解消を図らなければならないと考えます。

使用済核燃料の発電所構内での長期保管が、このまま常態化してしまうのではないかという不安や疑念を抱いている市民も少なくありません。

私としては、そうした市民の声を無視することはできません。

市民の安全・安心の向上のためにも、なんとしても今の正常ではない状態を解消しなければなりません。

国に対しても自らの責任を果たすよう、引き続き求めてまいります。

 

⇒回答の全文は以下の「回答の全文」をご覧ください。

手紙と回答の全文

お寄せいただいた手紙の内容と市からの回答を、個人が特定されないように編集した上で掲載しています。

お寄せいただいた内容の全文

2020年1月8日再稼働の条件に累進課税、使用済核燃料税の経年累進課税化への合意とありますが、市長は東電にお金を要求していますが、本心が掴めません。

お金でこれからの原発に関して住民の不安感がぬぐえません。

福島の地震から9年になりますが原発の地震対策は十分だから何時でも再稼働できると東電は自信を持っているようですが、何回も申し上げていますが原発は稼働から40年で廃炉と決めていたのに何故、中古炉を再稼働するのでしょうか?

日本中の原発は廃炉に向かっているのに東電は藁にもすがる!お気持ちなのでしょうか?

柏崎市の財政が苦しいのでとお考えですか?

それとも? 今、柏崎市に大切なことは原発を廃炉にして、雇用を増やして旅館、食堂などを潤い良くしなければおそらく柏崎市は衰退します。

東電に質問を投げかけて時間稼ぎしていては前に進めません。

東電とキャッチボールばかりしても試合は続行できません。

よ~く考えてください。

回答の全文

お手紙拝見しました。

このたび〇〇様から使用済核燃料税の経年累進課税化についてご意見をいただきました。

使用済核燃料税の経年累進課税化は、「柏崎に使用済核燃料を長くとどめさせない」という本市の意思を示すものです。

これは、東京電力ホールディングス株式会社のみならず、国に対する強いメッセージであります。

使用済核燃料の処理・処分が一向に進まず、発電所全体の管理容量の約81パーセントもの使用済核燃料が、発電所構内の燃料プールの中で、長い間保管されている現状は、明らかに正常な状態ではないと言えます。

使用済核燃料の保管にもリスクが伴うわけで、これに対する市民の不安の解消を図らなければならないと考えます。

国の核燃料サイクル政策が行き詰っているからといって、私たちが今の正常ではない状態をこのまま黙認し、受け入れるという理由にはなりません。

使用済核燃料の発電所構内での長期保管が、このまま常態化してしまうのではないかという不安や疑念を抱いている市民も少なくありません。

私としては、そうした市民の声を無視することはできません。

市民の安全・安心の向上のためにも、なんとしても今の正常ではない状態を解消しなければなりません。

使用済核燃料税の経年累進課税化は、東京電力にも、国にも、「柏崎に使用済核燃料を長くとどめさせない」という私たちの強いメッセージを伝えることができると考えています。

国に対しても自らの責任を果たすよう、引き続き求めてまいります。

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更新日:2020年04月16日