土砂災害特別警戒区域についての対応（市長への手紙、平成30年5月公開）

私が所有する住宅は、土砂災害特別警戒区域に色分けされています。

人の話によると、山に亀裂があるようです。

雨が降ると、山に降った雨が、湧き水のようにいきおいよく水が流れ出すようです。

時々地鳴りのような、『ゴゴゴゴ』という音と振動を聞いた事もありますが、地鳴りなのか山がずれた音なのか、確証はありません。

裏山は市の所有地ではなく、個人の所有地のようです。

市役所の管轄ではないかもしれませんが、設置して地鳴りのような音を探知して記録できる媒体を土砂災害区域に設置すれば、地鳴りを把握でき、危険予測に繋がるのではないでしょうか。

今後、土砂災害対策や、土砂災害警戒区域や、特別警戒区域に住む住人への、防壁の対策など、何かしら行う事は可能なのでしょうか。

土砂災害警戒区域の、何かしらの対策や調査など、所有者が市や国の土地で無いとしても、市としても、何かしら目を向けてほしいと思いました。

⇒手紙の全文は以下の「お寄せいただいた内容の全文」をご覧ください。

職員が現地に行き、山の亀裂や湧水の状況や地鳴りに関して近隣の方から聞き取りを行いました。

「亀裂や湧水は以前からの状況と変わらない」「地鳴りについては認識がない」ことについて報告を受けました。

個人所有の斜面に対し、市独自の事業は無く、県の事業も採択要件に達しないことから、現状では斜面崩壊防止施設の整備はできません。

土砂災害警戒区域や土砂災害特別警戒区域のうち急傾斜地は、斜面が崩落した場合に、生命・財産に被害が及ぶ危険性を周知するために指定するものです。

「土砂災害ハザードマップ」を作成し、土砂災害の発生する恐れがある箇所や災害時に避難する場所をお知らせしています。

土砂災害から身を守るために「日頃からの備え」と「早めの避難」を、心掛けいただきますようお願いします。

⇒回答の全文は以下の「回答の全文」をご覧ください。

お寄せいただいた手紙の内容と市からの回答を、個人が特定されないように編集した上で掲載しています。

柏崎市市長 桜井様

大分県で起きた土砂災害の件があり、この度、市長への手紙を書きました。

私が所有する住宅のある、〇〇地域の山にも、土砂災害警戒区域や特別警戒区域があります。

私が所有する住宅は、土砂災害特別警戒区域に色分けされています。

村の人の話によると、山に亀裂があるようです。

雨が降ると、山に降った雨が、湧き水のようにいきおいよく水が流れ出すようです。

また〇〇地域は、〇〇ダムがあり、年間降水量もとても多いところのようです。

あと時々地鳴りのような、『ゴゴゴゴ』という音と振動を聞いた事もありますが、地鳴りなのか山がずれた音なのか、確証はありません。

大分の土砂崩れのような高い山ではありませんが、この度の事故で心配しています。

〇〇でも過去に何回か裏山の事で市役所に相談に行ったとも聞きました。

柏崎市として、大分県の土砂災害をふまえ、今後、土砂災害対策や、土砂災害警戒区域や、特別警戒区域に住む住人への、防壁の対策など、税金面で難しいかもしれませんが、何かしら行う事は可能なのでしょうか。

前の住人の方も、土砂災害の懸念の理由に引っ越されたようですが、裏山が市の所有地でしたら、対策もとっていただけるかもしれませんが、裏山は市の所有地ではなく、個人の所有地のようです。

土砂災害の前に、地鳴りがあるとの証言がありますが、四六時中裏山に耳をすましているのは不可能です。

市役所の管轄ではないかもしれませんが、設置して地鳴りのような音を探知して記録できる媒体を土砂災害区域に設置すれば、地鳴りを把握でき、危険予測に繋がるのではないでしょうか。

土砂災害警戒区域のその後の、何かしらの対策や調査など、所有者が市や国の土地で無いとしても、市としても、何かしら目を向けてほしいと思いました。

お手紙拝見しました。

このたび〇〇様から、土砂災害特別警戒区域の対応について、ご要望をいただきました。

早速、職員が現地に行き、山の亀裂や湧水の状況や地鳴りに関して近隣の方から聞き取りを行いました。

「亀裂や湧水は以前からの状況と変わらない」「地鳴りについては認識がない」ことについて報告を受けました。

〇〇様が、ご心配されている個人所有の斜面に対し、市独自の事業は無く、県の事業も採択要件に達しないことから、現状では斜面崩壊防止施設の整備はできません。

土砂災害警戒区域や土砂災害特別警戒区域のうち急傾斜地は、斜面が崩落した場合に、生命・財産に被害が及ぶ危険性を周知するために指定するものです。

市内には、土砂災害特別警戒区域が多数あることから、「土砂災害ハザードマップ」を作成し、土砂災害の発生する恐れがある箇所や災害時に避難する場所をお知らせしています。

〇〇様におかれましても、土砂災害から身を守るために「日頃からの備え」と「早めの避難」を、心掛けいただきますようお願いします。