原発再稼働について（市長への手紙、令和3（2021）年2月公開）

手紙と回答の概要

お寄せいただいた内容の概要

今日（1月10日）、柏崎は大雪で至るところで通行止めや渋滞が発生しています。

もし今日、原発で事故が発生したらどうなるのでしょう。
想定外で済ませますか？

多くの市民が逃げ遅れて大変なことになりますが…。

それでも原発を再稼働しなくてはいけませんか。

ありとあらゆる状況を考え抜いていただき、本当に原発を再稼働していいのか判断してください。

どうか市民の命を守ってください。

⇒手紙の全文は以下の「お寄せいただいた内容の全文」をご覧ください。

回答の概要

このような大雪の状況下で原子力災害が発生した場合の広域避難については、県及び国への応援要請、自衛隊の派遣要請を行い、あらゆる手段を用いて避難を行うこととしています。

柏崎刈羽原子力発電所7号機の再稼働につきましては、県のいわゆる「三つの検証」、市民の負託を受けた市議会での議論を見極めた上で、最終判断をいたしますが、何よりも福島のような事故を二度と起こさないこと、そして、万が一事故が起こった場合でも市民の皆さまが適切に対処できる体制を備えておくことを、原子力事業者と国に求めていく必要があります。

今豪雪の状況についても、改めて国に説明し、要望をしてまいりたいと考えております。

市といたしましても、引き続き、市民の皆さまの生命や財産を守るために取り組むべきことを着実に行ってまいります。

⇒回答の全文は以下の「回答の全文」をご覧ください。

手紙と回答の全文

お寄せいただいた手紙の内容と市からの回答を、個人が特定されないように編集した上で掲載しています。

お寄せいただいた内容の全文

今日（1月10日）、柏崎は大雪で至るところで通行止めや渋滞が発生しています。
国道然り高速道然り。

もし今日、原発で事故が発生したらどうなるのでしょう。
想定外で済ませますか？

多くの市民が逃げ遅れて大変なことになりますが…。

それでも原発を再稼働しなくてはいけませんか。

市民の命と経済、どちらが大切と市長はお考えですか？

ほとんどありえない状況までいちいち考えていられません、ということですか？

東北大震災での原発事故も、想定外で済まされてしまいましたが、今後はそうはいきません。
ありとあらゆる状況を考え抜いていただき、本当に原発を再稼働していいのか判断してください。

どうか市民の命を守ってください。

回答の全文

今般の大雪では、災害救助法が適用されるほどの積雪量になったため、全市において交通渋滞などが発生し、大変ご不便をおかけしました。

陸上自衛隊の部隊に災害派遣の要請を行い、市内の高齢者施設などにおける除排雪作業などを実施したところですが、このような大雪の状況下で原子力災害が発生した場合の広域避難については、県及び国への応援要請、自衛隊の派遣要請を行い、あらゆる手段を用いて避難を行うこととしています。

これまでも、国に対しては、前任期就任直後、平成29（2017）年より、避難道路や除雪体制の整備による避難経路の確保と実効性ある避難計画を、国の責任において実現してもらいたいと申し上げてまいりました。

国においても、国道8号線バイパスの進捗や、避難円滑化モデル事業の採択など、一定の前進を見ております。

今豪雪の状況についても、改めて国に説明し、要望をしてまいりたいと考えております。

市といたしましても、引き続き、市民の皆さまの生命や財産を守るために取り組むべきことを着実に行ってまいります。

この記事に関するお問い合わせ先

総合企画部総務課総務係

〒945-8511
新潟県柏崎市日石町2番1号市役所本館3階
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