子どもたちが遊ぶ元気館について(市長への手紙、平成30年4月公開)
手紙と回答の概要
お寄せいただいた内容の概要
先日、元気館を訪れました。そこで驚いたことが3つありました。
まず1つ目は、子どもたちが遊ぶ入ってすぐの遊具のある広場に、靴とはだしの堺がないことでした。
大変不衛生ですし、病気ももらってしまいます。靴を脱ぐというのも暗黙の了解のようで、ここで靴を脱いでという人もいませんし、靴のまま歩いている人もいました。
2つ目は、子どもの遊ぶスペースが区切ってなく、外への自動ドアへも自由に行ってしまえることです。
子ども一人で外へ出ても気づかれず、目の前の車道へ出てしまい命を落としてから親が気づくという最悪の事態も起こりうるなと容易に想像ができました。
3つ目は、子どもたちが遊ぶスペース(広場も、奥のフローリングのところも)に職員が一人も就いておらず、誰も見ていないことでした。
元気館の職員さんは、お仕事が忙しいのでしょうが、皆さんパソコンに向かい子どもたちの方を見ている人は一人もおらず、出入り自由の元気館は知らない大人が子どもに声をかけるのはとても簡単です。
子どもたちの貴重な遊び場である元気館を安全で衛生的で、子ども同士、親同士が関わりあえる空間にしてください。
⇒手紙の全文は以下の「お寄せいただいた内容の全文」をご覧ください。
回答の概要
元気館は、保健と福祉の複合施設として、どなたでもご利用いただける設えになっています。
子どもから大人まで、年齢や障がいの有無に関係なく、楽しく交流できるスペースとして、公園の芝生広場のようにご利用いただくことをイメージしています。
小さなお子さんに特化した施設ではないため、土足でも利用できるようになっています。
子どもたちが遊ぶスペースを区切っていないことや職員が出入り口に就いていないことは、誰もが利用できるスペースとして制限をしていないことによるものです。
特に、小さなお子さんは、保護者の責任で利用いただいています。
ホールの奥には、「ジャングルキッズ」という主に就園前のお子さんとその保護者を対象とした交流の場があります。
こちらは、ハイハイするお子様連れの方にも安心して過ごしていただけるよう、土足禁止としています。
元気館には、同様の意見もいただいています。
しかしながら、車いすの方や他の利用者のこともありますので、今しばらくは、このまま運営していきたいと考えています。
⇒回答の全文は以下の「回答の全文」をご覧ください。
手紙と回答の全文
お寄せいただいた手紙の内容と市からの回答を、個人が特定されないように編集した上で掲載しています。
お寄せいただいた内容の全文
櫻井市長様
こんにちは。
私は生まれも育ちもずっと柏崎で、平成〇年に男の子を出産しました〇才の女性です。
去年、主人の転勤に伴い初めて柏崎市を出て、赤ちゃんを連れ隣りの〇〇市に引っ越しました。
先日、柏崎の実家に里帰りをした際、子どもも一歳になったので、じぃじとばぁばと一緒に歩行器を使ってみようと元気館を訪れました。
そこで驚いたことが3つありました。
まず1つ目は、子どもたちが遊ぶ入ってすぐの遊具のある広場に、靴とはだしの堺がないことでした。
うちの子は、まだハイハイの時期でしたので、大人たちが靴で歩くところをハイハイし、赤ちゃんなので平気で指を口に入れます。
もちろん大変不衛生ですし、病気ももらってしまいます。靴を脱ぐというのも暗黙の了解のようで、ここで靴を脱いでという人もいませんし、靴のまま歩いている人もいました。
2つ目は、子どもの遊ぶスペースが区切ってなく、外への自動ドアへも自由に行ってしまえることです。
歩ける子で、まだ物事をよくわからない子は、自動ドアの方へ歩いて行ってしまい親がやめるという光景が見られました。
この様子では、子ども一人で外へ出ても気づかれず、目の前の車道へ出てしまい命を落としてから親が気づくという最悪の事態も起こりうるであろうなと容易に想像ができました。
最後3つ目は、子どもたちが遊ぶスペース(広場も、奥のフローリングのところも)に職員が一人も就いておらず、誰も見ていないことでした。
これには一番驚きました。
元気館の職員さんは、もちろんお仕事が忙しいのでしょうが、皆さんパソコンに向かい子どもたちの方を見ている人は一人もおらず、出入り自由の元気館は知らない大人が子どもに声をかけるのはとても簡単です。
現に、親同士で話し込んでいて、見ず知らずの私と遊んでいた子が私の手を引いて、壁の裏の見えないところに行っても、その子の親も職員さんも声をかけてくることはありませんでした。
親同士も子どもを見ず放置で、見ず知らずの私に子どもの相手を任せっきり。数人でテーブルで話したり、スマホをしたりしていました。
そのときに「この子がこのまま奥のトイレに連れ込まれて、何かされたとしても、誰も気づかないのだろうな」と思い、もしそれが自分の子どもだったらと考えたらぞっとしました。
櫻井市長様は〇〇市のこどもセンターをご存じでしょうか?
〇〇市のこどもセンターでは、子どもたちが遊ぶスペースは完全に区切られており、入り口には職員さんが必ず立ち、いつに誰と何歳の子が来たかをチェックします。
また、自動ドアは高い位置のボタンを押さないと開かないようになっているため、親と一緒でなければ出ることはできません。
そして、遊具やおもちゃ、食事のテーブルも一定時間で消毒するため、衛生的に遊ぶことができます。
何より大切なことは、一人で遊んでいる子どもには職員さんが声をかけ、親とはぐれていないかを確認します。
そのことにより、親は子どもを一人きりにすることなく、親同士も関わり会話をし、職員さんとも顔見知りになっていくので、より安全な遊び場となっています。
私は、主人の転勤で柏崎に戻る可能性があります。そのとき、この元気館で子どもを遊ばせるのは本当に嫌だと思いました。
でも、私は生まれ育った柏崎が好きです。子どもも、じぃじとばぁばがいる柏崎が大好きです。
塾を経営されている櫻井市長様なら、子どもたちの大切さはよくお分かりと思い、お願い申し上げます。
子どもたちの貴重な遊び場である元気館を安全で衛生的で、子ども同士、親同士が関わりあえる空間にしてください。
〇〇市に引っ越し、〇〇市の子育てのしやすさが身に染みています。そして、市外へ移ったことにより柏崎市の子育てのしづらさがよくわかりました。
また柏崎へ引っ越してきた際、ここで子どもを生み育てたいと思える場所にしていただきたいと心から願います。
参考までに、職員さんたちには、〇〇県教育委員長の〇〇さんの講演を聞いていただければ、子どもたちとの関わり方や大切さが伝わると思います。
また、櫻井市長様には一度、〇〇市民プラザと〇〇プラザのこどもセンターを視察していただきたくお願い申し上げます。
一女性の意見ではございますが、お耳を傾けていただければ幸いです。
また、今は市外に在住ですが、市長様の回答をお聞きできればと思います。
よろしくお願いいたします。
回答の全文
お手紙拝見しました。
〇〇様が帰省された際、元気館をご利用いただき、ありがとうございました。
このたびは〇〇様から、元気館に関するご意見をいただきました。
元気館は、保健と福祉の複合施設として、どなたでもご利用いただける設えになっています。
1回のホールは、障がい者デイサービスセンターを利用される方や健康推進課・子育て支援センター(4月から子育て支援課)の窓口にお越しいただく方のスペースになっています。
また、健康に関するイベントや健診の受け付け会場としても利用しています。
子どもから大人まで、年齢や障がいの有無に関係なく、楽しく交流できるスペースとして、公園の芝生広場のようにご利用いただくことをイメージしています。
小さなお子さんに特化した施設ではないため、土足でも利用できるようになっています。
子どもたちが遊ぶスペースを区切っていないことや職員が出入り口に就いていないことは、誰もが利用できるスペースとして制限をしていないことによるものです。
特に、小さなお子さんは、保護者の責任で利用いただいています。
ホールの奥には、「ジャングルキッズ」という主に就園前のお子さんとその保護者を対象とした交流の場があります。
こちらは、ハイハイするお子様連れの方にも安心して過ごしていただけるよう、土足禁止としています。
元気館には、小さなお子さんとその保護者の方に遊びに来ていただいており、〇〇様と同様の意見もいただいています。
しかしながら、車いすの方や他の利用者のこともありますので、今しばらくは、このまま運営していきたいと考えています。
〇〇市のこどもセンターには、今年1月に子育て支援を担当する職員が視察に伺い、子どもと保護者が自由に過ごせる安全な施設であったと聞いています。
柏崎市では、保育園や幼稚園に、就園前のお子さんとその保護者が安心して遊びながら交流できる「子育て支援室」を20カ所併設しています。
ここでは、専任の職員が常駐していますので、ぜひご利用ください。
〇〇様には、生まれ育った柏崎を気に掛けていただき、大変うれしく思います。
柏崎に住んでいる方はもちろん、〇〇様のように市外に転出された方々に誇りを持っていただける元気な柏崎にしていきます。
この記事に関するお問い合わせ先
総合企画部 総務課 総務係
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電話:0257-21-2330/ファクス:0257-22-5904
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更新日:2020年01月31日